29.05.27 古 本 NO.1538
村田英雄の「おまえ」という歌に「9尺2間はふりだしで・・・・」というのがあります。
9尺2間と言えば2.7mX3.6mつまり6畳一間ということです。
私が28歳で結婚した時の借家の間取りは、この9尺2間に2畳の間・とそれぞれ畳半畳ほ
どのトイレ・キッチン・玄関があるだけの20平米そこそこの極小住宅でしたから、家具も家
財も置くスペースがありませんでした。
それでも、それまでに読んだ本がそこそこありましたので、結婚すると人間が住むスペース
もなくなったために、泣く泣く愛蔵書を処分しなければなりませんでした。
給料が3万円未満だったころ、その本の売却金は6万円もありました。
その後は住宅出生双六のように公団に入り・ローンでマイホームを購入し、少しずつ広い家
に住むようになって、幸い今ではやっと子供も出て行きましたから、夫婦2人で145平米の
家に住んでいます。
でも、これだけの広い家なのにゴミ屋敷さながらで、余ったスペースは全くありません。
そのため10年に一度くらいの割合で「本」を処分しているのですが、先般処分した本は段
ボール箱10箱あったのに、売価はたったの3500円古本というと字が小さいし・10年も経
つと紙質も変色して読みずらくなりますが、なんでこんなに古本の値段が下がってしまった
のでしょうか?