荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「富岳三十六景」の現場を訪ねて/江戸駿河町三井見世略図

2021年02月20日 | 散文

例によって、千住職場通り商店街の看板に触発されて現場を訪ねています。

 

そして例によって説明を転写します。

江都駿河町三井見世略図5.jpg

江都駿河町三井見世略図(えどするがちょうみついみせりゃくず)

東京都中央区日本橋室町二丁目

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「三井見世」とは、江戸屈指の呉服屋越後屋のことです。     

 両側を三井が占める駿河町の通りからは、この図のように富士が正面に見通せました。

看板にありますように、越後屋は現金掛け値なしで大評判となり、一日千両もの商いで江戸名所の一つとなりました。

この大店を下から見上げるような構図で大屋根を強調、動きの素早い瓦職人と空を飛翔する凧の動きが絶妙です。

富士の三角形、屋根の傾斜も三角形と北斎らしいバランスとなっています。

めでたい寿の字の凧は、三井のお正月の売り出し広告なのでしょう。

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江都駿河町三井見世略図3.jpg

江都駿河町三井見世略図1.jpg

ここもすぐに分かりました。この正面に富士山が見通せたのですね。富士山から一方通行の路です。

 

浮世絵では左右が越後屋ですが、今は左側が三越で、

 

右側が三井住友信託銀行です。

まあ、越後屋も含めて全部三井家のものですけど・・・。

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IKEBUSの後ろ姿

2021年02月20日 | 散文

交差点を右折しようとしている真っ赤なバスが居ました。追いつけません。取り急ぎ後ろ姿を撮りました。

 

日陰から日なたに出たと思ったら、前に真っ黄色のバスが居ました。

初春らしい色合いです。一度乗りたいです。

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千住神社には色々在るー2

2021年02月20日 | 散文

拝殿へ向かう途中に見処が一杯あって足を取られています。右手に恵比寿の文字が見えました。「千住七福神」の1社です。

 

こちらです。

 

周辺には末社が沢山ありました。

 

 

 

・・・住居近くの「宇迦神社」へ時々行きます。小説「坂の上の雲」でコサック騎馬団と戦った軍馬盛敬号の石碑がある神社です。「宇迦」とは「食(うけ)」だったのですね。やっと意味が分かりました。

 

さて、いよいよお参りできます。

 

拝殿から振り返ります。ここに来るまでに、右にフラフラ左にフラフラしました。沢山の見処がありました。

 

帰ろうとすると、まだありました。

 

子供を抱える狛犬です。

 

これは、、、先日「富嶽三十六景」の現場を探しに行った原宿の「隠田神社」で、初めて見た狛犬と一緒です。ここにも子育ての狛犬がありました!不思議な縁です。初めて見たと思ったらすぐに2例目に遭遇です。

 

さあ、帰ります。と思ったら、御神木がありました。

 

しめ縄が渡されています。

 

どうやら潜るみたいです。本殿に向かって潜ります。・・・これって、お参りする前に潜るもんですかね?

見るもの、する事が一杯あります。盛り沢山で一度では消化できません。こんな神社でした。

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