荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

牛天神北野神社とは、

2021年02月09日 | 散文

「富嶽三十六景」の現場を訪ねてやって来ています。梅まつりの最中だったのがラッキーです。

 

 

 

ところで、どういった由来の神社だろう?と思いました。京都の北野天満宮と関係があるのだろうか?由緒書きを読みます。源頼朝ゆかりですか!北野天満宮と源氏繋がりです。

 

他にも由緒書きがあるので読んでいきます。ここにも上記と同様の事が書かれています。やはり祭神は菅原道真ですね。だから梅まつりですね。そして、牛型のおみくじ結びですね。牛の形をした石が今は社殿の前にある、とも書かれています。それよりなにより、この下まで海だったようです。東京ドームも海の底でした。

 

中島歌子歌碑です。門下生が皇族・貴族・上流中流の婦人千人ですと?世が世なら縁が無い世界です。

 

 

そして本殿前に有りました。この石ですか?文字が滲んでよく読めませんが、これのようです。源頼朝に二つの吉事をもたらした牛石です。

 

早春の木漏れ日が眩しいです。

牛には見えないけど・・・。

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「富嶽三十六景」の現場を訪ねて/礫川雪ノ且

2021年02月09日 | 散文

千住宿場町通り商店街の看板に触発されて浮世絵の現場を訪ねています。

 

例によって解説を紹介します。「旦」と「且」の字を間違えたってのが面白いですね。間違えたのは、北斎?それとも彫師? 改めて上載の看板を見直すと、「旦」と書いていました。

礫川雪ノ旦

礫川雪ノ且4.jpg

礫川雪ノ短且(こいしかわゆきのあした)

東京都文京区春日二丁目・北野神社

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 礫川は、(小石川文京区)のことです。また、「雪ノ且」の且は旦の誤りだと思われます。

小石川のあたりでも特に眺めのよい茶屋。夜来の雪がやんで一面の銀世界と
変わり、富士も家並みも雪化粧となりました。

二階座敷の人々も一面の雪景色に感嘆の声をあげています。

女の指さす空には、三羽の鳥に天空を舞わせることで画面に彩を与え、遠近感を表しています。

北斎の「冨嶽三十六景」中、唯一の雪景色です。

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礫川雪ノ且2.jpg

礫川雪ノ且1.jpg

絵の題を見て場所のあてがつきました。時々通る交差点に目星を付けてやって来ました。小石川後楽園のすぐ西です。画題の「礫川」は現在の「小石川」です。

 

振り返るとあのマンションの下に祠と幟があります。

 

なるほど、絵の雰囲気があります。あそこから冬の寒い日にお茶を飲みながら富士山を見たのだろうか?ちょっと低いようにも思います。行ってみます。

 

路地の奥で意外にも出逢ったのは北野神社の表参道です。しかも梅まつりでした。訪れるのは勿論初めてです。

 

ここなのか?ここからあの場所に行けるんだよね?と半信半疑で、とりあえず石段を上がります。

 

梅がほころびています。想定外です。タイミングが良いです。

 

陽射しは良いですが、風は強く冷たいです。

 

 

石段の正面です。牛のくり抜きにおみくじを結ぶようです。この形式は初めて見ました。

 

石段を振り返ると高台です。なるほど、ここからなら富士山が良く見えたでしょうね。

 

先ずはお参りします。

 

さて、茶屋が在った場所へ行く道はどこだろうと探していたら、ちょうど宮司さんが通り掛かりました。行く道を尋ねたら、「ここに茶屋が在りました」と指差しました。えっ!? 先ほどの信号から見上げたあそこじゃなかったんだ!宮司さんに遭わなかったら探し回っていました。タイミングが良かったです。でもそこには何にもありません。ここ?

 

「富士山はあの方向です」とも指差してくれました。「あちらの新宿方面です」とも教えてくれましたが藪が邪魔してよく見えません。

 

お礼を申し上げた後、上がってきた石段へ行きます。

 

指差した方向を覗き込みました。新宿に在る特徴的なKDDビルが見えます。

・・・納得しました。

目的を達成したので、この後初めて訪れた神社を散策します。

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