Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

平安女学院

2009年09月23日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)
今日は頑張って、2つの洋館レポートをアップです♪
それでも、まだあるのです~

京都府庁、府警の先を歩いて行くと、
また目を引かれる建物が出てきます。
いよいよ今回のお目当ての1つです。

1875年に米国聖公会から派遣されたアメリカ人教師、
ミス・エレン・ガードルード・エディが、男子学校で英語を勉強していた
女子生徒を引き取って始めたMiss Eddy’s Schoolが、始まりだそうです。

この特徴的な建物は、「昭和館」と呼ばれていて、
アメリカ人技師J.V.バーガミニーの設計。
1929年(昭和4年)に建てられた国の登録有形文化財です。

1929年、というと、先ほどの京都府警の建物と、同じ時期。
府庁などのルネサンス様式のような優美さはないけれど、
抑えめの少し固い雰囲気にはなりますが、やはり素敵です。



この平安女学院には「昭和館」の他に、もう1つ「明治館」という建物があって、
それは、アン王女様式と言われる、19世紀にイギリスで流行した、
学校の校舎建築に好んで使われた様式で、
とっても優美なロマンティックな建物なのですが、
校舎の中に入らないと見られなくて、今回は学園祭の準備で、
たくさんの学生が出入りしているので、入られず・・・
次回のお楽しみとなりました。


そして、平安女学院の素晴らしいチャペルを見学しました。
アグネス教会です。


この教会は、1898年(明治31年)にアメリカ人建築家、
J.M.ガーディナーによって設計されました。
J.M.ガーディナーというと、あの、素敵な長楽館を設計した人です。



素朴だけれど、なんだか心地よいチャペルの内部。



素敵なステンドグラスもたくさん使われていて、
とても良い雰囲気です。
画像では、色がとんでしまっていますが・・・



こちらは、洗礼室。



大きな円形のステンドグラス。西バラ窓と言われるそうです。



長い間に、修復、改修はされてきたそうですが、
ほとんどが建築当時の状態だそうです。



レンガの色あせ、汚れ?具合が、なんとも言えない風合いです。



こんな窓辺のある、オウチがいいなぁ~なんて



アグネス教会のすぐ横には、京都御苑が見えます。
次は、京都御苑の中をお散歩しながら、
もう1つのお目当てに向かいます。
が、ちょっと休憩したいと思います


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 インテリアブログ ロマンティックインテリアへ
ファイブスタイル ブログランキング
 

京都府庁&府警

2009年09月23日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)
シルバーウィークも、今日で終わりですね。
今週末は、またイヤ~な検査入院をしなくてはいけなくて、
今度受ける検査は、9年ぶりの検査なのですが、
手術並みの検査なので
どうしても不安が大きくなってしまって
マイナス思考になってしまうので、
毎日お出かけして、楽しく過ごすようにしていました。

京都での洋館めぐり、まだあるので、お付き合い下さいね

龍谷大学、西本願寺を出た後、少しバスに乗って、また途中からテクテク
目的地に着く前に、また素敵な建物が~!
京都府庁でした。
1904年(明治37年)の建築です。



ぱっと見た瞬間、以前出かけた、兵庫県旧県庁、現公館に良く似ている、
と思ったら、この府庁は明治35年に建てられた兵庫県公館を参考に
建てられたのだそうです。



基本的にはルネサンス様式です。
私の好きな洋風建築の多くが明治30年代のものなのですが、
この時代は、日本人がこうした西洋建築の様式模倣を上手に
行えるようになり始めた時期で、
この府庁などはその代表的な建築だそうです。



閉庁日なので、中は見学できませんが、
内部は、多くの素晴らしい和風技術が巧みに取り入れられて、
建築よりもむしろ工芸品といった趣だそうで、
いつか、また内部を見てみたいな~と思っています。
内部の様子は、こちらのサイトで見られます。

そして、府庁のすぐ横には、京都府警の建物が。
実は府庁側には、素敵なアーチ型の入口があるのですが、
今回は道路側からのみです。



府庁も、府警のこちら側も、山村紅葉サスペンスドラマに
よく使われていますよね
関西に来てから、良く見るようになりました~
素敵な場所がでると、どこだろ~って探しながら

こちらの府警の建物は、1929(昭和4)年の建築です。


このあとも、まだまだ素敵な洋館の登場です♪
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 インテリアブログ ロマンティックインテリアへ
ファイブスタイル ブログランキング