銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

鬼畜ダワー、(若い人の言葉)、ちょこっと、改稿

2010-05-10 22:06:46 | Weblog
 元気な日には電車の中でも一仕事するのですが、寝不足だったりして、元気がない日には、何もしないで、ぼんやりと一時間座っています。そんな私の耳に意外な話が右側から聞こえてきました。

 「電話が男の子の友人二人から家用の固定電話と、自分用の携帯に同時に、かかってきて、それを、当の二人の男の子、(または、男の人)自身が、どう思うかなあって、ねえ・・・・」「鬼畜だわー」とか何とか。

 ちょっと驚いてしまったのは、会話を交わしている二人の女の子の、親しさの程度が、楽しすぎるぐらい弾んでいることです。日本語で、これほど、すばやい反応を交し合っている、二人組みは早々いません。アメリカの会話では、こういう間投詞が発達しているのですが、日本語の会話では、発達していないと思っていたのに、私の知らない若い人たちの間では、日本語がものすごく変わっているのです。

 特に間に挟まる「鬼畜だわー」と言う間投詞が、どうも字面とは、違うらしいのです。鬼畜という言葉からは、否定するときに使うと、思いがちですが、そうではないらしい。そこに大変な興味を抱いて、聞くともなく聞いていると、内容も面白いのです。

 皆さんは、源氏物語の中にある、『雨夜の品定め』というエピソードをご存知ですね。その女性版です。女性のほうが、知り合いの男性のことを、判断しているわけです。

 私の右側にいる、ふたりの女性のうち、近い人をAさんと仮にして、遠いほうを、Bさんと仮に名前をつけますと、Aさんが、知人の男性である、Xさんと、Yさんについて、Bさんにあれこれ、説明しているのです。二人は高校時代の親友らしく、今同じ大学へ進学したか、または、別の大学へ入学しても、昔の友達同士で遊びに行ったというところでしょう。

 Xさんが今のところ、回数としては、積極的に、電話をくれるのだそうですが、どうも、婉曲というか、回りくどいというか、自信がない話し方であるというか、で、女性としての、Aさんは、いらいらしがちらしいのです。Xさんはバイト先の上司というか、学生としての教室での付き合いではないらしい。

 だから、BさんはXさんのことも、Yさんのことも知りません。で、その違いを説明するべく、Aさんは、「Yさんとなら、何かがあっても、よいんだけど、Xさんだとそういう気持ちにならないんだなあー」と説明するので、思わず内心で笑ってしまいました。男性を説明するのに、これほど、適切な言葉があるだろうか? と思って。

 二人は決して下品ではなく、会話の内容はセンスがあっておもしろいのです。が、上にあげた、ひとつだけを公開してあとは、秘めます。でも、何度も「鬼畜だわー」という間投詞が入るので、それだけは強く印象に残りました。それは決して否定的な意味で、言っているのではなくて、軽くてかわいい間投詞として使われていました。では、本日も軽い話題で、恐れ入りますが、ここで、終わらせてくださいませ。                2010年5月10日    雨宮舜
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弓矢を、電車の中に、忘れた人がいる(永青文庫展)

2010-05-10 00:08:20 | Weblog
 今日は大変疲れて帰ってきました。で、非常に簡単に、見聞したことをお話をさせて終わらせてくださいませ。

 夜の11時頃の横須賀線車内に、弓と、矢を忘れた人がいます。片一方が、網棚に立てかけてありましたが、長いので、もう一方が通路をふさいでいます。しかし、その弓の前や近辺の席には、誰もいなくて、しかも、あたり全体に、人が少なく、どの人も、若くてけばくて、弓を修行しているようには見えず、しかも、それを持たないで降りていきます。

 それは、長さ、8尺(2.4m)で、その持ち主が降りた駅は、横浜、保土ヶ谷、東戸塚のどれかです。

 時間は、夜の11時。東戸塚から、鎌倉まで、ほぼ20分ですが、その間、車掌さんは取りに来ませんでした。ということは忘れた人は、忘れたことすら忘れているのです。

 きっと大会が終わった後で、飲み会があったのでしょう。ほほえましい落とし物ですが、

 永青文庫(後注1)展を、先日、みてきたばかりで、戦国武士の過酷なたしなみと武具に接した後では、ほほえましいともいっておられない気持ちですが・・・・・

後、注1, 細川家の財宝(特に文化財)を国立博物館・平成館で特集展示してあるのです。細川家は、鎌倉時代から歴史が残っていて、室町時代に守護大名となり、戦国時代にさらに大きく名前が挙がり、ガラシャ夫人(明智光秀の娘であり、キリスト教に殉教した)が、超がつく有名人となっているおいえです。江戸時代には、宮本武蔵を、保護したことでも有名。そして、近代では、護立(永青文庫として、家の文化財を守り、さらにコレクションを広げ、文化・政治に大きく貢献した)氏、護ひろ(最近、首相をされた)が有名です。

 来週のNHK日曜美術館で、この展覧会の特集があるそうです。

 上野の森では、今科学博物館のほ乳類展が、人気があるそうですが、(だから、予約券を手に入れ、そのバッグは手に入れましたが)、国立博物館では、本館で、新・国宝になった伊能忠敬の関係資料(地図や、観測器具)も展示をされています。

 永青文庫展で出かけた先で、本館の展示の重厚さにもやはり、感服する私でした。そして、本物の木組みの床などにも、その足触りのすてきさを、久しぶりに、堪能しました。今の有名ビルは、大理石の床組が、最高の素材として使ってあるようですが、寄木細工の良さも、なかなかです。ただ、ビルの中は、どこかの国の真似(メトロポリタン美術館など)みたいです。屋根だけは日本式ですが。
              では、2010年5月10日    雨宮 舜
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