表参道の鳥居周辺が明るくなった気がします。
見上げる空は冬の色です。
木々は裸ですが、陽射しは春のものです。
春が来るぞ!
「カンカンカン」と音がして遮断機が下ります。警報音は都電のそれよりも大きいです。
遮断機が下りた線路はJR常磐線です。上空にはJR京成本線が走ります。春浅い日陰に人は居ません。
電車が来る待ち時間に振り返ります。日暮里駅に続く商店街です。この道は正岡子規葬送の道です。
「ガタンゴトン」と重い音と振動を供なって電車がやって来ました。
長い長い列車を見送ります。
春まだ浅い下町の踏み切り風景です。
こんな記事がありました。 線路に落ちた日本人を助けようと、日本人カメラマンと一緒にホームから飛び降りて救出しようとした韓国人留学生が死亡した命日の記事です。
死んだのは留学生だけでなくて、落ちた日本人も、一緒に飛び降りた日本人カメラマンも電車に轢かれて死にました。扱い方が偏っている感がありますが、、まあ良い。あれからもう20年にもなるんですね。
現場へ行ってみました。新大久保は韓流の街です。
古くは徳川旗本鉄砲隊「百人組」が住んだ街ですが、現在は多くの在日韓国人が住んでいます。通行人の多くは韓国語で会話しています。外国情緒たっぷりの街です。
新大久保駅です。電車が停まると多くの人が出てきます。利用人口が多そうです。
利用人口が多いのに改札口は一つしかありません。探しに来た私にすれば迷いようがないので助かりますが、、、。入場券を購入して構内に入りました。丁度電車が停まっていないタイミングです。あそこにあるプレートが目的のものです。
プレートを写しました。読む暇はありません。電車が来た音がしています。
電車が停まった途端に、コロナ禍でもこの混雑です。人波を逃れます。
ホームに上がりました。
狭いホームの両側に線路があります。
現在は、転落事故防止の為にホームドアが設置されています。
さあ、次は日暮里駅です。
行く先は駅前の商店街の通りです。時々通る道で、過日鉛筆工場を探しにやって来た道です。その時には気づきませんでした。
駅から遠くない道沿いに「赤門会 日本語学校」が在りました。
新大久保駅で亡くなった韓国人留学生李秀賢さんはここで学んでいました。
学校には碑等のものは見当たりませんでした。
前面道路を見ます。日暮里駅方面です。
こちらは西日暮里駅方面です。この道は「正岡子規葬送の道」です。
・・・そしてやって来たのは東尾久の路地のこの建物です。
ここが「赤門会 日本語学校 東尾久寮」です。李さんはここで暮らしていたのかも知れません。
東尾久といえば、この雑貨屋です。
今日のゴリ子は「祝合格」です。・・・そういえば合格発表の季節ですね。
そして今日のメッセージは、「東京オリパラ大会組織委員会会長 森喜朗」氏です。
・・・あれから20年、現在はこんな世相です。