青い空とわたし

青い空の日  白い雲の帆船をみていると

どこかへ どこまでも Harmonyと

走っていきたくなります

大太鼓祭りを終えて新しい地へ

2018年07月19日 06時00分00秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月15日(日)

大太鼓祭り宵宮祭の翌朝。



▲ ここの道の駅・たかのすには、大太鼓の館という施設が併設されている。

この道の駅は下町に属していて、下町の大太鼓を保管している。
単なる保管庫にしてはたいそう立派な建物だ。
理由があって、下町の大太鼓は世界一大きな和太鼓のギネス認定を受けていて、ここで有料展示しているわけだ。

きょう15日の例大祭(午前11時から)には、下町の大太鼓も奉納される。



▲ で、朝の8時ごろに蔵出しだ。

トラクターに引っ張られて出てきた。
昨日の上町のトラクターは青色だったが、下町のそれは赤色だね。




▲ Harmony の前を二つの大太鼓が通っていく

「世界一の」に意味がある。





▲ 道の駅を出ていく大太鼓。

バイバイ。





▲ じゃあ、ボクらも道の駅を出ていこうか。

道の駅・たかのすには11日の夜からだから、4泊5日したのか。Wao!
お世話になりました。


再び内陸から日本海側に出て、


▲ 能代市にあるパリミキの眼鏡店に寄る。

眼鏡のレンズわっかが外れそうになっていたので。
無料で修理してくれる。
パリミキ・日本橋店で買った眼鏡だが、簡単な調節なら全国のミキ店で無料修理してくれる。
割安の眼鏡店ではないが、旅先でのアフタケアを考えたら◎。


日本海に沿って北上し、到着したのが



▲ 道の駅・はちもり

ここの道の駅では、「白神山地が水源の名水を持ち帰れる」とガイドに書いてあったからここに来た。

飲み水は、名水でなくてもH2Oであればボクの場合良いのだが(違いがわからん)、ここのところ給水ポイントが無かったので、慈雨の道の駅だ。

お殿様が甘露、甘露と飲んだという「お殿水」を、ポリタンクに給水。

コーヒーに淹れてみたが、殿様でないのでもちろんわからん(笑)。




▲ お風呂は、6km戻って海に面した 「八森いさりび温泉 ハタハタ館」へ。




▲ 夕食はそこで。いさり火弁当 1080エン を。

手前の魚は、ハタハタの干物。ハタハタは秋田県の県魚。しょっつる汁の元になる。

うmmm、ずいぶん昔に男鹿半島の先っぽで、物珍しさから食べてみたが、やっぱりうまかねーな。

さあ、きょうはここまでということで。



北秋田市・綴子神社の大太鼓祭り

2018年07月18日 10時55分15秒 | 同上(お祭り)
7月14日(土)

森吉山に11日に登ったあと、道の駅・たかのすで12日、13日と逗留。
そろそろ出発しようかとしていたら、当地で14日、15日にはお祭りがあるではないか。

じゃあせっかくだ、お祭りを見ていこう。

14日は宵宮祭。午後7時からだ



▲ 道の駅から歩いて10分ほど、綴子(つづれこ)の集落に6時過ぎに来た。





▲ 綴子神社の前で。

1350年前に創建されたという東北地方最古の八幡宮。

町も神社まだ準備中という感じで、静かだ。

お祭りの本旨は、綴子は常時水不足に悩み、農民が大太鼓を打ち鳴らして雷鳴に似せて、天上の神に雨を請い祈願するものだった。鎌倉時代から始まったと伝えられる。
当初はその祈願が、上方(山手)と下方(下手)に分かれて競うような形となって、綴子神社への祈願先陣争いになっていた。それも当初は源氏VS平家になぞらえて、その後は徳川VS豊臣方の戦いに見立てて現在も行われている。

ただ先陣争いが激しくなり過ぎて、昭和5年からは上町(徳川)と下町(徳川)の1年交代の奉納行事として平和裏におこなわれるようになったとか(笑)。今年は上町の担当だ。







▲ 7時10分前に、指揮者の出陣の号令がくだった。

先頭は、ヤッパレ(棒使い)

ヤッパレとは野次払いが転訛したもの。村の防備と自己防衛のため、農民たちは棒で訓練していた棒術が行事に組み入れられた。
上町・徳川方だからみんな葵(あおい)の御紋の化粧回し?だ。




▲ その棒術の披露だ。

ヤッパレ、アッパレ。


次は、



▲ 子供達の行列(^^)。

鉾・槍を入れる入れ物? を担いでいる。ワカラン(笑)。

そのあともいくつかの行列が続くが、編集者権限で割愛。

行列のしんがりは、やはり



▲ 大太鼓の行進だ。

手前に、小さい太鼓が大と小で二つ。
そのあとに、大きい太鼓が三つ。その直径は、小が2.6m 中が3.3m 大が3.8m だ。




▲ 大きい太鼓は、トラクターで挽かれている。

この運搬も、当初は40人が縄で引いて、その後牛や馬で引いて、現在はトラクターがという歴史がある(笑)。




▲ 大太鼓が出てきた。

横で、綺麗どこのねーさん達が笛を弾いている。

子供が・・ オイオイ轢かれるよ。

大太鼓の胴材には秋田杉、皮面にはホルスタインの種雄牛を使用している。




▲ イイネー。 何が?(笑)






▲ オジサンたちもがんばっている。

1m余りのバチを上から叩く。




▲ まだまだ、やるでー (ここ秋田だよ)





▲ 太鼓にライトが点けられた。

先頭の覆面にーちゃんは、獅子三頭の一人。 後で境内で激しい獅子踊りをした。


一方、神社境内はどうなっている。先回りして行ってみる。



▲ 神社では、境内広場には人がいなくて静か。





▲ しかし、神社内では神事が執り行われていた。

覗いてみる。




▲ 巫女さんによる、雅楽に合わせての舞が・・


また行進に戻ると、



▲ おお、宵の薄闇の中、大太鼓がやってきている。





▲ 8時10分前頃に、神主さんに先導されて行進が入ってきた。


そして、まもなく境内での奉納行事が始まった。



▲ 棒使いさんによる舞。




▲ 先の覆面獅子舞さんによる獅子踊。激しく動く舞の奉納。

獅子は霊獣として崇められ、その力によって悪病、災禍を除くと信じられている。

ヨシっ、日本全国で獅子舞だ! (キミ、不謹慎だよ)



  

▲ 子供達による奴踊(やっこおどり)。

たいていこんなのになると、小さい子がついていけず突っ立っている子がいるものだが(笑)、うん、みんなちゃんと体を動かしている。

都会の子はもうこんな経験はできないだろうな。
Uちゃんなんか、バレーだ。
日本伝統文化、大丈夫か?




▲ 奉納踊りの最後は、にーさん達による奴踊。

6パターンぐらい連続してやったよ。
そもそもこの奴踊は、豊作を祈って農家の生活や農作業の様子を踊りで表現しているらしい。



▲ 太鼓打ちと笛使いの最後の演奏で、奉納行事は終わった。

これで今年の雨乞いは間違いなく成就だね。
おっと、と、ちょっと降りすぎなんじゃない?

日本の亜熱帯化に伴って、これからは別の神事・祈願が発展するかもしれないなあ・・(ひとりごと)




▲ 三つの大太鼓。

これは、境内には入ってこなくて、境内横にライトアップされて設置されていた。

うん。面白い、興味深いお祭りを見せていただいた。
この祭りは、極めてローカルなのだろう。
祭り用の駐車場はどこにもなく、もちろん田舎だから三井のコインパークもないし(笑)、そもそも観光客を想定していないように見える。おそらく大太鼓祭りを見にきたのは、上町、上町の住人だけだろう。おかげで、祭り見物につきものの場所取りなんか不要で、あちこち自由に歩き回れ撮れたよ。 これって、本来の地域住民のための祭りの形なんだろうか。


祭りが終わって、また道の駅まで田んぼ道を歩いて、ボクのねぐらに戻った。



▲ おおHarmonyちゃんが、待っているね。

ああー、明日はすっきり晴れてくれないかなー。

いつまでも秋田から出れないよー、秋田、飽きたなんちゃって。(また言ってる、失礼だよ)



花の森吉山登山~ 貴重な体験をありがとう

2018年07月16日 11時48分47秒 | 同上 (山歩き)
7月11日(木)

空は曇天、晴れじゃない。

しかし登ることにした。
おそらく晴れても、もうこの山というかこの駐車場へは、あの細い山道を通っては来ない。じゃあ、せっかく通ってきたのだから登ろうじゃないかという理屈で。(めんどうだねキミは)

同行をお願いしたUさんとの約束もあるし。

5時半に出発!



▲ 無人こめつが山荘で登山届けを出す。

ギャイーン!

登山届け帳の横に手書きメモが

6月10日 13:00 六合目登山道 熊2頭 発見
6月24日 一の腰 子熊2頭 10:30 ごろ

こういう小さい山では、こういう生情報は現地に来てからわかるのか。
HPの「最新情報」には何もなかったのに・・

どうも手前の山道で、出るらしい。



▲ Uさんのあとについて山道へ入っていく。

いかにも出そうで、チロンチロン(Uさん)、リンリン(Sora)精一杯鳴らして進む。
Uさんは白神で、出会いがしらで熊に会ったときはじっとしていたら、熊のほうから逃げていったとか。Uさん、先頭で頼みますよ。

中途で、おまけに雨が降ってきてブレーカーを着る。
トホホだ。こんなはずではなかったのに。



▲ 往路行程(CT3時間20分)の約半分地点の一の腰に出た。

ここからはブナ林は終わって、湿原状になる。
どうもクマにも出会わなかったようだ(^^)。

しかし、ここからは森吉山の頂上の端正な姿が見え始める、とガイドに書いてあるが何も見えない。

そもそもなぜ森吉山(もりよしざん)1454m に登りに来たか?

アスピーテ型火山の山頂の風景と(これはダメ)
ここは、花の百名山なので、花を見にきたのだ。

晴れの日

さすがに山道脇でしか見れないが、花はありました。(名称略)

 

 

 

湿地に多かったのが、最初のイワイチョウ(とUさんが言っていた)。
あとはよくみる花。




▲ 森吉神社と森吉避難小屋 に到達。




▲ ここはジムかよ。

いや、避難小屋の個室(バイオトイレ)で用足しをしたら、このバイクで順回転20回、逆回転10回以上させてください、と注意書きがあった。

で、漕ぎましたよ。 初めてだこんなの。




▲ さて、霧そぼる湿原を歩き続ける。

晴れてたらねえ。


 

▲ 一番目のヒナザクラが、本当は桜ではないのだろうが、色が濃くてきれいだった。


 

▲ イワカガミがいつものピンク色だけでなくて、白い色もあって変種発見?


この山は、まあニッコウキスゲが多くて






▲ あちこちに咲いていた。



 

▲ シラネアオイ(左)も少しあった。





▲ チングルマの群生。



▲ 一輪だけズームアップ。


こんな花も

 



さっきのチングルマが花を落とすと、このように



▲ 雨に濡れそぼりながら、風に揺れるチングルマだ。

こんなのは初めて見る。





▲ あれが頂上か。




▲ 森吉山 頂上 1454m 9時到着

雨・ガスの中でもほぼコースタイムで。




▲ 方位盤

月山、鳥海、岩手山、岩木山、秋田駒 etc 東北の名峰が、ぜーんぶ見えることになっているが、ぜーんぶ何も見えません。

まだ、早いのだが(きのうから)持ってきた、いつもの助六を食べる。
ほかのスポットで食べていると、クマちゃんがねだりにくるかもしれず、落ち着かないので。


で、早い下山へ。



▲ 阿仁スキー場への分岐点の前スポットで。

初めて出会う、ほかの登山者グループ。
皆さんはスキー場のゴンドラで、こられたのだろうなあ。

森吉山へは6つほど登山コースがあるが、「現在は森吉町『様田コース』と阿仁町『幸屋コース』の二つだけが一般的。ほかはかなり荒廃している」とYamakeiに載っている。

ボクたちは、こめつが山荘発の様田コース。オススメは、ゴンドラを乗ってくるラクチン幸屋コースです。様田コースはクマ出没のリスクがあります




▲ 湿原に上がるまでの山道は、こんな自然岩のままの登山道で(月山、鳥海はこの点では整備されていたな)




▲ 今は特に草ぼうぼうの山道で、ワイルド感に溢れている。

クマさん、こんにちはの感じだ。
ボクたちのほうが、キミたちの領域に踏み入っているのだよねー。





▲ 幸いというか、ことなく無事にこめつが山荘駐車場に戻ってきた。

後方に、軽四輪が2台新たに見えるが、あれは登山者のものではない。
この先の工事関係者用のクルマ。
結局、登ったのは我々二人だけであった。

Uさんのクルマは那須ナンバー。7月1日からボク同様に東北の山をめぐっている。2泊を車中泊し1泊を温泉宿泊(予約)のサイクルで、雨であろうが当初計画どおり周ってきたと。元気だねー。でもボクと同じ歳だったよ(笑)。

またボクのクルマでちょっと一緒に休憩をと思ったが、Uさんはこれから国見の温泉宿へきょうは行く(4時間運転か)ということで、ここでお別れした。

Uさん出発。ほどなくボクも出発。



▲ 問題の細いわき道。

良かったあ。対向車こなかった。




▲ 本道の林道に出てしばらくすると、Uさんの車が前方に停車中。

「どうしたんですか?」
「クマが横切っていったんだよ」


 イメージ

はいはい、クマちゃんね、もうボク来ないからね。

Uさん、お気をつけて。お元気で。





▲ 下山して北秋田市の方向へ。

で、雨でべとべなので、まずは立ち寄り湯、縄文の湯へ。

なぜ縄文なのか知らないが、秋田の山中のこのあたりはワイルドだな。



この日は、縄文の湯から近い道の駅・たかのすで泊まることに。

道の駅での夕食は



▲ はい、秋田ならトーゼン比内地鶏きりたんぽ鍋 1230エン だ。

じゅんさいもなめこ汁もついて。

まんずなー んめどー

ということで


完食だった。


今日も、お疲れさんでした。



秋田・森吉山への林道で熊に遭遇

2018年07月14日 13時53分39秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月10日(火)

鳥海山に登った翌朝。



▲ 道の駅・象潟(きさがた)

ここには、7日に入ったから結局3泊した。
お世話になりました。

なんか晴れているなあ。
しかし腹が立つといけないので、鳥海山の方向は見ずに出発した。

そして日本海に沿って北上。
この日は、道の駅・岩城(いわき)という海岸沿いの、温泉併設の駅に泊まる。


7月11日(水)



▲ 変わった建物の道の駅・岩城での朝。

午前中は、小雨状態だしブログ書きで過ごす。




▲ 昼になって、道の駅の食事処に入る。

食事処は、当然日本海に面している。




▲ いやあ、このどんぶりモノに惹かれて入ったわけだが。

丼が二つも食べれるのだ。

で、ボクは左上の秋田由利牛ローストビーフと
右下の漬丼を選択した。

肉と魚をいっぺんに、いいじゃない(^^)。




▲ 左がローストビーフ丼、右が漬丼

二つを食べ比べてみて、ボクはやはり肉のほうが好きだということを再認識したよ。

更にうどんも付いていて、はたはたうどん。はたはたを練り込んだ生うどんということで。
これがラーメンみたいで良かった。レジで聞いてみたら、この店の特製らしい。


昼食を終えて、再度北へ移動。
八郎潟・男鹿半島の根元に位置する道の駅・てんのうで停車。
ここで今晩は泊まるつもりだったが、明日の天気予報をチェックしてみると・・

ウムムー、山気象サイトによって異なるのだが(ここが本当はアマイ判断なのだが)、明日は北東北の上に掛かるにっくき梅雨前線が一部切れているのだ。一時的に高気圧が覆うようだ。

行くか。
登山口に行ってみて、翌朝晴れてなかったら戻ってくればいいじゃないか。

とまたボクだけに通用する論理で、出発。
急ぐために、高速まで一部使って、ここへ午後5時ごろに来た。
ばかだね。



▲ 森吉山へのこめつが山荘前登山口。

ここに到着するまでに、危機的問題が二つ発生。

ひとつは、ここへ至る林道の途中で、見たのだ、いたのだ。

クマが!!

本州なのだからツキノワグマなのだろうが、林道の左端に黒くたたずんでいて、ボクのキャンカーを見ると起き上がって、ノコノコと林道右端へ移動していった。ぼかあ、もちろん減速したら、クマは右端の茂みに入っていった。



減速後、ボクはたたずんでいるわけにはいかないので、スピードを上げてそのままここへ来た。

もう一つの問題は、この無人のこめつが山荘へ来る道は、林道を左横にそれて入ってくるのだが、超狭い道だった。1kmの入り口表示があったが、対向車が来たらこのキャンカーではすれ違い不可、アウト。どちらかが、バックし続けないとだめだ。またドン詰まりへ来てしまった。

軽四輪が一台だけ先にこの駐車場に来ていた。
その方は、明日雨が降ろうが雨天決行で6時に、できたらもう少し早く登りたいという。
その人は、数日前に白神山地でクマに出会ったという。
秋田はクマだらけだ。とんでもないところにきたものだ。

山荘裏の登山口を見ると・・、うっそうとしておりいかにも出そうだ。

で、明日は二人して精一杯チンチロリンを鳴らしながら登ることに合意した。

その晩、万が一最後になるかもしれないので、家人には電話をした。



夏の鳥海山登山(鉾立コース日帰り)~ 千蛇谷で救助される ?

2018年07月13日 16時06分21秒 | 同上 (山歩き)
7月9日(月)

鉾立登山口(五合目)の駐車場での朝。

やはり晴れた!
気温21度。寒くはない。



▲ 駐車場のはるか向こうに、鳥海山の頂上がくっきり見える。




▲ 6時に登山口を出発。





▲ 少し登ったところから駐車場を見下ろす。

その下に広がるのは日本海。


 

▲ すぐに、花がお出迎えだ。





▲ ルンルンの気分で、見晴らしのよい登山道を歩き始める。

このあとも、登山道は石を敷き詰めてあって歩きやすかった。




▲ 六合目の賽の河原と呼ばれるところに来ると

石ころの代わりに、今は一面の雪渓が広がり上へと伸びていた。
写真のずっと上部で左に折れていったが、まちがい。
もっと手前で雪渓からあがって山へ行くべきはずだった。
後ろからボクに追いついた若者が指摘してくれた。



▲ その若者の後について、無事に御浜(7合目)にたどりついた。

目の前には、鳥海山の頂上部が出てきたが、「あれっ、雲がかかりはじめている」が。




▲ とにかく前進だ。

右手には、丸い鳥海湖が目に入る。
湖岸がまだ雪に覆われているが、青と白のコントラストがきれい。




▲ もっと尾根づたいに歩いていくと、鳥海山頂上に近づく。

雲が切れて、頂上部が顔を出す。
しかしそれも一瞬で、また雲に覆われてしまったが。




▲ 八丁坂(八合目)の鞍部に向かって下っていく。

同行の先の若者によると、ここから前面に大きく広がる鳥海山の姿が一番良いと。

そうだろうね。残念だ。





▲ チングルマのお花畑。




▲ そのチングルマ(だと思うが)のアップ。





▲ 七五三掛(しめかけ)の分岐点。

ボクの計画では、左側の千蛇谷を下って新山ふもとの大物忌神社に到達して、帰路に外輪山を廻ってここへ戻る予定だった。

しかし、何度も鳥海山に来ている地元の若者(写真)は、千蛇谷を登り上がるのはたいへんだよという・・・

うむむ。このころにはかなりガスが濃くなってきていて、単独で雪渓がある千蛇谷を行くのは不安だった(蛇千匹だよ)。 で、彼のあとを付いて外輪山を先に廻っていくことにした。

これが間違いだった、と思う。




▲ 外輪山を下から登り始める。

ボクは彼のペースについていけず、お先にどうぞと言って一人で登ることに。

登りはじめは細い尾根道のよじ登りで、千蛇谷へ滑落リスクがありそうなところも。(後で聞いたが、実際1週間ほど前に滑落事故があったがこの雨で捜索は難航したとか)
やべーなと思いつつも、ガスっていて眼鏡レンズは濡れぼそるし谷底は見えずで、かえって良かったかも。

写真↑は、尾根坂をほぼ登り切ったあとだ。






▲ そんな崖状のところにも花があって。


外輪山の半分のところへ来た。ここからあとは2年前の秋に辿った外輪山コースであり覚えている。もう安心だ。



▲ そして、外輪山を神社のある御室小屋へ下るポイントまで到達した。




▲ そうこの崖みたいな急坂を降りていくのだ。

2年前は、軽アイゼンを装着しておっかなびっくりで降りたよな。
ここはゆっくり足元を確かめて下りれば大丈夫なんだ。

坂の中途で下から登ってくる人に出会う。尋ねると、降りたのだが新山はアイスバーン状の箇所があって断念して戻り直しているのだと。




▲ 急坂を降りきると雪渓状になっている。

ボクはここから新山へは登らないが、この雪渓を横切って神社のほうへ行かねばならない。
軽アイゼンを念のため装着。トラバース途中でガスの中から、逆に横切ろうとする数人のグループが現れ声を掛けられる。どっちの方向へいけば崖下に行くのかと。情報の交換が重要だ(苦笑)。




▲ 大物忌神社・御室小屋に到着。

よかった。




▲ 位置確認。

オレンジ色のコースで、右下から外輪山をたどってきて、点線の崖を降りて雪渓を横切って、現在丸印の広場にいる。

緊張しているからか、お腹は空いていないが食べておいたほうが良いだろう。




▲ 食べ終わった。

問題は、ここから先の絵地図の点線左下の千蛇谷へ単独で下っていけるかだ。

うむむ・・このガスでは五里霧中。新しい知らないコースを辿るにはリスクが高すぎる。

誰か下る人はいないかなあ・・・。

ジャーン、千蛇谷から上がってきた人がいた。このあとのコースを尋ねると、これから新山(頂上)を登ったあと、そのまま又千蛇谷を下るという。
「ご、ご一緒させてください!」
「いいですよ」

私も新山に登り始めたが(往復45分ぐらいか)、とってもその人にはついていけないし、なんか気力がもう起きなかった(新山は2年前に登っているし)。

で、私はあきらめて下で待機。そのかたは30分ほどで新山から降りてきたと思う。

じゃあ、下りましょうか。



▲ 「は、はいっ!」

その方は、リュックの後ろには切っ先の尖ったピッケルを付けている。
我らのストックなんかではない。



▲ 千蛇谷の雪渓には、コースロープが貼られているというか、下に這っている。

結論的には単独でも雪渓を下ってこれたかと思うが、それはガス状でもロープが見える視界があったから。万が一、中途でもっと視界が悪くなれば体験のないコースでは立ち往生したであろう。そしてさまよい始めると・・おきまりの不幸な事態の招来だ。単独はやめてよかった。



▲ 雪渓を2回ほど横切って、岩坂を下りて、ようやく外輪山と千蛇谷への分岐スポットまで戻った。

ここからは登ってきたコースでもあり、もうソロでも問題はないのだが、その方は時々ボクに話しかけてきて、ペースを合わせてくれてずっと先導してくれた。


帰りに見かけた花

 

 

▲ ニッコウキスゲ、ウスユキソウ、ハクサンチドリ、シャクナゲ かな





▲ 帰り道の賽の河原の雪渓。

このころには、すっかりガスも取れて青空に。




▲ 登山口にあと少しのポイントでは、鳥海山の頂上が見えてきて。

頂上の雲が取れている!




▲ わああ、頂上があんなにはっきりと!

4時近い。もう遅いわい。




▲ 登山口近くの展望台から。

右の方向から稜線づたいに歩いていったということか。

ああ、外輪山から新山をもう一度見たかったし、千蛇谷から外輪山を見上げてみたかったのだが、今回はかなわなかった。
ま、無事戻ってこられたことを感謝すべきか。

午後4時20分ごろに駐車場に戻った。
10時間余の山行か。
最後まで同行、先導してくれた方にあらためてお礼を言って、時間がお有りでしたらクルマでお茶はいかがですかとお誘いした。

帰る準備が済むと


▲ 冷たい麦茶のあとは淹れたコーヒー。そして冷やしたゼリーも出しておもてなしを。話ははずんで、気がついたときは6時を過ぎていた。なんと2時間も話し込んでしまった我々。

プライベート情報でもあるので要点だけ。

彼も60代、リタイヤー。地元の役場のなんと一時遭難救助隊の責任者でもあった。ボクは元救助隊員さんに救助されたのだ!(笑) 数年前体調を悪くしたが回復してきて、今は山もリハビリ的に登っている。同じ年代、リタイヤ組なので関心も似通って多岐に話が盛り上がったのだった。

ありがとうございました。ご一緒できて、お話ができて、楽しゅうございました。
またいつか、どこかで。お互いにご体ご自愛を。


下山して。昨晩と同じく道の駅・象潟へ。



▲ 夕食は、秋田だから 稲庭うどん 1250エン で。

このうどんはコシがあるが細くてツルッと入って、美味しかった。


おつかれさまでした。



過去日記:
鳥海山登山 湯の台口コース~晴れたぞ 前編 2016.10.16
鳥海山登山 湯の台口コース~新雪を歩く 後編 2016.10.16

とにかく行ってみよう

2018年07月11日 11時12分29秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月8日(日)

昨晩から道の駅・象潟(きさかた)で、停泊中。



▲ 中を散策してみよう。




▲ 6階の展望室に上がってみる。

目の前には日本海が広がる。




▲ 右横には駐車場が見下ろせる。

ボクのHarmonyが右下にみえる。




▲ 物産館。

「東北最大級の道の駅」がうたい文句だけあって、売り場も広い。
しかし、ここからの旅はまだまだ長いから、あれこれ買うわけにはいかない。




▲ 昼食モノを買っていこう。

銀カレイ焼きと岩ガキがここら辺りではウリのようだ。
生カキは苦手だ。代わりにホタテ。




▲ で、こんな具合で簡単に。

サラダも食べてるよ。(業務連絡)

昼食後、午後一の最新天気予報を検討。
うむ、明日の月曜日一日だけこの辺りは晴れ。降水確率20%だが。
そのあとは、曇りそして連日雨が続く予想だ。




▲ 道の駅から見える鳥海山は。




▲ 頂上部分には、やはり雲がかかっている。

あれでは、登ってもしようがないが。
が、明日は晴れて雲がとれるかもしれない。
とにかく登山口へ行ってしまって、明日の朝、山を見上げて決めたらいい。
ダメだったら下りてくるだけだ。

よし、そうと決まったら、風呂にちゃちゃと入って、出発!

鳥海ブルーラインというきれいに舗装された道を(今日は楽に登って上って)、50分ほどで到着。



▲ 鉾立駐車場。

ビジターセンターで、雪渓の情報収集。
登山規制は何も出ていない。

下山してきた方に尋ねてみる。
「谷のほうから上がったが、何も見えなかった」と疲れ顔で返事・・。
ま、今の天候状況では無理だよね。




▲ 夕方になって、ほかのクルマが下山して無くなったころ。

晴れてきた・・・
これは、いい兆候だよ。

実際、真夜中12時過ぎに目が覚めたとき、車外に出てみると。

真上を、天の川がキレイに大きく横切っていた。
もう会えたかな・・

急いでカメラを取り出して真上の空を撮ってみたが、コンデジではだめだね。
何も映らなかった。

ともかく期待して寝よう。織姫ちゃん頼むよ。


丸池様はエメラルドグリーン

2018年07月10日 10時42分11秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月7日(土)

酒田市を離れて、少し北上し山形県から秋田県に入った。

今日の天気は曇り。
依然どん詰まり状態なのだが、鳥海山のふもとの道の駅へ移動待機へ。



▲ 道の駅・鳥海ふらっとに寄る。

何度か来た道の駅。冬にも来た。
少し休憩したのち、この近辺の名所で今まで見落としていたスポットへ行こうと出かけた。




▲ 豊かな水が流れてくる水路があった。




▲ 水路の横には、森があってそこへ入っていくと。




▲ おお、なんか池が見えてきた。

もっと近づいてみると・・




▲ ちいさい池が現れた。

水はエメラルドグリーン。
北海道美瑛の「青い池」よりも、深い青だ。

水面には、周囲の木立がそのまま映っている。鏡のようだ。




▲ 水は透明で、池の底に沈んだ枯れ木がそのまま見える。

底のほうからボコボコと泡が上がってくる。




▲ 説明の看板があった。

直径20m、水深3m50cm の小さな池で「丸池」という。
湧き水だけで、成り立っている池ゆえ澄んでいる。




▲ 地域住民の信仰の対象で、池淵には「丸池神社」が建っている。

この近辺の人々は、「丸池様」と呼んでいる。




▲ 見学を終えて、森を出る。

目の前には、小さな澄んだ伏流水の用水路が続く。




▲ この伏流水の出所、つまり丸池様の出所は。

そうあの山、きょうも頂上部分には雲がかかっている鳥海山からの伏流水なのだ。
いつになったら、登れるものやら。
ここは飛ばして、秋田・青森方向へ向かったほうがいいのだろうか。




▲ 道の駅・鳥海ふらっとから、さらに北上した道の駅・象潟(きさかた)へ移動した。

夕食は、そこのレストランで。秋田だから比内地鶏丼1080円を食べる。

味が濃いと言われる比内地鶏だが???
やはり、コレって硬いだけじゃない?
こういう卵とじ風にすると、その味だけで味が濃いから鶏肉そのものの味を見分けるのは難しい面はあるが。




▲ この道の駅には屋上温泉が併設されて便利。

しかも350円で安い。
ここで、ちょっと待ってみるか。


酒田市で土門拳記念館へ

2018年07月07日 18時28分56秒 | 青い空の日は旅立(全般)
7月6日(金)

7月2日からずっとお世話になっていたこの道の駅。
今朝、おさらばだ。



▲ 道の駅・荘内みかわ。

温泉を併設していて便利なため、つい居座ってしまった。
ずっと雨が続いたが、今日は薄曇り。
移動しないわけにはいかないな。




▲ 移動といっても鶴岡市から30分ほど隣りの酒田市へ移るだけだが。

次の目的地として念頭にあるのは鳥海山だが、まだまだ雨が続きそうなので前進できず、もう人生どん詰まり状態だ(笑)。

それはともかく、やって来たのは酒田市の飯森山公園↑だ。




▲ せっかくだから、公園内の飯森山に上ってみる。

上るといってもこれは丘だね。
キャンカー内で雨宿り状態がこう続くと、運動不足になるからね。

酒田市内が見える。
町の向こうは、日本海。


山から下りて、これまた公園内にある



▲ 土門拳記念館へ来た。

昭和を突き抜けるように撮って去った写真家土門拳、彼はここ酒田の出身。
死後、彼の全作品は酒田市に寄贈された。




▲ 今回は特別展示として、同じように戦後を駆け抜けた写真家の林忠彦の作品を、土門と対比する形で展示したのがミソだ。

左:林忠彦(1918-1990)
右:土門拳(1909-1990)





▲ 館内。

作品展示ホール



▲ 館内2。

廊下の向こうに池を見渡す部屋がある。





▲ 売店で本を買ってしまった。

「土門拳 写真論集」 ちくま学芸文庫

土門はよく知られているように、「カメラとモチーフの直結」「絶対非演出の絶対スナップ」による「リアリズム写真」を標榜していた。キレイなだけの写真ならポスターに任せればいい(それだけでも難しいのだが・笑)と、ボクも思うよ。

ま、少し勉強してみよう。


さあ。昼飯を食べに行こう。



▲ 酒田港の近くのみなと市場へ。





▲ みんな丼 1100エン を。

7種類の赤味サカナ切れ身が入っているようだが、ボクには味も見分けがつかない。
けど美味しかった。


食事のあとは、またここに寄って、



▲ ケヤキ並木と山居倉庫。

昔からの(おしんの時代からの)米倉庫。今もJAが使っている。

もう何度も撮っているが、四季折々の定点観測地なので(笑)。


かんぽの湯に行ったあと


▲ そして、また飯森山公園に戻ってきた。

今晩の御息所(みやすどころ)。

道の駅はどうしてもごちゃごちゃしている。
できたら、ボクはこういう広っぽいところが好きだ。


出羽三山の神々が宿る羽黒山へ

2018年07月05日 12時40分51秒 | 同上 (山歩き)
7月3日(火)

昨日、月山に登った余勢をかってここにも登ろうとした羽黒山(はぐろさん)。
他の参詣者にあきれられて、断念した。
きょう再度、羽黒山への入り口へ来た。



▲ 随身門。

社務所の前にあるここをくぐって、いよいよ羽黒山へ向かう。

羽黒山に向かうのには、そこに山があるからといった単純な理由で登るのではない。
羽黒山は、昨日の月山と隣接する湯殿山と合わせて出羽三山と呼ばれる。しかも修験道的にはその三山の元締め的山であり、月山だけを登っただけでは片手落ちなのだ(笑)。

随身門を少し下って10分ほどもすると樹間に見えてきた。



▲ 国宝・羽黒山五重塔。




▲ 正面まできた。

昨日もここまではやってきたのだが、この塔の古く素朴に建つ存在感を見て、こりゃただモノではない。もっとじっくり見なくては、と思い直して踵(きびす)を返したのだ。(言っていることが違うな)

平安中期に平将門が創建したと伝わる。現在の塔は、約700年前に再建されたもので、東北最古の塔だ。
素木(しらき)造りといわれ着色していない塔なので、素朴感がいっぱいだ。他に国宝の五重塔は7つあるが、みな綺麗に着色されている。これが意外感をもたらしたのだな。




▲ 今は特別拝観期間で、塔の初重(一階)と二重(二階)から中をかいま見ることができる。




▲ 二階の組み立てやぐらから見た一階屋根のひさし。

小さい長方形の杉片がひさしに敷き詰められている。柿葺き(こけらぶき)というユニークなものらしい。

五重塔を見終えると、いよいよ羽黒山頂上を目指して、


▲ 2466段の石段を登る!

約2キロ、樹齢350年~600年といわれる老杉約600本に囲まれた神秘漂う石段だ。
コースタイム(笑)は、1時間10分ぐらいかかると記されている。標高差?それは書いてない。




▲ 三分の二ぐらい登った右横に、南谷という史跡に至る脇道があった。

興味を持ったボクは、ぬかるむ300mほどの道を進んだ。



▲ 先には、旧紫苑寺跡があった。

今はもう跡形もないこのお寺に、芭蕉が奥の細道行脚の折に門人曾良(sora)と逗留した地なのだ。




▲ 当然、芭蕉の句碑もあって。

「有難や雪をかをらす南谷」

【意味】残雪の峰々から冷ややかな風が私のいる南谷まで吹いてくる。それはこの神聖な羽黒山の雰囲気にぴったりで、ありがたいことだ。


ここに、私より年配とみられる方がおられて、



▲ ファインダーを覗いていた。

たずねてみると、ここに貴重な鳥がいるんだ。



▲ 撮った写真を見せてくれた。

アカショウビンという鳥。
雨期の東南アジアから、この時期に日本に渡ってきて産卵するらしい。
実際今ヒナ鳥を育てているので、これも餌を運んできた時のベストショットだと。

へーっ・・・

あ、きた、きた。
ほら、あそこ!

私も慌てて、コンデジズームで撮ったのがこの写真。



▲ 残念ながらアカショウビンの胸部が葉に隠れて、全体が撮れなかったが。

赤いから別名、火の鳥というらしい。
「おお、手塚治虫の火の鳥ですか?」
が、ご存知ないようだった。

ボクら二人しかここにはいなくて (そりゃそうだこんなところ) まだアカショウビンの啼き方とか色々教えてくれそうだったが、ボクは石段を登らなくてはいけないので戻ろうとすると、

「ここはマムシが出るから気をつけたほうがいいよ。鎌首をあげて立ち上がって、飛んでくるからね。そういう短いズボン(愛用の短パン)が一番あぶない。」と、東北弁で長靴で身を固めたじいさんが言った。

ボクは戻るとき、ぬかるみながらも全速力で走っていった。


ひーひー、はーはー言いながら、本道に戻って石段をまた登った。

ああマムシ いつまで続く 石段よ



▲ おおやっと、羽黒山頂の大鳥居が見えてきた。





▲ 羽黒山三神合祭殿だ。

1818年に再建された祭殿。
総漆塗りで威風堂々としたたたずまい。
かやぶきの厚いこと。

正面の軒先には、



右から、「出羽神社」「月山神社」「湯殿山神社」の額縁?が、掲げられている。

そして更に奥には、



▲ 「三神合祭殿」(さんしんごうさいでん)の額が。

そう、出羽三山の神々が祭られていて、ここに参拝すれば一度に三山をめぐるのと同じ御利益(ごりやく)があるといわれているのだ。

おお、ありがたや、ありがたや。

ま、そうはいうものの、三つの神様には一応役割分担がある。
羽黒山で現世の幸せを祈り、
月山で死後の浄土を願い、
湯殿山で功徳を積み再び生まれ変わることを願う

というのが一番ていねいな、お参りのやり方らしい。

うむー、来年は湯殿山だな。





▲ 三神合祭殿と手前の鏡池。

鏡池からは多数の銅鏡が見つかっており、貴重だった銅鏡をこの池に投げ入れるほどに、当時の羽黒山神殿への信仰が厚かったということらしい。

さあでは戻ろう。



▲ 石段を降りていく。




▲ 二の坂茶屋に寄ろう。

石段坂の中途ぐらいにこの茶屋はあって、寄る人はたいてい登りの途中で休憩のため、立ち寄るらしい。
しかし、参拝成就前にここで休むのはどうもボクは気が引けて、帰りになった。性格だね。



▲ 二種の力餅と抹茶のセットで。

成し遂げたあとは、おいちいね(^^)。




▲ 帳簿に名前・住所を記したらこんなのをくれた。

認定書 ~ あなたは2,446段の石段を踏破し、霊山羽黒山を参拝されました。その健脚をたたえ、ここに認定書を授与します。

ありがとうございます。




▲ ペットボトルを凍らせ用意したのに、バッグに入れるの忘れて、まったく飲まず食わずで登ってきたが、茶屋でお茶を飲んだら一気に汗が噴きだして、Tシャツの上半分がベタベタになった。

大丈夫かな、Soraクンのアタマは(笑)。




▲ 神社入り口の横の駐車場に戻ってきた。

陽の反射で暑いねー。

近くの食事処に入る。


▲ 本当は、精進料理を食べたかったのだが、そういうのはなくて

蕎麦定食に。
しかしこれも、精進料理に近いね。


夜はまた道の駅・温泉のあと、



▲ 生姜焼き定食で、精進落としだ(^^)。

こっちもいいね。
しかし今晩はビールは飲まず。
アレを飲むと、汗が吹き出て寝にくい。

きょうもお疲れさまでした。
明日からは、ずっと天気が悪くなるが、さてさてどうしたものか。



夏の月山日帰り登山(弥陀ヶ原コース)~ 花と雪と緑と

2018年07月03日 18時44分11秒 | 同上 (山歩き)
7月2日(月)

前夜泊した月山八合目の駐車場の朝。



▲ やった!快晴だ!

昨日は月山の山開きだった。
だが午後に下山してきた登山者に、頂上の様子を聞くと「五里霧中」で、ということだった。

早めに出発したほうがいいとは思いつつも、4時半に起きているにもかかわらず、やはり6時半出発になってしまった。ま、いいか。コースタイム4時間ちょっとの初級コースだから慌てることないな。(余裕だね)



▲ コース絵地図確認。

月山は2年前の秋に登っているが、それは月山南側の姥沢コース。
今回は北側の弥陀ヶ原コースだ(赤線で行く)。




▲ 出発するとすぐに、湿原の弥陀ヶ原に入る。

地糠があちこちに見える。
同時に、すぐに花もあちこちに顔を出す。
やはり花の百名山だ。

 
ニッコウキスゲ、ガクウラジロヨウラク?、

 
イワカガミ、アカモノ

 

チングルマ?




▲ 群生している。




▲ 目先に山が見えるが月山ではない。

一の岳か二の岳だろう。


 

▲ ショウジョウバカマと?周りの登山者誰も知らず。


 

▲ ウサギギクと、もちろんシラネアオイ




▲ 水が流れて落ちているところえへ。

この先、雪が溶けているのだな。




▲ おお、雪渓が出てきた。

軽アイゼンをつけたが、2年前の鳥海山いらいの軽アイゼン。
取説を見ながら付けていたら、雪渓を歩くより時間がかかった。
で、その後の雪渓では付けずに歩いた(笑)。




▲ 月山九合目仏生池小屋が見えてきた。

半分の行程まで来た、ということか。


このあとは行者返し、という地帯に入る。



▲ 実際、行者さんが(登拝を終えてだろうが)戻って行かれた。





▲ 右横に、雪の残る山肌が現れた。

緑と白のコントラストは美しい。




▲ で、出た!

ミヤマウスユキソウ。




▲ もっと、近づいて。

去年夏の早池峰山いらいかな。
ここのはもう少し小さいかな。
しかし月山ではもっとあちこちで見れた(^^)。




▲ また雪渓が現れた。

斜度が少ないし、このように自然のミストが架かって、涼しげで良いかも。




▲ 月山神社到着。9時15分。

中に入れる(要500円祈祷料)。
神社内は撮影禁止だった。

2年前の秋に来た時は、もう開山シーズンを過ぎていて、中に自由に(勝手に?) 入れたが。
その時神社内で、一緒に昼食を食べた人が弥陀ヶ原から登ってきた人で、次回はボクもと思った。




▲ 参拝を終えて神社を出ると、下方には宿泊・休憩所の建物が見える。

どこで、昼食としようか。

ずっと、向こうの丘を越えて姥沢コースへ下る、芭蕉の碑が立っているところまで行った。



▲ いつもの助六寿司セットでして。

姥沢下方の方向に、今年もパスしてしまった月山スキー場が見えるかなと思ったが、見えなかった。





▲ かわりに近くに、ミヤマシオガマ。

昼食後、再度月山神社近くに戻って。



▲ ほんとに、チベット僧院みたいだな。




▲ 山の頂上に見える僧院を、横下から眺めると、青空に映えて奇麗だね。




▲ 僧院の下の展望所からみた山並み。

残念ながら、雲が完全にはとれずで、遠方の山はみれなかった。


頂上には1時間以上、ウロウロしていたがぼちぼち下りようか。



▲ 月山神社の右横から下る。

見上げながら、じゃあまた(あるかな)。




▲ よく見かけた、コバイケイソウ。

花が大きくて、決してキレイだとは思わないが、他の登山者が言っていた。
この花が咲いたのは、5年ぶりだとか。
毎年は咲かないらしい。
そうかい、そうかい(^^)。




▲ 弥陀ヶ原まで戻ってきた。

登山道は急登箇所はないのだが、岩道で歩きにくいといえば歩きにくい。
姥沢コースは最後の急登にしか岩はなく、あとは土道の稜線コースで、気持ちがいいかもしれない。その代わりに花は少ない。



▲ コースを変えて、御田原山籠所へ。

ここが正式の神社登山口になるのだろう。




▲ 八合目駐車場まで戻ってきた。

午後1時ごろ。




▲ コーヒーを飲んで、冷たいジェリーを食べて・・

ゆっくりと休憩。



▲ 朝起きた時の外気温は19度だったが、標高1390mのここでも、今は30度だ。

さて、下界へ下りよう。


このあと、実は思い立って羽黒山神社を目指したのだが。
参詣口に到着したのは4時ごろで、五重塔までは見たのだが、
羽黒山の頂上神社まで上れるかと参詣者に聞いたら、サンダル・短パンのボクを見て、アホかという顔をされたので(笑)やめた。

~・~・~・~・~・~・




▲ 道の駅・庄内みかわ に隣接する、なの花温泉田田にて。

過去、何度か来ているところ。




▲ 温泉のあと館内のなな味で夕食。

田田御膳 1500エン は、てんぷら、ふきみそ、魚煮つけ、マグロ、ゴマ豆腐、あさり味噌汁、色々あって満足しました。

明日もここで食べるか。



関連日記; 秋の月山登山~神様はもう店仕舞い 2016.10.19