Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

マリア・テレジアに招かれて・・・♪

2011年07月04日 | ★お菓子・お料理教室



 

 

先日、リッツ・カールトンで開かれた、
「シェーンブルン宮殿のお茶会」というテーマの紅茶のセミナーに参加してきました。


残念ながら、すべての展示、資料等の撮影、掲載は禁じられているので
画像はありません。
が、それではツマラナイので、私の持っている本からの画像を
少し載せておきたいと思います



紅茶、というと、イギリス、ヴィクトリアンなどの形式のものが多い中、
シェーンブルン宮殿をテーマにしていることが、とても珍しく感じられて、
楽しみにしていました。

いわゆる、美味しい紅茶の入れ方教室的なものではなく、
夏の宮殿と言われているシェーンブルン宮殿で、マリア・テレジアが、
15年の歳月をかけて造りあげたオランジェリーで開いたお茶会をイメージしたもので、
アフタヌーンティーを楽しみながら、
講師の方々のお話を伺うというスタイルでした。

リッツのゴージャスなバンケットルームには、
マイセンの次に古い、ハプスブルク家の皇室直属の磁器窯、
アウガルテンのテーブルがコーディネートされていました

初夏に相応しいターコイズカラーに鳥の絵柄で、
インペリアル・ガーデンというシリーズのものでした。
テーマにあったフラワーアレンジメントと、
銀器、オーナメントがコーディネートされ、
サイドテーブルには、繊細なロブマイヤーのクリスタルが
涼しげにコーディネートされていました

そして、リッツ・カールトンのトップパティシエが
ウイーンで食べられている、本来のティーフーズを忠実に再現した
ティーフーズが3回に分けてサーブされました

フィンガーサイズのサンドイッチとキッシュ、
ザッハトルテ、そして、トフテントルテとクグロフとフルーツ。

すべて、ウイーンで使われている材料と作り方が同じということでした。
とても上品な、美味しいお味でした

また、香り高い紅茶は、
ウイーン名門の紅茶、ハース&ハースを始め、
日本の代表的な紅茶の会社が協賛しているため、
美味しい紅茶をたっぷり頂きました。

オーストリア大使館関係者、日本の紅茶業界の方々も参加され、
お着物を着て参加されているマダム、ドレスアップされた参加者、
とっても華やかで、優雅で、現実を忘れるひと時でした



シェーンブルン宮殿の美しい内部の画像をいろいろと見ながら、
講師の方のお話が、私の知りたかった内容もあり、
とっても満足しました


ロココ様式・・・
私も大好きな様式です。
ポンパドール夫人や、マリー・アントワネットに代表される、
ピンクや水色、花柄、天使が多く使われるロココ様式ですが、
マリアテレジアが、全面改装したシェーンブルン宮殿の
インテリアもロココ様式でまとめられています
マリア・テレジアの好んだホワイト、イエロー、ゴールドが中心になっています。
このホワイト、イエロー、ゴールドは、まさに私の大好きな色



マリー・アントワネットのロココは、ネオクラシックとも言われるように、
同じロココ様式でも、時代の流れの中で、少しずつ変化があったこと。

マリアテレジアのロココは、その前のバロック様式の影響があり、
またマリア・テレジアは男性的な性格だったのではというお話でした。

私は、シェーンブルン宮殿のインテリアと、マリア・テレジアが大好きです
以前展覧会で見たマリア・テレジアのドレス姿の絵画、
白地に金糸で、シンプルだけれど、ものすごい細やかで
ゴージャスな装飾が施されていたドレスがとても好みです

偶然にも、ウエストハウスギャラリーで購入したソファには
「テレジア」という名前が付いています♪
また、一目惚れして購入した我が家のシャンデリア、
お店では、「アントワネット・スタイル」と説明されたのですが、
資料によっては、「テレジア・スタイル」とされています。

シェーンブルン宮殿は、
マリー・アントワネットの実家なんですものね~
母マリア・テレジアの好みに似ていて当たり前ですね

いろいろなお話を伺い、私の好きなロココは、
マリア・テレジアタイプのロココだったのね~と
とても納得しました。

私の大好きな長楽館の迎賓の間のロココも、
マリア・テレジアタイプのロココ様式のように思います。

ウイーンにも必ず行きたいです~!!

紅茶のお話からそれてしまいましたが、
せっかく、シルバーのティーセットも購入したのだから、
紅茶をいろいろ楽しんでいきたいと思います。