写真1 シイナ(稔ってない殻だけの籾)をつける刈株の田んぼで採餌するコサギ
写真2 頸を折り曲げ、獲物を狙っている。写真1と同じ個体
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1.農業排水路からシイナの田んぼへ飛び去り、採餌のコサギ
10月初旬、オオカマキリの毛虫捕獲を撮った日(当ブログ2012年10月10日紹介)、
その翌日ダイジャ様造りを撮った日、
ともに同じ農業排水路の側道を歩く。
両日ともに、ほぼ同じ所から小型の白いサギ1羽が飛び出し、シイナの田んぼへ下りる。
そこで、ゆっくり、ゆったり、独特の歩様で餌を探し、グイ、グイとのみ込んでいる。
そのサギは嘴と両脚が黒のコサギと同定。
この時季は、昼間、群れや番いでなく、単独で行動しているようだ。
2.都市近郊水田地域の農業排水路はドブ状態
農業排水路は丈の高い雑草が繁茂し、淀み、ドブ状態。
これは、宅地化が進行し、家庭雑廃水がたれ流され、農家、非農家ともに無関心、
他人任せで、協働による管理作業が無くなった都市近郊水田地域の現実。
3.都市近郊水田地域の農業排水路も管理・清掃が必要
ドブ状態の農業排水路でも、コサギは、この地に生を享けたゆえ、餌を探していたのであろう。
私は繁茂雑草に遮られ、コサギを視認できなかった。
しかし、コサギは探餌を邪魔した私の気配、足音を感知して避難したと考える。
自然の中での、人間と共生するなかでの危険感知力に、生き抜く術に感心する。
同時に、コサギなど野鳥のためにも、住民のためにも、農業排水路の管理・清掃の必要性を痛感。
ましてや、農業用水路の管理・清掃は必要。
学名:Egretta garzetta サギ科
引用・参考文献等:当ブログ2011年03月10日
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年10月07日 撮影地:埼玉県久喜市