筍の季節に思い出すこと

お店で新鮮な土のついた筍を見ると買わずにいられない。
今日も今日とて福岡産の小振りなのを買って来た。
半生の鰊と蒲鉾、人参、牛蒡と煮た。
調味料に塩糀を少々いれたら味アップ！　美味しい。　

筍の季節になると必ず思い出すことがある。
結婚して埼玉に住んでいた頃のこと、住まいは開発されたばかりの新興住宅地だった。
近辺にはまだ雑木林や原っぱなどがあちこちに残っていた。

あるとき散歩の途中で竹林に立派な筍がにょきにょき生えているのを見た。
育った所は街中だったのでそれまで竹林など見たことがなかった。

連休には里帰りするのでこれを取ってお土産にしよう。
ベビーカーにまだ２歳くらいだった娘を乗せて夫はシャベルを持って手ごろなのを
２、３本掘ってきた。
誰にも出会わなかった。

翌年また同じ時季に今年も筍を掘って実家に持っていこうと同じ場所に行き、
２、３本取って帰ろうとしたとき、敷地に軽トラックが止まっているのを見た。
小父さんがこちらを見ている。
そこではじめて気がついた！　
自然に生えているのではなく竹林には持ち主がいるのだと。

咄嗟に、謝りもせずベビーカーを押して逃げた

筍泥棒を、子連れの若い夫婦だからと見逃してくれたのでしょうね。
今思い出しても恥ずかしいし馬鹿なことをした思う。

いまさら懺悔です

　　　　　　

　　　　　一昨日フジテレビで買ったサザエさん人形焼き。
　　　　　　　　　　　波平さんを一個食べた。