写真1 ツリフネソウの花。帆かけ船が吊り下げられたように見えますか? 花の後ろに伸びて曲がるのは萼(距)
写真2 ツリフネソウの花。下部の舌のような2枚の大花弁、各大花弁の基部、橙色部の横に開きぎみの小花弁各1枚、上部の八の字のような花弁1枚、計5枚の花弁。さらに、八の字状花弁の向こうに八の字状に反り返ってるのは2枚の萼
写真3 羽黒山神社の杉木立の下、半日陰の湿った所に群生するツリフネソウ
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夏の終わりから秋、農村を歩くと写真のようなツリフネソウの紅紫の花が目に入る。
本種は半日陰の湿った所に生える高さ50~80cmの1年草。
和名は、花柄につく花のつき方と花形を、吊り下げた帆かけ舟に見立てた。
本種の仲間(同科)には、花が葉の裏に隠れるように垂れるハガクレツリフネ、花が黄色のキツリフネ、小花弁の先があまり伸びず萎縮していることの多いワタラセツリフネソウがある。
学名:Impatiens textori ツリフネソウ科
引用・参考文献等:*岡山理科大学植物生態研究室(波田研)HP・植物雑学事典;ツリフネソウ *当ブログ2011年6月28日;ついに出会ったキツリフネ <野の草花21> *『山渓カラー名鑑 日本の野草』360-361頁 株式会社 山と渓谷社 1983 *MO’s Home Page 渡良瀬遊水地の植物 *『渡良瀬遊水地の植物図鑑』(財)渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2008年10月5日 撮影地:栃木県宇都宮市宮山田町