ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

いがいがの輝く栗景色です

2011-08-27 06:32:30 | 美味しい里山のお話
 栗の季節が近づいております。
おとといの新聞では、楽しみな栗菓子のお店の報道もあり。
栗の都に向けて、いろいろな歩みのある笠間の風景です。

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 道を歩いていると、いが栗が目立つ季節です。
こちらは、笠間市の南部・岩間地区の栗園です。
こちらのオーナーさんは専業の方で、全国に良質の栗を出荷されています。

茨城の栗の生産量は日本一といわれております。
どのくらい日本一かといいますと、昨年実績では、2位の熊本県さんの二倍の生産量とか。
笠間はその生産の中心です。

 車で走っていても、至るところに栗園があります。 
栗の花の季節と、これからのいが栗の季節には、特に栗園が目立ちます。
遠方からのお客様は、栗園のある風景が珍しいという方もおります。

確かに、栗というものはもともとが日本古来の山の木です。
その山の木、どんぐりの木の仲間が、畑や田んぼに混じって、一面に広がるさまはユニークかもしれません。
もともとが里山の親戚ですから、笠間の素朴な里山風景になじんでいます。

 栗は、とても豊かな木の実だと思います。
香り良し、味良し、そして豊満です。
野山の生き物たちは皆、この豊満な恵みに突進します。
だからこそ、二重三重の防御、シブ皮、オニ皮、イガイガにて、厳重にガードしているのです。

そういうイガイガでありますが、イガイに表情はやさしいものです。
特に朝夕、光が横からあたる時や、露を帯びた時など。
かすかで柔らかい光の玉になります。

 こちらのオーナーさんは、栗のプロですからご覧の通り、栗園も立派な仕上がり。
全国大会出場チームの行進のよう。
こういう方々が工夫をこらしながら、栗のふるさと茨城・栗の都笠間の美味しい季節が近づいてます。

ちなみに、おとといの新聞で、新しい栗のお店のニュースがありました。
台東区の谷中にてオープンされたこのお店の本社は笠間。
栗の加工やお菓子のプロの皆さんが昨年設立されて、今後は笠間市内に設立の計画もあるようです。
冷温貯蔵のなど、美味しいノウハウもいろいろあり、楽しみな栗のお店ですね。

 朝もやの中、ご近所のイガイガさんも目を覚ましました。
足元の野菊はノコンギクに似ていますが、ユウガギク(柚香菊)です。
では、どうぞ週末、おこころユウガにお過ごしくださいますように。





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