
夜明けの石置き場ですが。

こちらは、白河石の表面加工状況です。

火山性らしい、さまざまなトーンの鉱物が固まり。
雨に濡れると、一段と落ち着いた風合いになるという、味のある天然石ですが。
切り出したまんまでは、敷石用には滑りやすいため、手仕事で表面をはつります。

こんな感じで、加工後は質感が変わります。

道具はこちらの皆さんです。

鉄の胴の穴に、先端の超合金の刃を差し込んで使います。

打つ角度を小さくすれば、粗い仕上げも面白いです。

時には、こんなふうに。
全面をざらざらにするケースもございますが。

この場合は、こちらの、いわゆるビシャンの刃ですが。
手に持つタイプは、角の面取りなどが主で。
敷石などの面の加工では、動力につなぐタイプのもので、手早く行います。

いずれにしましても、お庭で使うものですから、いろいろあるのが望ましいです。

どんな形のどんな石でも、きっと必ずお役に立てるので。
そういえば先日は、御同業の置き場で眠っていた石を見つけました。
同じ白河の石ですが、コブ出し仕上げの貴重な古材。

腐る前に、急ぎ運びましたが、有り難い割肌がなんとも。
この加工が出来る職人さんが激減している昨今、できる限り次につなげるべく。
手仕事を大切に、有り難く活用いたします。
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