
写真1 卵状楕円形の大きな葉が根元に生え、その間から50~100cmの花茎を伸ばすオオバギボウシ

写真2 平地林の樹下、筒状鐘形の白い花を多数つけるオオバギボウシ

写真3 筒状鐘形の花の先端は6裂、長く伸びて曲がるメシベと6本のオシベが見える。

6月、7月に里山や平地林などを歩くと、葉なし茎の先端部に並ぶ多数の白い花が目立つ(写真1・2)。茎は花の重さで曲がっている。
それはオオバギボウシ。本種は多年草で、根元に卵状楕円形の大きな葉(長さ30~40cm・幅10~15cm)、いわゆる根生葉をもつ。
和名のオオバギボウシ(大葉擬宝珠)は、ツボミ(蕾)が橋の欄干の擬宝珠に似ていて、根生葉が大きいことに由来。
学名:Hosta montana ユリ科
引用・参考文献等:『山渓カラー名鑑 日本の野草』(株式会社 山と渓谷社 1983年)611頁;オオバギボウシ
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年07月15日 撮影地:栃木県下野市