『Ado』と書いて『アド』と読む。
イラストの得意なジャジュ歌手の話ではない。
前回の記事の最後に入れたが、これ、とてつもない。
【Ado】うっせぇわ
前回書いてたのが木曜の夜だったので、明日も仕事だからちゃっちゃと数揃えようと、最初の方だけ聞いて”響いた”のを並べてたんだけど、久々に土・日に何も予定のない金曜日の夜。
記事書いてて気になっていた曲をちゃんと聞こうと、それなりの音量で堪能しようと、深夜にゲームをするために買ったけどしばらく使ってなかったソニーのヘッドフォンを装着して、Youtubeが直接見れる58インチのTVの前で身構えた。
「怪物」から順に聴き、「うっせぇわ」は、ワザと最後に残しておいた。
木曜から思っていたのだが、一連の曲からは、自由奔放に展開しながらも中毒性の高い曲調、歌詞も一番二番という従来のフォーマットを気にすることなく自由奔放に展開し、言葉の選び方もまた洗練されているなど、今までにない共通した特徴が感じられる。
自分の知らない間に、何か新しい音楽のジャンルが確立されたのか?
そう、思った。
圧巻はやはり「うっせぇわ」であった。
とんでもないものに出会ってしまった。
鋭く過激でありながらも、中毒性のあるメロディ、ビート。
過激で勢いがありながらも、いまだかつて聞いたことの無いセンスの良い歌詞。
楽曲にマッチし過ぎて溢れ出てしまっているアニメーション。
そして、それらを全てひっくるめて、異次元まで連れて行ってしまった圧倒的なボーカル。
歌唱力がどうとか、そういった次元を遥かに超えてしまっている。
歌っている娘の年齢が全く不明だ。
声の感じだと20代半ば位か。
でも、こんな歌い方、相当歌い込んだ者にしか出来ないよな。
声に張りがあるので若く聞こえるけど、30越しているかも。
そう、思った。
彼女の曲を何曲か、さらに「うっせぇわ」を何度か聞いて、久々に至福の時を得た。
やはり、人生に音楽は必要だな。
それも、ただBGMで流すのではなく、「聞くぞ」と思って、それのみに集中して聞ける曲が。
普段はあまり音楽を聴かない。
在宅勤務を良いことに、ネットラジオで好きな曲を聞きながら仕事しようかと思ったが、以前良く聞いていた局が見つからない。
と、言うか、ジャンルが細分化され過ぎてしまったようで、似たような曲しかかからず、あまり新しい発見がないので、2・3日でやめてしまった。
洋楽で POPS、RAP、HIPHOP、R&B、REGGAE 当りを幅広く、最近流行っている曲を中心に流してくれるような、そんなステーションがないものか。
最近は「BLACK PINK」にハマっていた。
「Dua Lipa」のMVに出ていた東洋人の女の娘達が誰なのか?
ちょっと調べてみて、MVを い く つ か 観て衝撃を受けた。
さすが、KPOPだと。
にしても、ここまで来たのか。と。
ちゃんと現地語のままで、世界に通用する、いや世界制覇に手が届きそうなグループが現れたのかと。
そして、良く知らないままに、AKB商法が幅を利かせているだけの日本音楽界を嘆いていた。
全く無知であった。
「新しいジャンル」が何なのかを知りたくて、ネットを探索していて驚いた。
Ado は 18歳の高校生であるらしい。
ホントかよ。マジで?ふざけんなよ、ありえねぇーだろ!!
心が高鳴った。衝撃だった。
天を仰いで、名前も知らない、何かの神様にお礼の祈りを捧げたい気分だった。
「奇跡を、ありがとう。」
そしてさらに、「うっせぇわ」が10代中高生を中心に「レコチョクアワード月間1位」を獲得していることを知った。
日本の未来に、希望を持てた瞬間であった。
こんな凄いものを生み出せるパワー。そしてそれがちゃんと受け入れられて、評価される時代。
オトナが「いかにお金を稼ごうか」との頭で考えだされたシステムに翻弄され、選択肢がないがために従順に従い、流行っているからと理由のみで廻りに音楽の趣味さえも合わせて来た若者たち。
そんな彼らが、自分達の好きな曲を自由に選べる時代。
そんな時代が来たと。
ちょっと大げさかもしれないが、そんな感慨を受けて、心が打ち震えた。
「レディメイド」など、ひと時代前の大人が聞いても、ちゃんと楽しめるとろこがまた、凄い。
【Ado】レディメイド
【Ado】ギラギラ
ラブカ? feat Ado
Ado - YouTube
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