車免許証の返上時機は

今日美容院でのこと。
お歳のころ８０歳はゆうに越していると思われる杖を持ったおばあさんがいらした。
私より先に出来上がり会計をすませ美容師さんに付き添われ外に出て間もなく、
道路の方から軽くボン！となにかぶつけたような音がした。

大きな音ではなかったので誰も不審には思わなかった。

付き添っていた美容師さんが言うには、ご主人が車で迎えに来ていて
バックした際縁石にぶつけ後ろがペコンと凹んだのだそうだ。

「大丈夫ですか」と声をかけたら「大丈夫、大丈夫」と行ってしまったと。
あのおばあさんのご主人ならさらに高齢のはず、危ないね、無事に家に着いたかしら。

免許返上は返し時が難しいとよく聞く。
自分の頭脳や技術が衰えたとは認めたくないものだ。

昨年の冬、眼科に入院したとき隣のベッドの方から聞いた話。
８０歳を過ぎたご主人が近所の家の門に車をぶつけて壊し本人だけ家に帰って来た。
車も門も壊れているのに「俺はぶつけてなんかいない」と言い張ったという。
娘さんたちに説得され運転を止めたと話された。

ところで家の夫殿の車だけど、何気なく車体の後ろを見たら左右に２箇所の凹みと
こすった後がある
どうしたのかと聞いたら、薄暗くなって帰って来たときにバックで梅ノ木と
別のとき門柱に軽くこすったと言った。

後１０年運転したらおとなしく返上するだろうか。


　　　　せせらぎ小道のハナミズキ　木によって紅葉もいろいろ