久しぶりに、タイトルだけで本を購入しました
伊集院静さんの本を買うのも初めてだったのですが・・・
「なぎさホテル」・・・実在したホテルです
私の記憶の中で、一番古く、印象に残っている洋館建築です。
逗子海岸の真ん中辺りに、小さなホテルがありました。
特別豪華とか、装飾の凝った造り、ではなく、
どちらかというとシンプルで、高さも2、3階位のプチホテルでした。
大正時代に建てられたクラッシックホテルです。
親に連れられて食事に出かけた時に、まだマナーなども分からない子供の頃、
それでも、背筋が伸びる気持ちになったのを、今でも覚えています
白い壁に焦げ茶の建材が使われたクラッシックな雰囲気、
蝶ネクタイのスタッフ・・・
そんな雰囲気が、すごく好きだな~と子供心に感じて
こんな家に住みたい、と思っていました♪
私が社会人になった頃に、取り壊されて
良くある、安っぽいファミレスになりました。
その時に、ものすごくがっかりしたのを覚えています。
つい最近になって偶然、夫に、
「逗子になぎさホテルというのがあって、
小さくてシンプルだったけど、味のある建物だったのよ・・・」
と、何故か、ふと話したばかりだったのです。
気になって、ネットで調べてみると、ホテルの長年のファンの方達が
HPにたくさん画像を載せていらっしゃって、
そういえば、こんな雰囲気だったな~と見入ってしまいました。
本は、伊集院静さんの、自伝的な内容だったのですが、
子供の頃の遊び場だった逗子海岸の風景の描写が、とても自然で、
目の前に景色が浮かぶように、すぅ~と受け止められました。
私も秋や冬の逗子海岸が好きです・・・
自分の好きな場所が、こんな風に、自然体で語られている本、
久しぶりに、お気に入りの本になりました♪
もう1冊、購入した物♪
先日お亡くなりになった、ピーター・フォーク氏の自伝。
コロンボ、大好き
読んでいると、なんだか、コロンボが、小池朝雄さんの声で
語りかけてくれているような感じです。
楽しく読めます