
写真1 門柱の脇に供えられたヘイソク(幣束・御幣)。写真2と同一ヘイソク

写真2 門柱脇のヘイソク(幣束・御幣)

正月松の内から2月
筆者が暮らす地域を歩く
門柱脇や宅地入口に真新しい白のヘイソク(幣束・御幣)がけっこう目に入る(写真1・写真2)
当地に暮らす高齢女性(写真2のお宅の奥様)に聞くと次のようである
毎年大晦日
夕食を終えると、家長が氏神様のヘイソク(幣束・御幣)を持ち、家人の頭の上を払う
その行為をアクマッパライと呼ぶ
使い終わったヘイソクを門の脇に挿す、供える
オカザリ(正月飾り)は12月28日か30日に飾る
「苦」に通ずる同月29日とイチヤカザリ(一夜飾り)となる大晦日には飾らない
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2008年02月16日 撮影地:埼玉県久喜市(旧鷲宮町)東大輪新田