![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/5b/2d0a58b3ea1329a5d187c587c9ed2bd5.jpg)
写真1 花茎は短く、莢状のものがついている。カタクリとは違う
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/69/4c747e237d871eb4298b65c177a55593.jpg)
写真2 短い花茎の下に2枚の葉 カタクリに同じ
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1.カタクリの突然変異?
カタクリは、一般に根生葉の中から花茎がスーと伸びて花をつける(当ブログ2012年04月29日紹介)。
しかし、埼玉県比企郡小川町の「カタクリとニリンソウの里」に咲くカタクリの中に1株、カタクリのようではあるが、少々違う花が咲いていた(写真1・写真2)。
2.カタクリとの違いは花茎が短く、莢状体がつく
写真の個体は、花被片の色・数・基部斑紋・反り、花柱(雌しべ)の3裂、根生葉の中から伸びる花茎などはカタクリに同じ。
しかし、花茎は短く、また花茎は莢状(筒状)体の中から伸びている。
カタクリの突然変異?、あるいは異種?。同定できるかた、教えてください。
3.カタクリの開花は発芽から7~8年後
ちなみにカタクリは、発芽から7、8年後、鱗茎に養分を貯めてから2枚の葉が伸び、花をつける。それまでは1枚の葉が伸びるだけで花をつけない。愛でるには年月を要します。大事に守り育てましょう。
なお、カタクリと写真個体を季節外れで採り上げたのは、有機農業の里・下里の生き物調査結果を今後紹介するにあたり、筆者の懸案を解くため。
引用・参考文献等:*フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』日本語版(最終更新 2012年8月29日16:17);カタクリ
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年04月08日 撮影地:埼玉県比企郡小川町