先日、リッツ・カールトンで開かれた、
「シェーンブルン宮殿のお茶会」というテーマの紅茶のセミナーに参加してきました。
残念ながら、すべての展示、資料等の撮影、掲載は禁じられているので
画像はありません。
が、それではツマラナイので、私の持っている本からの画像を
少し載せておきたいと思います
紅茶、というと、イギリス、ヴィクトリアンなどの形式のものが多い中、
シェーンブルン宮殿をテーマにしていることが、とても珍しく感じられて、
楽しみにしていました。
いわゆる、美味しい紅茶の入れ方教室的なものではなく、
夏の宮殿と言われているシェーンブルン宮殿で、マリア・テレジアが、
15年の歳月をかけて造りあげたオランジェリーで開いたお茶会をイメージしたもので、
アフタヌーンティーを楽しみながら、
講師の方々のお話を伺うというスタイルでした。
リッツのゴージャスなバンケットルームには、
マイセンの次に古い、ハプスブルク家の皇室直属の磁器窯、
アウガルテンのテーブルがコーディネートされていました
初夏に相応しいターコイズカラーに鳥の絵柄で、
インペリアル・ガーデンというシリーズのものでした。
テーマにあったフラワーアレンジメントと、
銀器、オーナメントがコーディネートされ、
サイドテーブルには、繊細なロブマイヤーのクリスタルが
涼しげにコーディネートされていました
そして、リッツ・カールトンのトップパティシエが
ウイーンで食べられている、本来のティーフーズを忠実に再現した
ティーフーズが3回に分けてサーブされました
フィンガーサイズのサンドイッチとキッシュ、
ザッハトルテ、そして、トフテントルテとクグロフとフルーツ。
すべて、ウイーンで使われている材料と作り方が同じということでした。
とても上品な、美味しいお味でした
また、香り高い紅茶は、
ウイーン名門の紅茶、ハース&ハースを始め、
日本の代表的な紅茶の会社が協賛しているため、
美味しい紅茶をたっぷり頂きました。
オーストリア大使館関係者、日本の紅茶業界の方々も参加され、
お着物を着て参加されているマダム、ドレスアップされた参加者、
とっても華やかで、優雅で、現実を忘れるひと時でした
シェーンブルン宮殿の美しい内部の画像をいろいろと見ながら、
講師の方のお話が、私の知りたかった内容もあり、
とっても満足しました
ロココ様式・・・
私も大好きな様式です。
ポンパドール夫人や、マリー・アントワネットに代表される、
ピンクや水色、花柄、天使が多く使われるロココ様式ですが、
マリアテレジアが、全面改装したシェーンブルン宮殿の
インテリアもロココ様式でまとめられています
マリア・テレジアの好んだホワイト、イエロー、ゴールドが中心になっています。
このホワイト、イエロー、ゴールドは、まさに私の大好きな色
マリー・アントワネットのロココは、ネオクラシックとも言われるように、
同じロココ様式でも、時代の流れの中で、少しずつ変化があったこと。
マリアテレジアのロココは、その前のバロック様式の影響があり、
またマリア・テレジアは男性的な性格だったのではというお話でした。
私は、シェーンブルン宮殿のインテリアと、マリア・テレジアが大好きです
以前展覧会で見たマリア・テレジアのドレス姿の絵画、
白地に金糸で、シンプルだけれど、ものすごい細やかで
ゴージャスな装飾が施されていたドレスがとても好みです
偶然にも、ウエストハウスギャラリーで購入したソファには
「テレジア」という名前が付いています♪
また、一目惚れして購入した我が家のシャンデリア、
お店では、「アントワネット・スタイル」と説明されたのですが、
資料によっては、「テレジア・スタイル」とされています。
シェーンブルン宮殿は、
マリー・アントワネットの実家なんですものね~
母マリア・テレジアの好みに似ていて当たり前ですね
いろいろなお話を伺い、私の好きなロココは、
マリア・テレジアタイプのロココだったのね~と
とても納得しました。
私の大好きな長楽館の迎賓の間のロココも、
マリア・テレジアタイプのロココ様式のように思います。
ウイーンにも必ず行きたいです~!!
紅茶のお話からそれてしまいましたが、
せっかく、シルバーのティーセットも購入したのだから、
紅茶をいろいろ楽しんでいきたいと思います。