6月29日(木)
岩手山・焼走り登山口駐車場で前泊の朝。
今日は頑張って4時半、早めに起きる。
▲ 外に出てみると、目玉焼きのような日の出が、ちょうど顔をのぞかせたところ。
岩手山もはっきり。
雲一つない快晴だ。
天候によっては、明日の登山でもよいと思っていたが(3日連続の山登りになるので)、
しかしこれでは、登るしかない!
▲ 焼走り登山口570m の前に立ったのが、6時20分ごろ。
キャンカーだと居住性が高いからか、かえってどうしても出発が遅れる。
▲ 絵地図で焼走りコースの確認。
左下の現在地から、第二噴出口跡までの樹林帯を登って、右折。
砂礫帯のコマクサロードを登って、左折。
再び樹林帯を登り平傘不動小屋へ到着。
小屋から頂上2038m を目指す。
標高差1468m、累積標高差1493m、コースタイム7時間10分 だ。
一般的には左上の馬返しから登るようだが、今回は意図があってこのコースだ。
▲ 樹林帯が延々と続く。
見晴らしはほとんど無いが、適度に木漏れ日が落ちてきて、まあ黙黙と登った。
哲学をする登山道だ。
登山口は570mで、比較的低いので山道わきには花は皆無。
標高1000mを越えた頃から、花が出てきた。
やはり高山植物の高山たるゆえんだ。ここまで上がって来てだ ♪
▲ ハクサンシャクナゲ / ハクサンチドリ
▲ 不詳 初めて見る / マイヅルソウ (信さん)
▲ 不詳 よくあるがあとで / スミレ あとで
▲ 不詳 ほかで見た / 不詳
▲ 樹林帯を終えて、砂礫帯に入る
と・・・
▲ うーん、出てきた。
コマクサだ。
両側の砂礫地にコマクサが見れることから、コマクサロード。
▲ 毎年見にきているというにーさんによると、ピークはあと数日後だろうと。
ただ7月に入ると、梅雨の雨を吸ってコマクサは少し茶色くなるらしい。
今が、薄いピンク色で綺麗なんだと。
ガイドブックには、コマクサは7月上旬からと書いてあったので、期待は抑えていたのだが。
ラッキー!
▲ コマクサの群生は、初めてではなくて草津白根山でも見ているが、
火山礫の上に植生するのは同じだが、ここは他の低木と共生しているのが違うと思う。
そのことは、他の低木に駆逐されるリスクがあるかもしれない。
火山砂礫が終わると、再びダケカンバ林中心の樹林帯へ入っていく。
▲ 秋田駒と岩手山にのみ生育するというあのイワテハタザオか。/ 不詳 前も見たが
そして、
▲ シラネアオイが現れた。日本のみの花。
しかも今までの山のように、ポツポツとではなくて、ズラッと群生している。
▲ シラネアオイが山道の両脇で、気品のある彩りを添える。
▲ もう、あちこちで ♪
▲ なんとなく色が薄いというか、白っぽいシラネアオイが多かったような。
▲ このように、紫がかったのは少なかった。
色はともかくとして、こんなに簡単にシラネアオイを鑑賞しつくせる山道はすごいねー。
満足、満足だった。
もちろん、こんな花も、
▲ サンカヨウ(信さん) / キバナコマノツメ
▲ バニラ色でイイネー 不詳 / ミヤマキンバイ
まもなく岩手山山頂の直下、標高1780mにある平笠不動に着いた。11:10PM
出発から4時間50分たっている。
1時間10分ほどCTより送れている。
ゆっくり歩いたとは思わないので、花の撮影に夢中になり過ぎたか(笑)。
▲ 平笠不動避難小屋が立っている。
バイオトイレがあって便利。
そして、小屋の前には、
▲ 岩手山2038m だ。
岩手山山頂が三角形の壁のように高まって見える・・
さあ、あそこに登るのだ。
低木の樹林帯をくぐって、砂礫を50分ほど登って、
▲ 外輪山の端にたどりついた。
前方の更に高いところが、頂上だ。
▲ 横を見ると、
大きなカルデラが、収まっている。
さらに、えっこら。
▲ 岩手山頂上! 2038m 12:10PM
もちろん、360度パノラマ。
▲ ワイド撮影で。
向こうには、盛岡の市外だろうか。町並みが見える。
スマホ、タブレット用;
ここでランチ。
食べながら、この火山口の外周を廻ろうかどうか悩んだ。
今までの中で、一番大きな外周だ。浅間山より大きい。
避難小屋にいた人は1周すると1時間かかると言っていた。
廻ったら、下山は5時~6時頃になるだろう。
何よりも、水があまり残ってない!
暑いので、飲んでしまった。
結局、大事をとって廻らないことにした。
旅は長い。
▲ 下山開始。12:50 PM
▲ シラネアオイさん、コマクサさん、さようなら。
会えてうれしかったよ。
実は、戻りは容易ではなかった。
砂礫の道は下るとき、ズルッ、ズルッと前に滑るのだ。
一度、思いっきり後ろにこけた!
ドーン、うっ・・ しばらく息ができず。
左後ろの背中を、木の根にぶちつけたのだ。
幸い骨折とか、でなくて打撲だけで済んだが。
このコースは、殆ど人に出会わずで、大事になっていればやばかった。
▲ ヨロヨロと登山口に戻ったのは、16:10 PM 。
9時間50分の山行になった。
山道は、岩道ではなくて砂と土なので膝にはこなかったが、体全体が疲れていた。
やはり見込んだとおり上級コースだった。
ま、それはともかく、念願の岩手山制覇オメデトウ(自分に)。
この日は、さすがにもうどこへも移動せず。
ここで入浴、就寝でした。
岩手山・焼走り登山口駐車場で前泊の朝。
今日は頑張って4時半、早めに起きる。
▲ 外に出てみると、目玉焼きのような日の出が、ちょうど顔をのぞかせたところ。
岩手山もはっきり。
雲一つない快晴だ。
天候によっては、明日の登山でもよいと思っていたが(3日連続の山登りになるので)、
しかしこれでは、登るしかない!
▲ 焼走り登山口570m の前に立ったのが、6時20分ごろ。
キャンカーだと居住性が高いからか、かえってどうしても出発が遅れる。
▲ 絵地図で焼走りコースの確認。
左下の現在地から、第二噴出口跡までの樹林帯を登って、右折。
砂礫帯のコマクサロードを登って、左折。
再び樹林帯を登り平傘不動小屋へ到着。
小屋から頂上2038m を目指す。
標高差1468m、累積標高差1493m、コースタイム7時間10分 だ。
一般的には左上の馬返しから登るようだが、今回は意図があってこのコースだ。
▲ 樹林帯が延々と続く。
見晴らしはほとんど無いが、適度に木漏れ日が落ちてきて、まあ黙黙と登った。
哲学をする登山道だ。
登山口は570mで、比較的低いので山道わきには花は皆無。
標高1000mを越えた頃から、花が出てきた。
やはり高山植物の高山たるゆえんだ。ここまで上がって来てだ ♪
▲ ハクサンシャクナゲ / ハクサンチドリ
▲ 不詳 初めて見る / マイヅルソウ (信さん)
▲ 不詳 よくあるがあとで / スミレ あとで
▲ 不詳 ほかで見た / 不詳
▲ 樹林帯を終えて、砂礫帯に入る
と・・・
▲ うーん、出てきた。
コマクサだ。
両側の砂礫地にコマクサが見れることから、コマクサロード。
▲ 毎年見にきているというにーさんによると、ピークはあと数日後だろうと。
ただ7月に入ると、梅雨の雨を吸ってコマクサは少し茶色くなるらしい。
今が、薄いピンク色で綺麗なんだと。
ガイドブックには、コマクサは7月上旬からと書いてあったので、期待は抑えていたのだが。
ラッキー!
▲ コマクサの群生は、初めてではなくて草津白根山でも見ているが、
火山礫の上に植生するのは同じだが、ここは他の低木と共生しているのが違うと思う。
そのことは、他の低木に駆逐されるリスクがあるかもしれない。
火山砂礫が終わると、再びダケカンバ林中心の樹林帯へ入っていく。
▲ 秋田駒と岩手山にのみ生育するというあのイワテハタザオか。/ 不詳 前も見たが
そして、
▲ シラネアオイが現れた。日本のみの花。
しかも今までの山のように、ポツポツとではなくて、ズラッと群生している。
▲ シラネアオイが山道の両脇で、気品のある彩りを添える。
▲ もう、あちこちで ♪
▲ なんとなく色が薄いというか、白っぽいシラネアオイが多かったような。
▲ このように、紫がかったのは少なかった。
色はともかくとして、こんなに簡単にシラネアオイを鑑賞しつくせる山道はすごいねー。
満足、満足だった。
もちろん、こんな花も、
▲ サンカヨウ(信さん) / キバナコマノツメ
▲ バニラ色でイイネー 不詳 / ミヤマキンバイ
まもなく岩手山山頂の直下、標高1780mにある平笠不動に着いた。11:10PM
出発から4時間50分たっている。
1時間10分ほどCTより送れている。
ゆっくり歩いたとは思わないので、花の撮影に夢中になり過ぎたか(笑)。
▲ 平笠不動避難小屋が立っている。
バイオトイレがあって便利。
そして、小屋の前には、
▲ 岩手山2038m だ。
岩手山山頂が三角形の壁のように高まって見える・・
さあ、あそこに登るのだ。
低木の樹林帯をくぐって、砂礫を50分ほど登って、
▲ 外輪山の端にたどりついた。
前方の更に高いところが、頂上だ。
▲ 横を見ると、
大きなカルデラが、収まっている。
さらに、えっこら。
▲ 岩手山頂上! 2038m 12:10PM
もちろん、360度パノラマ。
▲ ワイド撮影で。
向こうには、盛岡の市外だろうか。町並みが見える。
スマホ、タブレット用;
ここでランチ。
食べながら、この火山口の外周を廻ろうかどうか悩んだ。
今までの中で、一番大きな外周だ。浅間山より大きい。
避難小屋にいた人は1周すると1時間かかると言っていた。
廻ったら、下山は5時~6時頃になるだろう。
何よりも、水があまり残ってない!
暑いので、飲んでしまった。
結局、大事をとって廻らないことにした。
旅は長い。
▲ 下山開始。12:50 PM
▲ シラネアオイさん、コマクサさん、さようなら。
会えてうれしかったよ。
実は、戻りは容易ではなかった。
砂礫の道は下るとき、ズルッ、ズルッと前に滑るのだ。
一度、思いっきり後ろにこけた!
ドーン、うっ・・ しばらく息ができず。
左後ろの背中を、木の根にぶちつけたのだ。
幸い骨折とか、でなくて打撲だけで済んだが。
このコースは、殆ど人に出会わずで、大事になっていればやばかった。
▲ ヨロヨロと登山口に戻ったのは、16:10 PM 。
9時間50分の山行になった。
山道は、岩道ではなくて砂と土なので膝にはこなかったが、体全体が疲れていた。
やはり見込んだとおり上級コースだった。
ま、それはともかく、念願の岩手山制覇オメデトウ(自分に)。
この日は、さすがにもうどこへも移動せず。
ここで入浴、就寝でした。