銀座のうぐいすから

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アンナネトレプコを、生涯で初めて、素敵だと、思った19-7-2 ,BS3 Premium theatre より

2019-07-01 23:47:03 | 音楽

 この章を書くにあたってのお断り、いつもと違うテーマです。ただ、今まで、ネトレプコを、私は好まないと、言う投稿ばかりしてきたので、此処で、訂正をしておく必要を感じています。で、政治的テーマから急に離れますが、お許しくださいませ。

ネトレプコを初めて素敵だと、思ったプレミアムシアター19-7-2

   NHKのBS3が日曜日深夜に、Premium Theatre というタイトルで、色々な劇場の公演を放映します。音楽会も含みます。バレーやオペラ、日本での歌舞伎や、その他、小劇場の公演も。

 深夜に始まるので、日付的には、月曜日に及びます。昨日は、ほぼ、4時間半でした。

 そして、特集テーマとして、どういう形の演奏会場が、音響効果がよいかという日だったのです。日本では、シューボックス型というのはサントリーホールが、最初の劇場だと、思うのですが、今般モスクワにもそういう形の劇場ができて(どうも、パリにはまだの様な気がするが)、其のこけら落とし公演が開かれました。それを、NHKが、放映しているというわけです。 

 こけら落とし公演なので、モスクワのお客が喜ぶようにオールロシア人作曲家の、楽曲の様でした。私としては、ほとんど動機(主要なMelody部分)を覚えていない様な曲で、あって、有名なヴァイオリニスト・ズーカーマンぐらい以外は、『ああ、コーラス曲が、ロシア的だなあと』と、思うぐらいで、忙しいので、早送りをしたりしてみていました。ただ、最後まで、待ったのは、冒頭の番組紹介で、アンナ・ネトレプコが出ると、聞いたからです。私は実はネトレプコが好きではないです。しかし、モスクワ初の、シューボックス型劇場のこけら落としに出るという事は、相当に、気合を入れて来るだろうと、思って、その姿を見たいとは、思いました。で、待っていました。

 ずっと待っていたら、最後に出てきました。つまり、大きな、もよおしのトリ(?)をつとめるというわけです。どれほどに、大物扱いを受けているかがわかります。ソプラノは、もう一人出ていたのですが、そちらの衣装が、50万円でできたるものだったと仮定すると、ネトレプコの衣装は、『200~300万円は、かかっているでしょう。もしかしたらもっと上ですか?』というほどに、素敵なものでした。

 私はね、一応は、美術系ですから、まず、そこで、『おやおや、張り切っていますね』と思ったわけです。というか、『場所と、自分の立ち位置を、きちんと、わきまえている人だなあ』と、思ったわけです。

 数年前の事です。メトロポリタンオペラを映画にしたものをNHKが放映をしました。すると、二度目の結婚の相手があらわれたりして、ネトレプコの、フェロモン横溢の面が、強く出ていて、それだけで、私は毛嫌いをしてしまうのです。ところが本日は、だいぶ違いました。スリムになっていると、いう事と、本日来ていた、質的に、また、手間がかかっているという点で、最上級の衣装が素敵で、尊敬に値すると、思いました。

 国家的行事のしかも主役なら、立派な衣装を着てこないとだめです。私は、今のクールビズ運動は、かまわないとは思うのですが、記者会見等で、カメラの前に立つのに、ネクタイをしていない姿は、怒りに燃えます。だって、記者会見場って、温度は、二十七度ぐらいに抑えられているでしょう。ネクタイをしていても厚くないですよ。『これは、ひどいなあ。国民を馬鹿にしていますよ』と、常に思って居ます。

 そう言う日本国内の、日常に比較して、ネトレプコが、最上級の衣装を着て現れたのには、大いに、うれしかったです。

  その衣装ですが、一般的にソプラノが、リサイタルで、用いている、膨らんだスカートではないのです。どことなく、民族衣装を思わせる形であって、すとんとしているコート風のものです。全体が一つの棒みたいに見えるスタイルです。しかも赤やピンクではない。派手な感じのグリーンでもない。ベージュと白の配色です。

 今、ネトレプコの坊や、は、10歳ぐらいでしょう。結構大変なのではないですか? で、アンナがスリムになっていました。お子さんに戻れば、家は、大金持ちなのだけれど、お父さんは、実父ではない。そして、お母さんは、働いていて、しょっちゅう旅に出ている。それでは、不満がたまります。まあ、7歳ごろまでは、常に帯動をしていたみたいだけれど、学校がきちんと始まると、それほど、連れ歩けないですよね。
 今までは、何もかもを、手に入れて、まるで、平家の清盛みたいな状態であったネトレプコに、何らかの気がかりができて、慎重になっていると、感じました。でも、それが、かえって、表現上、良い結果を生んでいるのだとも、思います。

 今までは、それを感じなかった、繊細さとか、上品さを感じました。私は過去、否定的な感想ばかり、書いていたので、此処で、違う感想をも、述べたいと、思います。彼女が当日選んだ曲はリムスキー・コルサコフの、歌劇、【皇帝の花嫁】から、【イワン・セルゲーイチ、庭へ行きましょう】でした。

・・・・・蛇足1、
 アンナネトレプコが、ザリャジエ・という新しいシューボックス型の劇場のこけら落としで、トリだと上の方で言って居ます。しかし、最後に、もう一曲管弦楽がありました。マリインスキーオーケストラ、ゲオルギエフ指揮で、【展覧会の絵】から、【大きな門】です。それで終わるのは、この音楽会の、選曲がとても、よかったなあと、言う感覚を見ているものに与えました。格が、大きな曲ですから。

・・・・・蛇足2、

 今、日本時間の、零時6分です。録画番組を、中断したら、ライブで、ウィンブルドンの、大阪なおみ選手を、放映をして居ました。今年の、ドレスを提供しているのは、NIKEのようです。

 これが、素敵です。とてもいいです。城をどうして用いないのか? と、今まで思って居ましたが、白を、用いています。非常にいいです。ただし、勝負態度は、弱い。だから、テレビをこれ以上は見ませんよ。ぜひ、勝ってほしいと、思いますが、ひやひやしそうなので、疲れが、増すので、見ません。

 なお、このブログの、2010年から数え始めた、延べ訪問回数は、5447717です。

    2019年7月2日、雨宮舜(本名 川崎千恵子)

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