昨日は雨の雛祭りでしたね。
先月、お雛様を見に出かけてきました
東海道53次の1つ、静岡県岡部宿にある元大旅籠に。
静岡県の観光名所のスタッフは、みなさんとても優しく親切で
どこでも「ご説明いたしましょうか?」と、その場所の説明をしてくださいます。
こちらの「柏屋」は、平成に入っても、一族の方が住まわれていたそうで、
とても良い状態で保存されていました。
中に入ってすぐ目に入ってくるのが、こちら!!
ほぼ等身大のひな人形
こんな等身大の雛飾り、初めて見ました
静岡の人形メーカーの社長さんが、50年くらい前に作ったそうです
一番手前の男性の人形は、酔っぱらって、
帽子(黒地に白十字のもの)が脱げてしまっています。
急な階段を上がって2階へ行くと、
東海道中膝栗毛にも出てくる、弥二さん、喜多さんがいます。
旅籠に泊まる料金は、武士、庶民で違っていたそうです。
もちろん使用できるお部屋も。
旅に携帯する荷物も、小型で軽量に工夫されていたのですね~
ちゃんと、お揃いの布地のケースに収められていて、素敵です
当時の筆記用具、小さな硯や墨、筆。懐中電灯代わりの折り畳み式の提灯。
女性用の小物も
そして、見事だったのが、こちら
京都で作られた、雛御殿
このような様式の雛飾りは、今日本でも数少ないそうです。
京都に雛飾りを見に行った時も、見た記憶がないです。
雛飾り、というより、嫁入りの行列に見えなくもありません。
が、とても緻密な作りで、本当に素晴らしかったです
御殿の内部奥にもお雛様が鎮座しています。
こちらは、享保雛。エレガントですよね
時代を超えて、こうやって美しいお雛様を見ることが出来て、
幸せな気持ちになりました