あきしの風~波多之國めぐり

四国西南端に位置する幡多周辺の情報を発信&日記など発信
都会生活に慣れた人達にはものすご~く退屈な場所です

『トベラ』の赤い種子

2021年11月02日 | 幡多の草花たち
岩手県以南の太平洋岸、新潟県以南の日本海岸沿い
四国、九州及び沖縄に自生するトベラ科トベラ属の常緑低木
葉は潮風に強く海の近くにはえる高さ2~3mで雌雄異株
果実は径1.5cmほどの球形の蒴果で黄色く熟すと3裂し
赤い粘り気のある種子が多数出てくる

開花は4~6月 花言葉は「慈しみ」など
花は白から黄色に変化するという特徴を持ち、花を楽しむよりは道路沿いの緑化に
海沿いの地域ではヒイラギ代わりに
節分や大晦日の厄除けに使うことでも知られ
節分にイワシの頭などとともに魔よけとして戸口に掲げられたため
扉の木と呼ばれ、これがなまってトベラという名になったとされる

日当たりがよく水はけと水保ちがよい場所を好み、乾燥を嫌う
栽培は容易ですが、暖地性の植物なので寒冷地には向かないようです

小鳥が好んで食べるようだが、この赤い色に惹かれているのかも?
種子は粘着性があり、くちばしにくっついて新天地へと運んでもらう
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11月2日(火)寒くなってきていたけど、ここ数日は25℃近くまでに
この先、一週間も20℃以上あり、冬の季節は何処へやら(笑)