未来技術の光と影。
SIYOU’s Chronicle




松下、世界最大103型のフルHDプラズマディスプレイパネルをCESに参考出展
http://www.rbbtoday.com/news/20060106/28103.html

 松下電器産業は、世界最大となる103V型フルHDプラズマディスプレイパネル(PDP)を開発し、1月5日から米ラスベガスで開催されている「2006 International CES」に試作品を参考出展した。

テレビの大型化、薄型化、そして軽量化が進んでいる。

ある商品がヒットしたことを契機に、製品のトレンドが定まってしまうと、その後の開発がそのトレンドに沿って、盲目的に進められてしまうことがある。

人々はどれだけ大きな画面を手に入れれば気が済むのだろうか。
盲目的な技術の発展は、時として、人類に危機を与える場合もある。

テレビは、一体、どこに向かおうとしているのか。


「首掛テレビはどちらにありますか?」
「壁掛けテレビでしょうか?」
「いえ、首に掛けるタイプのテレビが出たと聞いたのですが。」
「テレビを首に掛けるんですか?」
「ええ。どうやらそのようです。」
「何の為にテレビを首から掛ける必要があるんでしょう?」
「実は、私もそれを知りたくて、こうして捜しているんですが...」
「だいたい、テレビを首に掛けてしまったら、非常に見辛くありませんか?」
「そうですね。折角の大画面が台無しですね。」
「そんなことより、上下が逆さまになってしまいますし、首も疲れますよね。」
「ずっと下を見てたら、気持ち悪くなりますしね。いいとこ10分ぐらいが限度でしょう。」
「本当に、そんな製品があるんですか?」
「ネットでかなり噂になってるんですが、実物を見た人はまだいないようです。」
「都市伝説のたぐいでしょうね。念のため、詳しい者に確認して来ます。」

 ・・・

「どうやら、これのようですね。」
「実物は無いんですか?」
「ええ、企画だけで、結局、製品化はされなかったようです。」
「普通のブラウン管テレビに、ベルト状のものを取り付けただけのように見えますが。」
「実際にその通りの製品だそうです。薄型テレビに押されて大量の在庫を抱えたメーカーが、起死回生のために『テレビを見ながらダイエットが出来る』とのコンセプトで、売り出そうとしていたようです。」
「首に掛けるだけで、ダイエットが出来るんですか?」
「いえ、水平に伸ばした手でぶら下げながら見たり、足にひっかけて見たりなどの『ダイエット視聴法』パンフレットが付属されるハズだったようです。」
「首から下げるんではないのですか?」
「違いますね。」
「では、なぜ『首掛けテレビ』と噂されているんでしょうか。」
「本当のところは、『馘賭けテレビ』だったようですね。」
「・・・それは、売れなかったらクビになる覚悟だったと。」
「ええ。もっともクビになる前に、会社が潰れたようですけど。」
「危なかったですね。発売されていたら、ロクにマニュアルを見ずに使用した主婦が、頚椎骨折で、大量死していたことでしょうね。」


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