青い空とわたし

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八甲田山登山~ 東北きっての大湿原を周遊

2018年07月26日 15時19分31秒 | 同上 (山歩き)
7月23日(火)

酸ヶ湯温泉の公共駐車場での朝。

昨晩は確か雨音がしていたし、今も空はどんより曇っている。
きょうはダメかなあ。



▲ しかし、予報どおり9時近くになると晴れてきた。

急いで準備。
8時50分に駐車場脇の登山口 900m を出発。

地獄の湯という硫黄臭の立ちこめるガレ場を登りきると



▲ お待ちかねの湿原地帯に出てきた。

前に見えるのは、小岳1478m。
左手には・・




▲ 大岳が見えるのだが、今は流れる雲が取りついている。

ここは仙人岱(せんにんたい)と呼ばれるこの周遊コース最初の湿原だ。
岱(たい)とは、山の上にある湿原のことを言うそうだ。




▲ おお、雲がとれた。

あれが、八甲田山系で一番高い大岳 1584m だな。
頂上から左下に茶色い肌を見せているのが、のちに登ることになる登山道だ。
かなりガレていて地肌を見せている。

湿原の花、
 

 

 

 




▲ 仙人岱の湿原を終えて、正面の大岳に向かって登っていく。





▲ ある程度登って後ろを振り向く。

八甲田山の特徴は、緑の濃いアオモリトドマツ(オオシラビソ)の繁茂のようだ。
寒冷地に強いアオモリトドマツだが、手前の山肌の左側(北側)には生えていない。
残雪が長く残るからだそうだ。

最後のガレ場を登ると



▲ 八甲田大岳1584mの頂上に到着 11時13分。

360度のパノラマ展望だが、雲に遮られている方向もある。




▲ 方向盤の上に立って、イエーィ !




▲ 北の方向、つまり青森市、陸奥湾の方向は晴れている。

山並みの向こうに、かすかに市街が見える。

そして、ほぼ中央の山頂から少し下ったところには



▲ 八甲田スキー場の山頂公園の白い建物が見える。

2年前の2016年3月には、八甲田スキー場に初めて来て、あの頂上公園からこちらの、ここ大岳方向を眺めたなあ。




▲ その時の写真。中央の雲がかかっているのが大岳。




▲ 昼食を食べよう。

今日は、オムスビ2個、鮭と梅だ。酸ヶ湯温泉の売店で朝買ってきた。

東の方向。三つの山、右から小岳、高田大岳、雛岳 だ。




▲ 山頂には40分ほどいて、下山、周遊開始だ。

下に見える大岳避難小屋まで降りていく。
そこから左に折れて、毛無岱湿原へ向かうはずだ。

目の前の山は、井戸岳 1452m。
その手前が噴火口跡で、丸くえぐられている。




▲ また次の湿原へ下りてきた。

上毛無岱(かみけなしたい)だ。




▲ ワタスゲが見れる。

尾瀬ヶ原で一面のワタスゲを見たことがある。

だが、ここで一面に咲いていたのは、



▲ キンコウカ。

キンコウカが一面に群生していた。




▲ キンコウカのアップ。

こんな単純な花なのだが、これが群生すると見事になる。




▲ 木道の脇にも、あちこちに咲いていて




▲ こんな大規模な群落は見たことがなかった。


上毛無岱が切れたところは、一気に坂になっていて階段が付けられていた。
その階段の上段から下を見下ろすと、



▲ 下毛無岱(しもけなしたい)の湿原がまた広がっている。

地糠もあちこちに見える。




▲ ズームすると、木道を登山者が歩いている。




▲ タチギボウシだろうか。

あとは、たんたんと歩いて




▲ 酸ヶ湯駐車場には、午後2時過ぎに戻った。

標高差は700m ほどで、アップダウンも少なく歩きやすい湿原散策コースだった。

さあこれで、東北で5座を予定どおり、無事終えることができた 

クルマで休憩をしたあと、お風呂へ入ってスッキリとしよう。



▲ 酸ヶ湯の混浴千人風呂では、体や頭を洗ったりはできない。

千人風呂とは別に、男女別々の玉の湯という小規模の室内温泉がある。
きょうはこれで、さっぱりとだ。なんの未練もない。(なんのこっちゃ)

入浴を終えると、出発下山。



▲ 道の中途で、八甲田スキー場に寄ってみた。

ロープウェイであの頂上公園まで上がれたが、きょうの運行は終わっていた。
残念。

このスキー場には、必死の思いで2Wスタッドレスで上がってきて、オフピステを3回滑って、またスリップに気をつけて、実際スリップしてやばかったが、青森市に帰っていったなあ。 苦労した場所はたまらなく、懐かしい・・

が、それはそれ。
次の新しいネグラへ行こう。

ここは