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写真1 田んぼの畦を歩く若人 なんのため?
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写真2 有機農業の里・下里も稲刈りが始まる 9月22日
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1.有機農業の里生き物調査
2012年9月22日は有機農業の里・埼玉県比企郡小川町下里の生き物調査の日。
9時過ぎに東武東上線小川町駅を徒歩で発つ。途中、草花、野鳥、蝶、トンボなどの姿を視認し、鳴き声を聞き、名称を確認し、撮る。
我が国の有機農業のパイオニア、霜里農園代表の金子美登氏にも話を聞く。
同農園の中を調査し、槻川に架かる島根橋を渡り右に折れて左岸農道を進む。同農園スタッフのサツマイモ掘りや草花、野鳥などを見て、聞いて、撮るなどして、14時30分頃、農道に設えられた木製長椅子に腰をかける。
2.宇都宮大学生の卒論用雑草集め
ちょうど、自脱コンバインで稲刈り中(写真2)。その光景を長椅子から見ていると、マウンテンバイク(自転車)に乗る男性若人が、その稲刈り田んぼの横に止まる。
家族かなー、手伝いかなー、と思い巡らす。
しかし、手にポリバケツを持ち、反対側の田んぼへピョンと飛び下りる。畦を歩き、ときどき腰を屈め、なにか採っている。稲刈り前の稗抜きなら、田んぼの中に入るはず。そうでなく、田んぼの周り、畦を歩いている。
なにをしてんだろー、と同僚3人と話してるうちに、若人は田んぼを1周して農道に戻る。
どうも合点がいかない。ちょっと聞いてくる、と腰を上げ、小走り。
件の若人に、なに、なさってんですか。
田んぼの雑草を集めてます。
慣行農業と、ここの減農薬、減化学肥料農業との違いについて卒論を書きます。
<大学は> 宇都宮大学です。
<泊ってんですか> そうです。知り合いがいます。
その後、同僚1人も若人と話し、我々の調査に活かすべく、卒論の成果をいただくことになる。
引用・参考文献等:当ブログ2012年09年26日
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年09月22日 撮影地:埼玉県比企郡小川町