あきしの風~波多之國めぐり

四国西南端に位置する幡多周辺の情報を発信&日記など発信
都会生活に慣れた人達にはものすご~く退屈な場所です

花紀行~ツメレンゲ(爪蓮華)

2023年10月28日 | 幡多の草花たち
冬の風物詩「ダルマ夕日」を見に行って偶然見つけた「ツメレンゲ」の花
その時以来、このように群生して生育している場所を周辺では見た事がない
「ツメレンゲ(爪蓮華)」はベンケイソウ科イワレンゲ属に分類される多年生の多肉植物
乾燥した岩だらけの場所が生息地であり、その岩の隙間に根を下ろして群生する
10-11月に伸長したロゼットの中央軸が伸び上がって高さ10~30cmの花穂を塔状に立て
多数の花を円錐状に群生させて花弁5枚では披針形で白色、葯は赤く、花弁に映える
日本国内は関東以西の本州、四国、九州に、日本国外では朝鮮半島、中国に分布する
年々個体数を減少させており、分布域内でも生息地は局所的で準絶滅危惧種
ただし、生息に適した場所ではしばしば盛大な群落を目にすることもある
この場所も生息にいい環境だったのかもしれない 
落石防護柵の間から伸びてきた
花が咲くにはちょっと早すぎましたね
もう少しすると伸びた花茎に小さな白い花がいっぱい咲きます
花言葉は「幸福」「誠実」等々
来月、ダルマ夕日を見に行った時に花も見る事が出来ると思います
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10月(神無月)もあっという間に過ぎて、後4日で神様も戻ってくる(笑)
四国の紅葉の名所もぼちぼち色付き始めてきた
人に会うと最初の一言が「寒いねぇ」となるのももうすぐですね