荒川三歩

東京下町を自転車で散策しています。

「富岳三十六景」の現場を訪ねて/本所立川

2021年02月21日 | 散文

北斎の描いた現場を訪ねています。

 

PCで探した説明を転写します。理解が深まると思います。

本所立川 

本所立川4.jpg

本所立川 (ほんじょたてがわ)

東京都墨田区緑四丁目

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立川は運河の堅川のことです。この運河が隅田川に交わるあたりには、材木問屋の材木置き場が多くありました。

製材された丈の高い材木の間から小さく遠慮したような感じで富士が見えます。

一方、木片を投げている人、それを受取ろうと構える人、鋸を挽く職人などの表情は
生き生きと描かれています。

小さく見える富士以外、殆どは直線で構成されています。

材木置き場の看板に「西村置場」、材木に「永寿堂仕入」「新板三拾六不二仕入」と
書き込み、版元と本シリーズの宣伝をしています。

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本所立川2.jpg

本所立川1.jpg

 

墨田区緑4丁目にやって来ました。

 

他に場所を特定できる情報はありません。

 

竪川(北斎は『立川』と書いています) にやって来ました。界隈には竪川と横川があります。江戸城から見て、縦に流れる川と横に流れる川です。

 

この辺りだと思います。

 

材木問屋の面影は皆無です。

 

マンションが中心の住宅街です。

 

竪川へ行きます。中空を走るのは首都高速小松川線です。

 

東京に高速道路を造る時、立ち退きが不要で工事がはかどり易い運河の上に造りました。向こうが隅田川です。その向こうに江戸城が在ります。つまり、縦川です。

 

この水運を使って材木を運搬しました。

 

この道を行くと「木場」です。

絵の面影は全くありません。

コメント (2)
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葛飾北斎の墓にお参りする。

2021年02月21日 | 散文

「富嶽三十六景」の現場を訪ねています。となると、お参りしなければなりません。元浅草の誓教寺にやって来ました。

 

あそこです。祠になっています。

 

 

お参りします。

 

墓石脇にはパンフレット等が置かれています。観光案内所みたいです。

 

一つ頂戴しました。

 

角度を変えます。

 

下戸で蕎麦好きで引っ越し魔だったそうです。

 

流石は世界の北斎です。英文の案内もあります。1969年のものです。随分古い案内板です。昔から外国人が訪ねてきたのでしょうね。

 

境内には「生誕二百年記念碑」と銅像もあります。

 

 

貴方に描いて頂いたお陰で、名画の現場巡りなんて暇つぶしができています。けっこう楽しいです。

ありがとうございます。

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