銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

続、伊藤リオン君、(中学は公立へ行ったのかな?、それが出発点かな?)

2010-12-13 15:16:27 | Weblog
 以下を下書きのひづけ午後三時(月)、公開を、夜の11時(月)にした後で、火曜日の夜六時に、些少ですが加筆いたしました。どうか、よろしく。
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 最初にお断りをしなければならないのは、伊藤リオンと書いても、「それ、誰?」と仰る方が、読者の中に多かったのではないかと思う点です。特に海外にいらっしゃる方で、日本のテレビをご覧にならない方に向けて、念のために再説明をさせて頂きます。

 歌舞伎界の名跡、成田屋の御曹司、海老蔵(33歳)が麻布のバーで泥酔して、暴走族のリーダーとされる人物とトラブルになり、全治二ヶ月という大怪我を負い、自宅へ帰宅後、妻の真央さんが、警察に被害届けを出して、いる件で、ほぼ、2週間後に「僕が殴りました」と警察に出頭をしてきた、ハーフ(アフリカンとの)26歳の青年の名前です。

 私は、この事件を最初から少年の混沌期、特有のものだと捉えています。心理学的に言えば、海老蔵は、まだ、少年期に当たるのです。それは、松竹とか、両親とか、マスコミとかいうビジネス上の相手にたいして、はっきりと、自己主張ができない段階にあるという点です。演技は上手でしょうし、顔も姿形も美しいのでしょうが、最初から決められた路線を、強制的に選らばさせられていて、少年から大人への通過儀礼ができていない事に、大問題があると、・・・・・そういう主張で、論を展開しています。

 それを、書きながら、こちらの加害者と言われる青年が、浮上し始めたころから、こちらにも気の毒な成長過程が含まれているはずだと考えていたわけです。

 その後、テレビの映像を一回見て、ウエブ上で出回った写真を見ましたが、ワルといわれているにしては、口元以外には、問題の無い顔だと感じました。また、あっち、こっちから「いい子だったのに」という声も上がってきています。
 小さいころの杉並のご近所様、おとなになってから麻布界隈で遊泳していたころの、遊び仲間の女性などから、ですが、「礼儀正しかった」とか、「忠誠心が強いから、誰かをかばっているはずだ」と。

 すると、こちらにも、成長が未発達であるゆえの、いい子過ぎる子の問題点が含まれているとなります。
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 で、平和な日本に起きた、ある少年(心理学的に言えば、の話ですが)たちの喧嘩に登場した人物たちが、現代日本社会の『どんな人間をも、未熟なままに、おいて置きたい』という<<<真実の支配者側>>>の傾向を、見事に反映しているので、そこにこだわりたいのです。そこへ戻っていきましょう。現代の日本は高度な演出の下で運営をされている被・植民地であると私は考えていますが、<<<若者が幸せではない>>>。または、<<<若者が立派な大人になれない>>>のは、本当に国を滅ぼすことだからです。

 私自身は、すでに、68歳であり、自らの子供には影響を与えられません。で、次の世代とか、次の次の世代とか、さらにまた次の世代へ向けてお話をするのですが・・・・・

 ほんの些細な事が、ある一人の少年の進路を曲げてしまうことの恐ろしさについてなのです。

 小さな芸能ニュースに拠れば、小学校時代の友達の思い出が出てきています。「シャイな少年だった」とか、「サッカーの選手になると思っていた。ワルとなったと聞いて驚いた」とか。それらは、いいんです。あのどんぐり眼は、そのまま、上手に育ったら、かわいい少年から美青年に変化して行ったはずです。だけど、中学時代の同級生の反応が出てきていません。

 ここから、私は想像をたくましゅうします。それは、例の見てきたような嘘を言いの類で実証性はまるでありません。だけど、以外にも小さな事が、きっかけとなって、普通ではない道へ入る事があるという例証だと考えると、彼は公立の中学校へ進学したのではないかと考えられます。
 
 ミッション系の私立小学校へ通っていた少年が、公立中学校へ転向する。理由は些細なことだったと思います。子供のころ、その小学校の近所に住んでいたが、途中で引っ越したので、今度の近所の公立中学校へ通う。

 だけど、その裏に、これも、親には歯向かえない、いい子の心を傷つけた条件があったかもしれないのです。たとえば、『小学校が、○レジオ学園だったと仮定して、その近所、通学可能な場所、たとえば南林間に瀟洒な一戸建てを借りて、両親そろって三人で暮らし、通学していたのだけれど、両親が離婚して、母は杉並にある実家に身を寄せた。または、実家の近所に引っ越した。で、○レジオ学園には通いにくくなったので、転校をした。その際に、私学の学費が高いこともきっかけとなって転校した』と考えると、『かわいそうだなあ』となります。

 お父さんがアメリカ人であるという事は、離婚は起こりやすい条件です。どちらかの国に移動をするということを、どちらかが妥協できなければ、離婚となります。離婚は少年にとってつらいことでしょう。特に一人っ子だったら。そこに、小学校時代の友達と別れると言う事が重なると、とても悲しい条件となります。もし、伊藤リオン君が、繊細でシャイだったら余計に、切ない状況となります。

 そして、転校先の杉並区の中学校ですが、その地域に私立の学園が多い事が問題です。これを言ってしまうと弊害が大きいのですが、中学受験が盛んな地域で、公立中学校へ行くとき、伊藤リオン君以外の子も、一種の『取り残された感覚』を持っているものなのです。もし、受験に失敗したら、それもありだし、中学・受験というサポートを親からしてもらえなかった子達も、それを自己表現はしないけれど、内々に、「僕は大切にされなかった」という感覚を抱いているのです。

 あ、ここで、とても大切なわき道へそれます。言明をしておきたいのは、中学受験をしたから幸せとは限らないということです。人生の最終段階で、それがどう生きて来るかはわからないということです。
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 ここで、昨日、月曜日には公開しなかった個人的な事情を述べましょう。私自身はこどもに中学受験をさせませんでした。それが盛んではない、三浦半島に住んでいたので、ときどき、塾へ生かせましたけれど、公立の中学へ行く方が普通だったのです。

 こどもの友達のほとんどが、公立中学へ行く地域だったから、そこで、浮き上がらないためには、受験をしない方がよかったのです。ただ、すこし、KY風でありすぎたかなとは、反省しています。男の子にはピアノを習わせないとか、日曜日には遠出をしないで、「三角・ベースをやっているから、あれでいいね」とか思って放っておきました。でも、そのころの、公立中学校と、県立高校って、ある意味で、荒れていたのです。教室で、みんなが前を向いて授業を受けると言う事が、本当にしっかりとできていたかというと、ちょっと、疑問があります。

 それは、他人に責任転嫁をするわけではないのですが、都心に住んでいるお友達が、悠々と、有名大学へ子供を進学させたのを見ると、「まずかったかなあ」とも思いました。が、とても、大切なことは、親である私自身の世代とは違った方式で子供を育てたいと思っていたことです。私は地域社会の影響で、最先端の中学・受験世代なのです。
そして、成功して、らくらくと、いい学校へ入学できたのですが、極最近まで、『他人に比べて、弱いかなあ?』と感じていました。
 
 中学受験という形での、小学校時代の親のサポートですが、これも、子供にとってはマイナスとなる場合もあります。子供が弱くなってしまうのです。私は別に親からどうの恋宇野とお知りをひっぱたかれたわけではないのですが、お友達の影響で、中学受験をして、行ったのです。

 でも、今の若者って、ほとんどが、往時の私と似たような環境で育ち、本当に、どの子もいい子で、だから、おとなしすぎるのです。

 だから、中学受験が100%、いい訳ではありません。

 しかし、こと、リオン君一人に限って言えば、12歳だったころに、もしミッション系小学校から、そこの中学校へ進学しないで、杉並の公立に入学したのだったら、彼にとっては、それは、野獣の群れに放たれた、羊一匹となった感じがした可能性はあります。言葉遣い一つをとっても、私立小学校は丁寧な言葉を使うでしょうし、公立小学校ではそれは、「カッコウつけて」とからかわれる可能性はあります。そして、リオン君は他の面でも、孤独です。一種の転校生ですから、小さいころからの同級生とか、仲間がいません。孤立化している事が原因で、いじめられた可能性はあります。

 いじめられたからこそ、そこからの逃避として、番長的少年にこびたり、下手に出た可能性はあります。悪になったとか、不良になったとか、暴走族へ入ったとか言われるのは、そこからの始まりではないかしら。

 それと、サッカーも少年期には、一種のお稽古事ではあります。才能がある子で、高件代表になるぐらいの高校へ入学できるころになると、違うかもしれませんが、中学ごろまでは、練習参加費用や、用具代等にお金が掛かります。「それが必要になったから、学費の方を削りましょうね。もう、私立には通えないよ」とお母さんや、祖父母から言われていたら、リオン君には、中学校へ行っていじめられているといって、母親のふところに逃げ込む事ができません。

 <<<そして、どこからと、はっきり決まった時期や形ではなく、いつの間にか、不登校になって、高校も受験せず、ずるずると、それしかない形で暴走族に参加をする。それを回りはとめられない。引き止められない。そして、どんどん、どんどん、闇の世界へ入っていく>>>。うーん、以上は総て、例の見てきたような嘘をいいですが、わかりますね。登場人物の総ての思いが。というのも性善説に基づいている私には、伊藤リオンという青年が、根元からの悪人ではないと思われるからです。だからこそ、こんな小さなきっかけでも、彼が曲がってしまったのが想像をできてかわいそうです。

 だから、彼を悪人と、規定して、マスコミが総力を挙げて、悪人とさらに仕立てていくのが、起これば悲しいし、つらいからです。彼を、一般人へと戻していくのはできないことなのでしょう。が、ともかく、弁護士がついたと聞くのはよかったです。これは、単に喧嘩なのですから、示談に持ち込むのがいいでしょう。そういう過程では、二人をそっと見守っていればよいのです。

 小さいこと、とくに最後の『公立中学校へ、私立小学校からの転校がまずかったのではないか』と、言う文章は、仮定に基づいた説ですから、説得性も小さいでしょう。

 デモ、一応、述べたいという、ダイナモが働きましたので、書いてみました。

 最後に、申し上げます。

 不思議なことですが、海老蔵君もあのきれいな着物姿であり、美しい顔をしていても、ベテランの人間から見れば、『ああ、彼は本当に大切なところでは、自己主張ができていた無い子供なのだ。こんなに幸せに見えても、どこかに、負担があって、逃避が必要だったのだ』と思わされますが、こちらのリオン君も同じように、成長過程が、恵まれていなかったことを感じさせるのです。

 どうしたら、幸せに普通の大人になれるのかはなかなか、わからないところがありますが、ともかく、特別に変わった道を通ると、難しい事が起こりやすいのは確かですから、他人を羨む事はないわけで、・・・・・
 
   2010年12月13日  雨宮舜
コメント (1)
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