おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

「村」の“絆”が発揮される

2014年05月09日 00時00分00秒 | 農村

写真1 「村」の“絆”で田植機が走る 2014/05/06


写真2 「村」の“絆”で整備されて日数少ない畦 その下・畦際に新しく掘った排水路 2014/05/06


写真3 写真4

写真3・写真4 「村」の“絆”での水路泥揚げを終えて帰路につく 2014/04/13


写真5 写真6

写真5 「村」の“絆”で整備された里山 桜開く 2014/04/13
写真6 「村」の“絆”で整備された里山 左下に東屋・休憩所 写真5の右に続く 2012/12/02

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 大型連休の4月末から5月初旬は田植えシーズン。
 各地でシロカキや田植えが行なわれ、田んぼは賑やか(弊ブログ2014年05月03日

 シロカキや田植えには水が不可欠。
 そのために、田んぼ脇の用水路や排水路の泥揚げなどを必要とする地域がある。
 昔から農家を中心とする集落・「村」の人びとが協働で行なってきた。

 ここは宇都宮市北部、宮山田町山田、4月なかばの日曜日。
 谷津の里みちにスコップを担ぐ人(写真3・写真4)。
 聞くと、谷津を流れる湧水路の泥上げを終えた人たち、田植えに向けての準備。

 思うに、「村」びとに連綿と継がれる“絆”が協働の水路整備をなさしめる。
 山田集落には、“絆”と協働を原動力とする伝統行事やチャレンジもある。

 伝統行事の一つは鎮守の秋祭り・甘酒祭り(弊ブログ2010年11月29日)。
 チャレンジの一つは「ファーム山田 とれたて直売所」新設(弊ブログ2011年02月01日12月15日)。

 チャレンジの二つは里山整備(写真5・写真6)。
 補助事業を使い、「村」びとが労働力などを提供。

 チャレンジの三つは耕作放棄可能性大の田んぼを引き受ける耕作。
 補助事業を使い、2014年度から。
 引受け田んぼの一部は棚田状に少々上がる谷津にある。
 ドロッタと呼ばれる湿田が多い。

 谷津上部はY字状となり、各最上部に湧水。
 そこから水路が整備され、2つの水路・山田川支流となりドロッタを挟み流れ下る。

 一方の水路からドロッタに引き、他方の水路へ排出。
 耕作の要点はドロッタの排水。
 そのため、畦を整え、畦下に排水路を掘る(写真2)。
 水路泥上げ、畦整備、畦下の排水路掘りを終え、05月06日、田植機が走る(写真1)。

 引用・参考文献等:弊ブログ2011年03月21日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:写真に記す 撮影地:宇都宮市宮山田町



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