写真1 コセンダングサの黄の筒状花と球状に開く多数の棒状種子
写真2 球状に開いた細長い棒状の多数の種子 先端の3~4本の逆棘で衣服などにくっつく
写真3 コセンダングサの黄の筒状花、鋸歯(葉縁の切れ込み)のある葉
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秋冬の畦や野を歩くと、ズボンなどにくっつく棒状の茶黒い棘
取り除くのに手間取る
そのような棘をもつ草の一つはシロノセンダングサ(弊ブログ2011年10月25日)
本日は2つ目、コセンダングサ
本種・コセンダングサは花が落ちると、細長い棒状の種子(果実・痩果)を球状に多数開く
種子の先端に3~4本の逆棘をもつ(写真1・写真2)
種子は上記のように人間の衣服や野生動物などにくっつき散布される
これを「動物散布」と呼ぶ
本種は熱帯から暖帯に分布する1年草の帰化植物
花期は9月~12月
筒状花だけで舌状花はないのが一般的(写真1・写真3)
学名:Bidens pilosa キク科
引用・参考文献等:*『山渓カラー名鑑 日本の野草』85頁 株式会社 山と渓谷社 1983 *岡山理科大学植物生態研究室(波田研)HP・植物雑学事典;コセンダングサ
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1・写真3;2011年10月30日 写真2;同年11月20日
撮影地:写真1・写真3;千葉県佐倉市、写真2;同県君津市 修正:2011年12月04日