丘の上にて翁さんの道でした

　柚子の丘を、歩きました。



柚子の翁さんを、思い出しながら。



有り難い柚子の翁さんは、ただ今、天上でございます。



こちらは、笠間市境にも近い、水戸市有賀の里。
大ケヤキさんを望む、アリガたい、丘の道です。



翁さんの親しまれた野道を、静かに歩きました。
お陰様で、今もこの道は、清々しい状態でございます。
地下足袋のゴム底から、地球さんの優しさが伝わって参ります。



半世紀の間に、地上の人間さんの、働き方は変わりましたが。
地球さんは相変わらず、辛抱されております。



必要だったものが、必要で無いように見える、今日この頃ですが。
イザという時には、やはり必要になるもの。



辛抱されていることを、忘れないことが大切です。



風が強い年でした。
足元には、銀杏さんも柿の実さんも落ちており。
辛抱されている中での、変動を感じた年でもありました。



年毎の小さな変化を、謙虚に受け止めたいと思います。



受け止める人間さんも、なんとか今のところ、地上で照らされております。
お天道様と地球さんと、柚子、柿、銀杏翁さんに。
深く感謝の、道でございます。
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