石あるところ気合満ち満ちて

　みかげ石で造った、基礎石です。
和室前の、濡れ縁さんの足元。
沓石（くついし）と呼ばれるものです。



地面すれすれの高さなのですが、案外目立つものです。
ツルピカの加工品よりも、石の質感を生かしたものをという、ご要望があり。
そこで、青葉メンバーにて、手作り加工し、提供させていただきました。



合計６個、すべて、笠間産の稲田御影石製です。
実は、元・間知石（けんちいし・説明は→コチラ）の部材だったものです。
ご親戚の裏庭で、不要になって積み置かれていたものでした。
お陰さまで、再構築させて頂きました。

再構築を英訳すると、リストラクチュア、ですね。
リストラという言葉も、元々は、こういう意味でありましたが。
人間さんも、石さんも、安易な整理解雇はいかがなものかと、思うこの頃。



奥の方には、桜川市真壁産の敷石さんも、積み置かれております。
年代物。
正しく、リストラクチュアさせて頂きます。



埋もれかけておりましたが、こちらも時代がついた良品。
人間さんも石さんも、生かし方次第ですから、気合が入る現場です。



あきらめずに、変化の時を待っていた。
そして、ある日、ある時に。



ガラガラヘビは、やってきませんでしたが。
ガラガラポンと思いきや。
石と意志とが、めぐり会う。



運命の日の、笠間の南隣市の、意志岡市内。



地下足袋男子たちが、気合を満ち満ち。
紅葉さんも、つられて紅潮の時でございます。
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