繁華街の染物屋さんに癒される

写真１　我が国の伝統、着物文化は健在

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１．旧繁華街の在りし日は如何に
　甲州街道脇に建つ八王子織物組合の建物やバス停を撮り、人通りの少ない、薄明りのアーケード下をJR八王子駅へ歩く。賑やかかりし頃のアーケード。
　駅に近づくにつれて人通りは多くなり、きらびやかな街並、喧騒の中を歩く。八王子繁華街の新旧を眼と肌で実感。同時に人少なの農山漁村に想いを馳せ、寂寥感、侘びしさがつのる。

２．新繁華街の染物屋さんに癒される
　されど、侘びしさを和らげる、ほっとする、癒される佇まいに出会う（写真１）。躊躇なくシャッターを切る。
　そこは染物屋さん。店の女将さんとお客の母娘が、白っぽい反物をひろげて染め絵柄を相談のよう。婚礼用か、あるいはお茶会用か、いずれにしても幸多かれと祈念。
　
　執筆・撮影者：有馬洋太郎　撮影年月日：2012年09月29日　撮影地：東京都八王子市