ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

花を咲かせる笠間のココロ

2011-10-04 05:37:41 | 野の花の笠間茨城
 今日は、コスモスのお話です。
近年は、野の花の新メンバー。
今年はキバナコスモスも植えてみました。

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 農道の土手、コスモスさんの乱舞です。
観音さまのお堂の木立がはやしたてております。
林が囃子になる、幸せな土手です。

コスモスとは、もともとはメキシコの高原の花ですから、外来種です。
こういうものを植え過ぎるのは自然破壊だという論もあります。
しかしながら、もともとが椰子の実流れ寄る列島ですから、そこは程度によると感じます。

セイタカアワダチソウや最近のオオキンケイギクのように、根っこの力で勢力を伸ばすタイプが問題です。
ちなみに同じキク科のセイヨウタンポポは、種が風で広がり、宿根の上に、在来種との交雑もあるとか。
そういう皆さんでも、本来は生まれ故郷の野の花さんでした。
秋の七草のクズさんや、金銀花の雅号もあるスイカズラさんも、海の向こうでは厄介者です。

 キバナコスモスは、従来のコスモスとは別種です。
草丈はやや短く、花数がまばらで、写真のような控えめな花色は、野の景色に合います。
ちなみに、どなたが認定するのかは不明ですが、花言葉は「野生美」。
野に合うというところの認識は、青葉の感覚と一致します。
従来のコスモスの花言葉はいろいろありますが、いずれも恋人の聖地にふさわしい言葉さんです。

今年は、ギャラリーロードの通りの土手に、何人かの店主さんたちとキバナさんを植えてみました。
個性がきわだつのが特色のロードですので、お店の個性を大事に、引き立て役の謙虚な姿が好感度です。
管理もしやすく、秋の伝統イベント・菊祭の、ささやかな前座さんの印象も。
真心という花言葉もあり。
昨日の当て字の続きで、笠間ゴコロを花咲真心に、真心でおもてなしの聖地となれば幸いです。

 コスモスは、秋の季語になっています。
秋桜の別称もあるコスモス、水原秋櫻子さんのお名前が浮かびました。
そういえば、俳句の歴史の中で、写生と心の内側と、いずれを重んじるかの論争のお話なども。
ネットで検索しますと、激論の歴史のあとがいろいろと伺えます。

その主役であった水原さんのお生まれになる頃に、秋桜が日本に渡来したようです。
渡来の花を号に、革新にトライしたのか、などと妄想する間に日が暮れる秋です。
論争の結末はどうなったでしょうか。
不易流行、芭蕉さんの駆けた枯野の後の芽吹きを思います。

 下の写真、我が家の物干し下のオレンジ系が原種に近い色のようです。
従来のコスモスも、ご近所の山並みを引き立てております。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (きゅー)
2011-10-04 16:47:26
秋のお花コスモス!
私も大好きです!
返信する
ありがとうございます (青葉)
2011-10-05 04:05:07
きゅーさま

 コメント頂きありがとうございます。

野に咲く花も、いろいろです。
中には個性の強いお花さんもありますが、なにとぞ宜しくお願いいたします。
返信する

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