7月14日(土)
森吉山に11日に登ったあと、道の駅・たかのすで12日、13日と逗留。
そろそろ出発しようかとしていたら、当地で14日、15日にはお祭りがあるではないか。
じゃあせっかくだ、お祭りを見ていこう。
14日は宵宮祭。午後7時からだ。
▲ 道の駅から歩いて10分ほど、綴子(つづれこ)の集落に6時過ぎに来た。
▲ 綴子神社の前で。
1350年前に創建されたという東北地方最古の八幡宮。
町も神社まだ準備中という感じで、静かだ。
お祭りの本旨は、綴子は常時水不足に悩み、農民が大太鼓を打ち鳴らして雷鳴に似せて、天上の神に雨を請い祈願するものだった。鎌倉時代から始まったと伝えられる。
当初はその祈願が、上方(山手)と下方(下手)に分かれて競うような形となって、綴子神社への祈願先陣争いになっていた。それも当初は源氏VS平家になぞらえて、その後は徳川VS豊臣方の戦いに見立てて現在も行われている。
ただ先陣争いが激しくなり過ぎて、昭和5年からは上町(徳川)と下町(徳川)の1年交代の奉納行事として平和裏におこなわれるようになったとか(笑)。今年は上町の担当だ。
▲ 7時10分前に、指揮者の出陣の号令がくだった。
先頭は、ヤッパレ(棒使い)。
ヤッパレとは野次払いが転訛したもの。村の防備と自己防衛のため、農民たちは棒で訓練していた棒術が行事に組み入れられた。
上町・徳川方だからみんな葵(あおい)の御紋の化粧回し?だ。
▲ その棒術の披露だ。
ヤッパレ、アッパレ。
次は、
▲ 子供達の行列(^^)。
鉾・槍を入れる入れ物? を担いでいる。ワカラン(笑)。
そのあともいくつかの行列が続くが、編集者権限で割愛。
行列のしんがりは、やはり
▲ 大太鼓の行進だ。
手前に、小さい太鼓が大と小で二つ。
そのあとに、大きい太鼓が三つ。その直径は、小が2.6m 中が3.3m 大が3.8m だ。
▲ 大きい太鼓は、トラクターで挽かれている。
この運搬も、当初は40人が縄で引いて、その後牛や馬で引いて、現在はトラクターがという歴史がある(笑)。
▲ 大太鼓が出てきた。
横で、綺麗どこのねーさん達が笛を弾いている。
子供が・・ オイオイ轢かれるよ。
大太鼓の胴材には秋田杉、皮面にはホルスタインの種雄牛を使用している。
▲ イイネー。 何が?(笑)
▲ オジサンたちもがんばっている。
1m余りのバチを上から叩く。
▲ まだまだ、やるでー (ここ秋田だよ)
▲ 太鼓にライトが点けられた。
先頭の覆面にーちゃんは、獅子三頭の一人。 後で境内で激しい獅子踊りをした。
一方、神社境内はどうなっている。先回りして行ってみる。
▲ 神社では、境内広場には人がいなくて静か。
▲ しかし、神社内では神事が執り行われていた。
覗いてみる。
▲ 巫女さんによる、雅楽に合わせての舞が・・
また行進に戻ると、
▲ おお、宵の薄闇の中、大太鼓がやってきている。
▲ 8時10分前頃に、神主さんに先導されて行進が入ってきた。
そして、まもなく境内での奉納行事が始まった。
▲ 棒使いさんによる舞。
▲ 先の覆面獅子舞さんによる獅子踊。激しく動く舞の奉納。
獅子は霊獣として崇められ、その力によって悪病、災禍を除くと信じられている。
ヨシっ、日本全国で獅子舞だ! (キミ、不謹慎だよ)
▲ 子供達による奴踊(やっこおどり)。
たいていこんなのになると、小さい子がついていけず突っ立っている子がいるものだが(笑)、うん、みんなちゃんと体を動かしている。
都会の子はもうこんな経験はできないだろうな。
Uちゃんなんか、バレーだ。
日本伝統文化、大丈夫か?
▲ 奉納踊りの最後は、にーさん達による奴踊。
6パターンぐらい連続してやったよ。
そもそもこの奴踊は、豊作を祈って農家の生活や農作業の様子を踊りで表現しているらしい。
▲ 太鼓打ちと笛使いの最後の演奏で、奉納行事は終わった。
これで今年の雨乞いは間違いなく成就だね。
おっと、と、ちょっと降りすぎなんじゃない?
日本の亜熱帯化に伴って、これからは別の神事・祈願が発展するかもしれないなあ・・(ひとりごと)
▲ 三つの大太鼓。
これは、境内には入ってこなくて、境内横にライトアップされて設置されていた。
うん。面白い、興味深いお祭りを見せていただいた。
この祭りは、極めてローカルなのだろう。
祭り用の駐車場はどこにもなく、もちろん田舎だから三井のコインパークもないし(笑)、そもそも観光客を想定していないように見える。おそらく大太鼓祭りを見にきたのは、上町、上町の住人だけだろう。おかげで、祭り見物につきものの場所取りなんか不要で、あちこち自由に歩き回れ撮れたよ。 これって、本来の地域住民のための祭りの形なんだろうか。
祭りが終わって、また道の駅まで田んぼ道を歩いて、ボクのねぐらに戻った。
▲ おおHarmonyちゃんが、待っているね。
ああー、明日はすっきり晴れてくれないかなー。
いつまでも秋田から出れないよー、秋田、飽きたなんちゃって。(また言ってる、失礼だよ)
森吉山に11日に登ったあと、道の駅・たかのすで12日、13日と逗留。
そろそろ出発しようかとしていたら、当地で14日、15日にはお祭りがあるではないか。
じゃあせっかくだ、お祭りを見ていこう。
14日は宵宮祭。午後7時からだ。
▲ 道の駅から歩いて10分ほど、綴子(つづれこ)の集落に6時過ぎに来た。
▲ 綴子神社の前で。
1350年前に創建されたという東北地方最古の八幡宮。
町も神社まだ準備中という感じで、静かだ。
お祭りの本旨は、綴子は常時水不足に悩み、農民が大太鼓を打ち鳴らして雷鳴に似せて、天上の神に雨を請い祈願するものだった。鎌倉時代から始まったと伝えられる。
当初はその祈願が、上方(山手)と下方(下手)に分かれて競うような形となって、綴子神社への祈願先陣争いになっていた。それも当初は源氏VS平家になぞらえて、その後は徳川VS豊臣方の戦いに見立てて現在も行われている。
ただ先陣争いが激しくなり過ぎて、昭和5年からは上町(徳川)と下町(徳川)の1年交代の奉納行事として平和裏におこなわれるようになったとか(笑)。今年は上町の担当だ。
▲ 7時10分前に、指揮者の出陣の号令がくだった。
先頭は、ヤッパレ(棒使い)。
ヤッパレとは野次払いが転訛したもの。村の防備と自己防衛のため、農民たちは棒で訓練していた棒術が行事に組み入れられた。
上町・徳川方だからみんな葵(あおい)の御紋の化粧回し?だ。
▲ その棒術の披露だ。
ヤッパレ、アッパレ。
次は、
▲ 子供達の行列(^^)。
鉾・槍を入れる入れ物? を担いでいる。ワカラン(笑)。
そのあともいくつかの行列が続くが、編集者権限で割愛。
行列のしんがりは、やはり
▲ 大太鼓の行進だ。
手前に、小さい太鼓が大と小で二つ。
そのあとに、大きい太鼓が三つ。その直径は、小が2.6m 中が3.3m 大が3.8m だ。
▲ 大きい太鼓は、トラクターで挽かれている。
この運搬も、当初は40人が縄で引いて、その後牛や馬で引いて、現在はトラクターがという歴史がある(笑)。
▲ 大太鼓が出てきた。
横で、綺麗どこのねーさん達が笛を弾いている。
子供が・・ オイオイ轢かれるよ。
大太鼓の胴材には秋田杉、皮面にはホルスタインの種雄牛を使用している。
▲ イイネー。 何が?(笑)
▲ オジサンたちもがんばっている。
1m余りのバチを上から叩く。
▲ まだまだ、やるでー (ここ秋田だよ)
▲ 太鼓にライトが点けられた。
先頭の覆面にーちゃんは、獅子三頭の一人。 後で境内で激しい獅子踊りをした。
一方、神社境内はどうなっている。先回りして行ってみる。
▲ 神社では、境内広場には人がいなくて静か。
▲ しかし、神社内では神事が執り行われていた。
覗いてみる。
▲ 巫女さんによる、雅楽に合わせての舞が・・
また行進に戻ると、
▲ おお、宵の薄闇の中、大太鼓がやってきている。
▲ 8時10分前頃に、神主さんに先導されて行進が入ってきた。
そして、まもなく境内での奉納行事が始まった。
▲ 棒使いさんによる舞。
▲ 先の覆面獅子舞さんによる獅子踊。激しく動く舞の奉納。
獅子は霊獣として崇められ、その力によって悪病、災禍を除くと信じられている。
ヨシっ、日本全国で獅子舞だ! (キミ、不謹慎だよ)
▲ 子供達による奴踊(やっこおどり)。
たいていこんなのになると、小さい子がついていけず突っ立っている子がいるものだが(笑)、うん、みんなちゃんと体を動かしている。
都会の子はもうこんな経験はできないだろうな。
Uちゃんなんか、バレーだ。
日本伝統文化、大丈夫か?
▲ 奉納踊りの最後は、にーさん達による奴踊。
6パターンぐらい連続してやったよ。
そもそもこの奴踊は、豊作を祈って農家の生活や農作業の様子を踊りで表現しているらしい。
▲ 太鼓打ちと笛使いの最後の演奏で、奉納行事は終わった。
これで今年の雨乞いは間違いなく成就だね。
おっと、と、ちょっと降りすぎなんじゃない?
日本の亜熱帯化に伴って、これからは別の神事・祈願が発展するかもしれないなあ・・(ひとりごと)
▲ 三つの大太鼓。
これは、境内には入ってこなくて、境内横にライトアップされて設置されていた。
うん。面白い、興味深いお祭りを見せていただいた。
この祭りは、極めてローカルなのだろう。
祭り用の駐車場はどこにもなく、もちろん田舎だから三井のコインパークもないし(笑)、そもそも観光客を想定していないように見える。おそらく大太鼓祭りを見にきたのは、上町、上町の住人だけだろう。おかげで、祭り見物につきものの場所取りなんか不要で、あちこち自由に歩き回れ撮れたよ。 これって、本来の地域住民のための祭りの形なんだろうか。
祭りが終わって、また道の駅まで田んぼ道を歩いて、ボクのねぐらに戻った。
▲ おおHarmonyちゃんが、待っているね。
ああー、明日はすっきり晴れてくれないかなー。
いつまでも秋田から出れないよー、秋田、飽きたなんちゃって。(また言ってる、失礼だよ)