元気って貰えるもの？

オリンピックに高校野球、暑い夏の喧騒も終った。
青森の光星学院は今日の決勝で大阪桐蔭に敗れ、悲願の優勝旗はなかなか
東北には持ち帰れない。

決勝戦まで残り戦った光星学院になんの恨みもないけど、
選手は１名だけ青森の子であとは他県出身ってのはどうなの？　
プロ野球じゃないんだから。
（越境野球留学しないと甲子園に出られないのもわからないではない。）

青森の地元でインタビューに答えて「ここまでがんばって、観ていて
元気もらいました」

この「元気もらった」って表現にとても違和感を覚えるのは私だけかしら。
オリンピックでメダルを取ればあっちでもこっちでも「元気もらった」ばっかり。

スポーツに限らず３・１１の大震災や福島県の放射能被害の被災地に来てもそう。
歌ったり踊ったりして見舞う歌手や俳優や有名人にも「元気もらった」って。
果ては皇室の方々のお見舞いにまで「元気もらった」なんて涙ぐむ。


私のいちゃもんつけかもしれないけど元気はもらえるものではないでしょう。
「元気をもらった」方々、悪しからず。ごめんなさい。

　　　　　３４度の日中の空も夕方になると一天俄かにかき曇り　　
　　　　　　　
　　　　　　　

　　　　　あっつう～～　死んだふり猫