Angela Garden

シンプルに、そしてエレガントに。試行錯誤しながらも、そんな人生を送りたい。

神戸迎賓館須磨離宮 旧西尾邸

2011年10月13日 | ★ヴォーリズ&その他近代美建築(西日本)

 

今週と来週にわたって、BSプレミアムで、「赤毛のアン」が放映されていますね♪
アン役の女優さん、私の中でのイメージとピッタリです
大好きなお話なので、楽しく見ています。
グリーンゲイブルズのインテリアも、ダイアナの大叔母の家の豪華なインテリアも
とっても素敵です~

3連休に、素敵な場所へ出かけて来ました♪
神戸・須磨、明治、大正時代に、多くの別荘が建ち並んでいた地域に
今も残る、旧西尾類蔵邸、今は、神戸迎賓館須磨離宮と呼ばれています。 



駐車場に車を置いて、緩やかなアプローチを歩いていくと、
フランスのシャトーのような姿を見せる神戸須磨離宮

1919年(T8)に建てられ、昭和16年位まで、
貿易商の西尾家の迎賓館として使われ、
戦後は、GHQに占領されていた時期もあったそうです。

1999年(H11)に、神戸市指定文化財となって、
2005年より、改装、増強工事を行い、
2007年に、神戸迎賓館須磨離宮としてオープンした建物です。
今は、邸宅レストラン、結婚式場として使われています。 

設計は設楽貞雄氏。
山崎豊子の「華麗なる一族」のモデルとなった、岡崎財閥の邸宅の建築も手がけています。
その邸宅も、すぐ近くの須磨離宮公園植物園の高台にあったそうなのですが・・・

調べてみると、本当にこの地域には、
ゴロゴロと(!?)こんな素敵な建築が建っていたようです。

私が関西に来る少し前に、取り壊されてしまった、
素敵な洋館もありました。

今でも、一帯に、豪華な住宅が見られますが、
明治、大正時代の、実業家や文人の素晴らしい邸宅、別荘を
取り壊した後に建てたのだろうな~と思われる大きさの
マンションが、とても目につきます。



玄関を入ると、こちらのウエイティングルームに通されます。 



この日は、結婚式が行われていて、2階への見学は出来ませんでした。
私の好きなロココ様式のような華やかさはありませんが、
大正モダン、クラッシックというのでしょうか・・・
どっしりとした風格と、本物の質の良さを感じられます

どっしりとした木材の中で、色鮮やかなステンドグラスが
印象的でした。 

レストランの中でも、様々なステンドグラスが見られます。
レストラン内のインテリアも素敵で、
スタッフの方にも、どうぞ撮って下さいと言って頂けたのですが、
満席の状態だったので、今回は、インテリアの画像は撮るのを控えました。
テーブルの写真は撮りましたので、また後ほど

ランチを終えて、 ゆっくりと眺めていたら、
スタッフの方に声を掛けられて、地下の金庫室を見せて頂きました。

この洋館の地下に、蔵造りの部屋が取り込まれていて、
その奥が、昔は金庫として使われていたそうです。
また戦時中には、防空壕として活用され、
今は、ワインセラーとなっています。



とても気持ちが良い日だったので、お庭も散策♪
こちらのスタッフの方々、どなたも本当に素敵な方達ばかりでした。
この建物、空間を心ゆくまで楽しんで下さい、
という気持ちで対応して下さるので、とっても嬉しかったです 

 



本当に、明治、大正、昭和初期の日本人の贅沢さはすごいですね
本物だけを贅沢に使う・・・
細かな知識が無くても、そのすごさを感じることが出来て、
またパワーをたっぷり頂きました