写真1 車窓から手を伸ばすと、柿をもげる、ちぎれる感じ。危ない、危ない
写真2 宅地の周りは柿畑。まるで、柿の木の中に住宅が建つ
写真3 住宅周りの柿は樹幹が太く、樹齢を重ねている
写真4 水田域の柿の樹幹は少々細い。柿に袋がかけてある
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1.JR久大線・筑後草野~田主丸の秋、柿食べごろ
JR久大線・筑後草野から田主丸の沿線は柿畑、ブドウ畑、植木・苗木畑
秋、10月中旬、柿畑は食べごろの紅黄色、熟柿の深紅
植木・苗木畑は造形や葉色が美しい
ブドウは終わり、枯れ葉、錆びた鉄支柱
田主丸駅で下車
上記の3つの畑を目指し、筑後草野駅へ歩く
2.ディーゼル客車の窓から柿をもげる?
久留米市田主丸町の三明寺(さんみょうじ)⇒竹野⇒同市草野町・筑後草野駅近くは柿畑が多い
なかでも、筑後草野駅近くは車窓から手を伸ばすと、ちぎれる感じ(写真1)
三明寺(さんみょうじ)の男性高齢者は次のようにご教示
今年の柿は病気が出て良くない
ここらの柿はニシムラ、イズ、フユウ
イズが、今、適期
フユウは10月末から11月に収穫
ニシムラは9月15日頃から収穫、今終わっている
3.まるで、柿の木の中に家がある
JR久大線から山の方、なだらかな山裾に段々の柿畑があり、宅地がある
宅地の周りは柿、柿、柿畑
まるで、柿の木の中に住宅が建つ(写真2)
4.当地の柿植栽には100年の歴史あり
住宅周りの柿樹幹は太く、樹齢を重ねている(写真3)
調べると、当地の富有柿栽培は1914年に始まり、約100年の歴史がある
樹幹の太さに納得
他方、JR久大線から筑後川の方、水田域に植栽されている柿の樹幹は少々細い(写真4)
水田転作作物なのであろう
<注>
フユウ:富有柿。甘柿の代表
1854年、岐阜県瑞穂市居倉の小倉初衛が栽培開始
それを、同所の福島才治が自家の柿に接ぎ木して実らせ、1898年に命名
イズ:伊豆。完全甘柿。早生。かき農林2号(1970年品種登録)
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 果樹研究所において1955年に富有柿と興津1号を交配
ニシムラ:西村早生。不完全甘柿。滋賀県大津市坂本の西村柿園で発見された。1960年(昭和35年)に品種登録
田主丸町における柿の一般的収穫期:西村早生9月下旬~10月中旬、伊豆9月下旬~10月上旬、富有柿11月初旬~12月上旬
引用・参考文献等:弊ブログ2012年10月15日
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年10月13日 撮影地:福岡県久留米市田主丸町、同市草野町