青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

キャンカーに異音がして・・・旅中断か!

2017年07月05日 21時00分00秒 | Harmony のこと
7月2日(日)

昨日と、今日は、公休日。

岩手山の東のふもと西根にある、道の駅にしねに陣取って、連日ブログ作成をしていた。

お腹も空くので食料買い出しにと、町の北にあるイオンマックスバリューへクルマを走らせた。

どうも、運転手席下部あたりからガラガラという異音が気になってきた。
旅に出てからまもなくその異音には気づいてはいたのだが、すぐ消えていた。

が、今は消えない!




▲ トヨペットのナビ検索をして、最寄りのトヨペット西根支店さんへ。

すぐ点検してくれた。




▲ イオン 異音の原因は、マフラーシャフトをカバーしているカバー部(赤印)が腐食していて振動でガタつくのだという。

先端のカバーは手でも取れるグラグラ状態だったので、撤去した。
これで走れるし、すぐにカバーが脱落するわけではないが、異音は依然残るだろう、とのことだった。

カバー部を取り寄せしなければならないが、費用は14万円!

うむむ・・

これから2カ月の旅を、このまま北海道へ渡り走るわけにはいかない

で、盛岡へ部品発注してもらった。

当初、来週水曜日届きの土曜日修理の予定と聞いていたが。
あとで電話がかかってきて、土曜日までに部品が手に入るかどうか確証がないとのこと。

「しょうがないですよ。待ちますから・・」
「それでは、部品が届いたらおこちらから電話するということで」


ま、「旅行中で急いでいるので」とも言えないしね(笑)。



マックスバリューでの調達を終えて、そのままお風呂へ。



▲ おらほの温泉。

登山口にある「焼走りの湯」に3日連続で入っていたが、西根にも立ち寄り湯があることがわかったので、今日はここに。

ちなみに調べてみると「おらほ」とは東北弁で「私達の」という意味らしい。
実際、風呂に入りにきているのは地元の人達ばかりのようだった。

まんず、まんず。






岩手山・焼走り溶岩流を見てからふもとへ

2017年07月05日 13時30分08秒 | 同上 (山歩き)
6月30日(金)

3連登を終えた朝。




▲ きょうも晴れだ。

が、朝からあのお化粧をする必要はもう無い。

今日はどこも登らないのだ。


そうだ、下山する前に、溶岩流の跡を見てこよう。






▲ 登山駐車場のすぐ横の階段を、トントンと上がっていくと、

国の「特別天然記念物焼走り溶岩流」が広がっていた。

長さ約4km、最大幅約1kmに及ぶという。

ここは、岩手山を登っている時も、黒い広がりとして見えていたスポットだ。

右を見ると



▲ もちろん、岩手山。

溶岩原から、火山をみるのはあまりないような。

あ、富士山がそうかな。





▲ 30分ほど、溶岩流の中を歩くと展望台に到着。




▲ 宮沢賢治が、岩手山と溶岩流を讃える詩碑が立っていた。

「強力な鬼神たちの棲みか」と詠んでいる。

また、ここの説明板によると、

・ここの溶岩流は、1732年の噴出によってできたもの。
・真っ赤な溶岩が急激な速さで流下するのを見た当時の人々が、”焼走り”とこのあたりを命名したのだろうと。
・噴出年代が明らかで、260年以上を経た今でも樹木で覆われることもなく、地形的改変もなく、噴出時の全貌を留めているのは日本でも珍しいこと⇒特別天然記念物に指定(S27)。

ふ~ん。マグマが流れ落ちたから焼け太りじゃなかった、焼け走りか。

ボクみたいに転んでいては逃げ遅れるな(笑)。



戻ろうか。



▲ あそこまで歩いていくのは、たいへんだ。

左手には、



▲ 岩手山さんが、どっしりと構えていた。

ありがとうね。

さようなら。




▲ 入口近くで、小学生が入ってきた。

溶岩流と宮沢賢治先生を、よく学べよ。





▲ あらら、新品で買ってきたスニーカーのラバー底、溶岩でボロボロだ!



************* 


下山して、近くの道の駅で昼食だ。



▲ で、食べたのが




▲ ホウレンソウカレー。800円ぐらいだったかな。

この辺りは、ホウレンソウが特産だかららしい。

力が付くかな。

ココナッツミルクが加味してあって、辛いけれど甘味があって 





▲ 道の駅にしね

きょうはここで車中泊だ。



岩手山日帰り登山(焼走りコース)~ コマクサとシラネアオイの山道

2017年07月03日 17時11分40秒 | 同上 (山歩き)
6月29日(木)

岩手山・焼走り登山口駐車場で前泊の朝。

今日は頑張って4時半、早めに起きる。




▲ 外に出てみると、目玉焼きのような日の出が、ちょうど顔をのぞかせたところ。

岩手山もはっきり。

雲一つない快晴だ。

天候によっては、明日の登山でもよいと思っていたが(3日連続の山登りになるので)、

しかしこれでは、登るしかない!




▲ 焼走り登山口570m の前に立ったのが、6時20分ごろ。

キャンカーだと居住性が高いからか、かえってどうしても出発が遅れる。




▲ 絵地図で焼走りコースの確認。

左下の現在地から、第二噴出口跡までの樹林帯を登って、右折。
砂礫帯のコマクサロードを登って、左折。
再び樹林帯を登り平傘不動小屋へ到着。
小屋から頂上2038m を目指す。

標高差1468m、累積標高差1493m、コースタイム7時間10分 だ。

一般的には左上の馬返しから登るようだが、今回は意図があってこのコースだ。




▲ 樹林帯が延々と続く。

見晴らしはほとんど無いが、適度に木漏れ日が落ちてきて、まあ黙黙と登った。

哲学をする登山道だ。


登山口は570mで、比較的低いので山道わきには花は皆無。

標高1000mを越えた頃から、花が出てきた。
やはり高山植物の高山たるゆえんだ。ここまで上がって来てだ ♪



▲ ハクサンシャクナゲ / ハクサンチドリ




▲ 不詳 初めて見る /  マイヅルソウ (信さん)




▲ 不詳 よくあるがあとで / スミレ あとで




▲ 不詳 ほかで見た / 不詳 





▲ 樹林帯を終えて、砂礫帯に入る

と・・・




▲ うーん、出てきた。

コマクサだ。

両側の砂礫地にコマクサが見れることから、コマクサロード




▲ 毎年見にきているというにーさんによると、ピークはあと数日後だろうと。

ただ7月に入ると、梅雨の雨を吸ってコマクサは少し茶色くなるらしい。
今が、薄いピンク色で綺麗なんだと。

ガイドブックには、コマクサは7月上旬からと書いてあったので、期待は抑えていたのだが。

ラッキー!




▲ コマクサの群生は、初めてではなくて草津白根山でも見ているが、

火山礫の上に植生するのは同じだが、ここは他の低木と共生しているのが違うと思う。
そのことは、他の低木に駆逐されるリスクがあるかもしれない。


火山砂礫が終わると、再びダケカンバ林中心の樹林帯へ入っていく。



▲ 秋田駒と岩手山にのみ生育するというあのイワテハタザオか。/ 不詳 前も見たが


そして、



▲ シラネアオイが現れた。日本のみの花。

しかも今までの山のように、ポツポツとではなくて、ズラッと群生している。




▲ シラネアオイが山道の両脇で、気品のある彩りを添える。





▲ もう、あちこちで ♪





▲ なんとなく色が薄いというか、白っぽいシラネアオイが多かったような。





▲ このように、紫がかったのは少なかった。


色はともかくとして、こんなに簡単にシラネアオイを鑑賞しつくせる山道はすごいねー。

満足、満足だった。




もちろん、こんな花も、



▲ サンカヨウ(信さん) / キバナコマノツメ




▲ バニラ色でイイネー 不詳 / ミヤマキンバイ


まもなく岩手山山頂の直下、標高1780mにある平笠不動に着いた。11:10PM

出発から4時間50分たっている。
1時間10分ほどCTより送れている。

ゆっくり歩いたとは思わないので、花の撮影に夢中になり過ぎたか(笑)。




▲ 平笠不動避難小屋が立っている。

バイオトイレがあって便利。

そして、小屋の前には、



▲ 岩手山2038m だ。

岩手山山頂が三角形の壁のように高まって見える・・

さあ、あそこに登るのだ。

低木の樹林帯をくぐって、砂礫を50分ほど登って、



▲ 外輪山の端にたどりついた。

前方の更に高いところが、頂上だ。




▲ 横を見ると、

大きなカルデラが、収まっている。

さらに、えっこら。




▲ 岩手山頂上! 2038m 12:10PM

もちろん、360度パノラマ。



▲ ワイド撮影で。

向こうには、盛岡の市外だろうか。町並みが見える。


スマホ、タブレット用;


ここでランチ。

食べながら、この火山口の外周を廻ろうかどうか悩んだ。
今までの中で、一番大きな外周だ。浅間山より大きい。

避難小屋にいた人は1周すると1時間かかると言っていた。

廻ったら、下山は5時~6時頃になるだろう。
何よりも、水があまり残ってない!
暑いので、飲んでしまった。


結局、大事をとって廻らないことにした。
旅は長い。



▲ 下山開始。12:50 PM




▲ シラネアオイさん、コマクサさん、さようなら。

会えてうれしかったよ。


実は、戻りは容易ではなかった。

砂礫の道は下るとき、ズルッ、ズルッと前に滑るのだ。
一度、思いっきり後ろにこけた!

ドーン、うっ・・ しばらく息ができず。

左後ろの背中を、木の根にぶちつけたのだ。

幸い骨折とか、でなくて打撲だけで済んだが。

このコースは、殆ど人に出会わずで、大事になっていればやばかった。






▲ ヨロヨロと登山口に戻ったのは、16:10 PM 。

9時間50分の山行になった。

山道は、岩道ではなくて砂と土なので膝にはこなかったが、体全体が疲れていた。

やはり見込んだとおり上級コースだった。

ま、それはともかく、念願の岩手山制覇オメデトウ(自分に)。


この日は、さすがにもうどこへも移動せず。
ここで入浴、就寝でした。







花の名山・秋田駒ケ岳に登る~また最後に出会えてよかった

2017年07月01日 22時49分03秒 | 同上 (山歩き)
6月28日(水)

今日は、朝ゆっくりめのスケジュール。

7時に、アルパこまくさを出発のバスに乗る。
この時期はマイカー規制があるのだ。



▲ 駒ケ岳八合目のバス停兼休憩所に7時半頃に到着。

登山口に、7時47分に立つ。




▲ 傍の絵地図で、コースを確認。

①バス停8合目 → 片倉岳展望台を経由して → 阿弥陀池西端から → ②男岳に登る

阿弥陀池を廻って ③男女岳に登る。阿弥陀池東端から ④横岳を経由して焼森から分岐してバス停に戻る。

累積標高差510m でコースタイムも3時間40分とある。簡単な山行になるはずだ。

花を楽しむというのが中心の山だろう。

登り始めると早速、



▲ ハクサンチドリ? / マイヅルソウ




▲ 不詳 / ショウジョウバカマ?





▲ この黄色い花が、あとでも触れるがよく分からない

追記: オオバキスミレ です。(みちほさん)




▲ 下を振り返ると、8合目のバス停・休憩所が見える。





▲ ムシカリ(オオカメノキ) /  不詳

追記: 右の花名は不詳としたが



これは、イワテハタザオ かもしれない。

「花の百名山 登山ガイド」によれば「秋田駒と岩手山のみの砂礫地に生育する絶命危惧種」と書いてあった。

ウッムー、絶命危惧種?! 皆さん、よく見てやってください(笑)。





▲ 雪渓が現れた。雪のステップを上ってトラバースする。





▲ イワカガミ / アカモノ?





▲ きょうも、鳥海山。

早池峰山より秋田駒のほうが近いからか、少し大きく見える。





▲ チングルマ / チングルマとミヤマキンバイが混在して群生





▲ 木道の先に、阿弥陀池が見えてきた。


これが混乱する。



▲ ミヤマキンバイ / オオバキスミレ

左は葉の形からも間違いないが、先にも出たが左が分からない。葉の形状が違う。

(尖った葉先はオオバキスミレ)

ややこしいのは、この2種が混在して群生していることがあった。


阿弥陀池の西端に到着。
そこから右手側の稜線を男岳を目指して登る。



▲ 男岳(おだけ)頂上1623m 。

ここからは、秋田駒ケ岳の全体がよく見渡せる。





▲ 左正面の①が男女岳(おなめだけ)1637m。一番標高が高い。

②が横岳1583m。

③の丸い窪みが小岳1409m。

④切れてはいるが地肌だけの女岳(めだけ)1513m

秋田駒ケ岳とは、男岳のほか①②③④との総称だ。


スマホ、タブレット向けワイド:



個別に見ると、



▲ 男女岳。

阿弥陀池を挟んで男岳が対峙している。

山道が横切っている。左手から右手へ歩いてきた。




▲ 小岳。

火口丘になっている。


男岳頂上から、①②③の方向とは逆の後方を振り向くと、



▲ 田沢湖が広がって見えるのだが、今は雲に両端が隠れている。

ランチとして、待ってみたが雲はとれなかった。




▲ 阿弥陀池東端へ歩いていき、さあ目の前の男女岳に登ろう。





▲ 男女岳頂上へ。





▲ 向こうが、先ほどまでいた男岳。

その背後に、今は雲がとれた田沢湖が見える。





▲ さあ下りよう。

下には阿弥陀池が伸びている。




▲ 下りる途中に、この紫色の花が。


おりたあと又、横岳へ登ると



▲ ああ、シラネアオイが見えた。

先日の白砂山、八間山では見れなかった花。




▲ 横岳から小岳の方面を見る。

手前がムーミン谷と呼ばれるそうだ。
ここから来た人が言うには、今日の10時ごろこのムーミン谷に熊が目撃されたとか。

ムーミンじゃなくて、クマかよ。




▲ 尾根ぞいの砂礫地を焼森へ向かって歩く。





▲ 尾根沿いの脇には、先の黄色い花が群生していた。

向こうはチングルマ。




▲ 焼森に到着。


ここからの砂礫地に、



▲ ああ出た!

待望のタカネスミレだ。

これだけでなくて、



▲ 砂礫の斜面に延々と、黄色が続く大群落だ。





▲ タカネスミレ ちゃん、最後に会えてうれしかったよ。





▲ 8合目近くでは、こんな鳥もいた。

ウソという鳥です。首元が赤いのが決め手。(みちほさん)





▲ 8合目バス停に戻ってきた。1:13PM

ちょうど、下りのバスもやってきた。

お疲れさん。

きょうも無事下山、というか山周遊を終えた。



************

盛岡の方面へ走って、小岩井農場へ。

そこから、またあのスポットへ。




▲ 一本桜と後ろには、岩手山。

NHKの朝ドラ「どんど晴れ」で有名になったシーンだ。

岩手山は、雲がかぶっているような、ないような。

そう、明日は岩手山登攀だ!

ただ今回の登山口は、この南側ではなくてこの裏の北側からだ。

さあ、行こう。




▲ 岩手山焼走り国際交流村の中にある、「焼走り温泉ふれあいの湯」へ。

単純温泉だが、気持ちの良い温泉だった。
(3回も入ることになるのだが)






▲ して、岩手山を望む登山口駐車場で今晩はお休みだ。

明日も晴れのはずだが、雲がいっぱい出ているなあ。

岩手山はちと手強いよ。
早めに寝なくては。