千住宿場町通り商店街の看板がきっかけで絵の現場を訪ねています。
例によって説明を転写します。
穏田の水車
穏田の水車 (おんでんのすいしゃ)
東京都渋谷区神宮前
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この図が原宿とは、とてもではないが信じられない、とは誰もが思うところでしょう。
原宿は、かつては農村地帯で、今では暗渠になってしまった渋谷川にはたくさんの水車がありました。
水車の羽根で作られた水流は、波の変化激しく北斎らしさが見られます。
洗い物をする女たち、穀物を水車小屋に運ぶ男たち、子供は亀の散歩、ここには農村のたくましい生活感が描かれています。
富士は、そんなたくましい庶民の暮らしを眺めています。
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コロナ禍の平日なので竹下通りが疎らです。まさか再びここに来るとは思ってもいませんでした。
旧原宿駅舎の解体が進んでいました。もう尖塔が有りません。
添付の説明によるとこの絵の場所は「渋谷区神宮前」です。
神宮前は広いです。表参道の左右に広がっています。
闇雲に行っても分かりません。「原宿神宮前商店街」です。ラチが開きません。ふと思いついて、スマホの地図検索で「隠田」で検索しました。
すると、「隠田神社」が在りました。原宿の路地を探して捜して、迷い迷ってやって来ました。
こんな場所です。
あの正面が神社らしいです。
「隠田神社」です。
振り返る先は富士山の方向でもあります。ここだろうか?絵を連想させる雰囲気は全くありません。
拝殿の脇へ行ってみました。
あっ!直感的に確信しました。路地の正面が富士山の方向です。この丘の上です!見つけました!
丘の下を帰ります。
キャットストリートです。
出たのは表参道の「神宮前4丁目陸橋」です。毎年表参道の新緑や紅葉を観る場所です。
表参道も普段より人通りが少ないです。
説明にもありますが、「この絵が原宿とは、とても信じられない」です。