新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

SGLT2阻害薬で2名死亡:まぁ、理解可能な副作用なのだが・・・

2014-10-11 21:40:36 | 医療

こんばんは

 

昨日は飲み会があり、かなり遅くまで飲んでいたため今日は眠くて仕方がありませんでした。いや、朝もう少し寝たかったのですが学校祭の音楽が鳴り始め、8時より遅くまでは寝れなかったんです

ただ、品川で行われていた「Lymphoma Symposium」に参加したかったので、頑張っていってきました。

 

その行きの電車で・・・昔血液内科で働いていた看護師さんと一緒になり、「お久しぶりです」というような会話をしておりました。まぁ、最近のことなど(うちの娘のこと含む。妻のことを知っていますので)を話していました。おかげで電車の中ではねなかったのですが、シンポジウムに参加しているときに・・・頭が「かくん」となりました

 

昔は徹夜で飲んでいても授業中に寝なかったのに・・・

 

とても起きていられそうになかったので、前半の1時間半を聞いて帰ってきました。

 

そうして今に至ります。

 

さて、今日は新しい糖尿病の薬の話です。確かに日本中心で販売しているんですよね。これ・・・。

糖尿病新薬、使用の患者2人死亡…利尿薬を併用

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141011-00050075-yom-soci

読売新聞 10月11日(土)14時53分配信

 今春から相次ぎ発売されている糖尿病の新薬「SGLT2阻害薬」を使用した患者2人が死亡していたことが、各社の市販直後調査でわかった。

 2人は利尿薬を併用していたとの報告があり、専門医は慎重な服用を呼びかけている。

 SGLT2阻害薬は、腎臓で糖の再吸収を抑え、糖分を尿中に排出させる。体重の減少効果も期待でき注目されているが、尿が増え、脱水を起こす場合がある

 死亡したのは60歳代と50歳代の男性。サノフィと興和が製造販売を手がける「アプルウェイ/デベルザ」と、アストラゼネカなどが販売する「フォシーガ」をそれぞれ服用していた。2人は体外に水分を排出する利尿薬を併用するなどし、脱水を起こしたとされる。

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昨日の飲み会で試しに飲んでみたという後輩が言っておりましたが「ふらふらしたし、トイレは近くなるし、1回飲んだら私は無理でした」というようなことを言っていました。ふらふらしたのは低血糖かもしれませんし、実は若干脱水気味だったのかもしれませんが理屈でそうだろうなと思いました。

 

そういう薬に利尿剤を併用すれば脱水になるのは理解可能です。注意して使用しなくてはいけませんね・・・。

 

まぁ、多分当分使わないと思いますが。

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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それでは、また

 

 

コメント (2)
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