ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

年中行事の屋敷林の朝です

2011-11-16 06:37:31 | 里山に捧ぐ
 昨日、11月15日は、こちらの年中行事・氏神祭でした。
我が家のささやかな屋敷林の片隅に、小さな祠がありまして、この祠さんのお祭りです。
お掃除をして、新しい小さな注連縄を飾り、家族が感謝をするというだけの、シンプルなお祭です。

 笠間というところは山が多いですから、坂道が多いですね。
我が家もまた、坂を上ったところに母屋があり、その裏の小さな坂の上に、小さな屋敷林がありました。
以前は、杉の林でしたが、今は生け花用の花木のスペースとなっています。

 しかし、さすがにこの氏神さまの一角だけは、杉の木が残されています。
小さな祠の背後に立つ二本の杉は古いです。
たぶん、樹齢は200年前後は経っていると思われます。

そして、昔から、左側の杉さんには、太いキズタさんが巻きついて、ツタの常緑大木と化しています。
二本の大木の後ろには、斜めに生えた、太いウルシさんの木。
足元には、実のなる木が自生して、小鳥さんたちが遊びます。

 つまりここは、氏神様とは呼んでいるものの、典型的な屋敷神様であるとも考えられます。
ともかく無事に、新しい注連縄を渡し、祠さんには、新しい幣束(へいそく)を納めました。
すると、新しい神様がお出ましになりますというのが、この小さなお祭であります。

肝心の幣束は、紙で作られています。
昔は、麻で作られることもしばしばで、神棚のお伊勢さんのお札を神宮大麻と称しますね。
いずれにしても、植物の細かい繊維に自然さんの尊い心が宿るという、寄り代の意味があるようです。

 紙に宿る、上から降りた神の守。
カミの音は、神であり、紙であり、上でも、越前の守でもあります。
一音一音に意味を感じ取ったという祖先の感覚は、今どのように受け継がれているのでしょうか。

カという音は、神秘一切を含み、ミの音は、身・実、物質を意味するという説もありす。
ここまで書いたら、カラスが元気にカアと鳴いてる、現実世界の屋敷林です。
やることやったら、あとは、自ら助ける人の現場で仕事であります。
杉の木さんの隣のダンコウバイさんも色づき始めました。 




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