青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

花の森吉山登山~ 貴重な体験をありがとう

2018年07月16日 11時48分47秒 | 同上 (山歩き)
7月11日(木)

空は曇天、晴れじゃない。

しかし登ることにした。
おそらく晴れても、もうこの山というかこの駐車場へは、あの細い山道を通っては来ない。じゃあ、せっかく通ってきたのだから登ろうじゃないかという理屈で。(めんどうだねキミは)

同行をお願いしたUさんとの約束もあるし。

5時半に出発!



▲ 無人こめつが山荘で登山届けを出す。

ギャイーン!

登山届け帳の横に手書きメモが

6月10日 13:00 六合目登山道 熊2頭 発見
6月24日 一の腰 子熊2頭 10:30 ごろ

こういう小さい山では、こういう生情報は現地に来てからわかるのか。
HPの「最新情報」には何もなかったのに・・

どうも手前の山道で、出るらしい。



▲ Uさんのあとについて山道へ入っていく。

いかにも出そうで、チロンチロン(Uさん)、リンリン(Sora)精一杯鳴らして進む。
Uさんは白神で、出会いがしらで熊に会ったときはじっとしていたら、熊のほうから逃げていったとか。Uさん、先頭で頼みますよ。

中途で、おまけに雨が降ってきてブレーカーを着る。
トホホだ。こんなはずではなかったのに。



▲ 往路行程(CT3時間20分)の約半分地点の一の腰に出た。

ここからはブナ林は終わって、湿原状になる。
どうもクマにも出会わなかったようだ(^^)。

しかし、ここからは森吉山の頂上の端正な姿が見え始める、とガイドに書いてあるが何も見えない。

そもそもなぜ森吉山(もりよしざん)1454m に登りに来たか?

アスピーテ型火山の山頂の風景と(これはダメ)
ここは、花の百名山なので、花を見にきたのだ。

晴れの日

さすがに山道脇でしか見れないが、花はありました。(名称略)

 

 

 

湿地に多かったのが、最初のイワイチョウ(とUさんが言っていた)。
あとはよくみる花。




▲ 森吉神社と森吉避難小屋 に到達。




▲ ここはジムかよ。

いや、避難小屋の個室(バイオトイレ)で用足しをしたら、このバイクで順回転20回、逆回転10回以上させてください、と注意書きがあった。

で、漕ぎましたよ。 初めてだこんなの。




▲ さて、霧そぼる湿原を歩き続ける。

晴れてたらねえ。


 

▲ 一番目のヒナザクラが、本当は桜ではないのだろうが、色が濃くてきれいだった。


 

▲ イワカガミがいつものピンク色だけでなくて、白い色もあって変種発見?


この山は、まあニッコウキスゲが多くて






▲ あちこちに咲いていた。



 

▲ シラネアオイ(左)も少しあった。





▲ チングルマの群生。



▲ 一輪だけズームアップ。


こんな花も

 



さっきのチングルマが花を落とすと、このように



▲ 雨に濡れそぼりながら、風に揺れるチングルマだ。

こんなのは初めて見る。





▲ あれが頂上か。




▲ 森吉山 頂上 1454m 9時到着

雨・ガスの中でもほぼコースタイムで。




▲ 方位盤

月山、鳥海、岩手山、岩木山、秋田駒 etc 東北の名峰が、ぜーんぶ見えることになっているが、ぜーんぶ何も見えません。

まだ、早いのだが(きのうから)持ってきた、いつもの助六を食べる。
ほかのスポットで食べていると、クマちゃんがねだりにくるかもしれず、落ち着かないので。


で、早い下山へ。



▲ 阿仁スキー場への分岐点の前スポットで。

初めて出会う、ほかの登山者グループ。
皆さんはスキー場のゴンドラで、こられたのだろうなあ。

森吉山へは6つほど登山コースがあるが、「現在は森吉町『様田コース』と阿仁町『幸屋コース』の二つだけが一般的。ほかはかなり荒廃している」とYamakeiに載っている。

ボクたちは、こめつが山荘発の様田コース。オススメは、ゴンドラを乗ってくるラクチン幸屋コースです。様田コースはクマ出没のリスクがあります




▲ 湿原に上がるまでの山道は、こんな自然岩のままの登山道で(月山、鳥海はこの点では整備されていたな)




▲ 今は特に草ぼうぼうの山道で、ワイルド感に溢れている。

クマさん、こんにちはの感じだ。
ボクたちのほうが、キミたちの領域に踏み入っているのだよねー。





▲ 幸いというか、ことなく無事にこめつが山荘駐車場に戻ってきた。

後方に、軽四輪が2台新たに見えるが、あれは登山者のものではない。
この先の工事関係者用のクルマ。
結局、登ったのは我々二人だけであった。

Uさんのクルマは那須ナンバー。7月1日からボク同様に東北の山をめぐっている。2泊を車中泊し1泊を温泉宿泊(予約)のサイクルで、雨であろうが当初計画どおり周ってきたと。元気だねー。でもボクと同じ歳だったよ(笑)。

またボクのクルマでちょっと一緒に休憩をと思ったが、Uさんはこれから国見の温泉宿へきょうは行く(4時間運転か)ということで、ここでお別れした。

Uさん出発。ほどなくボクも出発。



▲ 問題の細いわき道。

良かったあ。対向車こなかった。




▲ 本道の林道に出てしばらくすると、Uさんの車が前方に停車中。

「どうしたんですか?」
「クマが横切っていったんだよ」


 イメージ

はいはい、クマちゃんね、もうボク来ないからね。

Uさん、お気をつけて。お元気で。





▲ 下山して北秋田市の方向へ。

で、雨でべとべなので、まずは立ち寄り湯、縄文の湯へ。

なぜ縄文なのか知らないが、秋田の山中のこのあたりはワイルドだな。



この日は、縄文の湯から近い道の駅・たかのすで泊まることに。

道の駅での夕食は



▲ はい、秋田ならトーゼン比内地鶏きりたんぽ鍋 1230エン だ。

じゅんさいもなめこ汁もついて。

まんずなー んめどー

ということで


完食だった。


今日も、お疲れさんでした。