
写真1 タテアミサバキで落とされた海藻、アモト

写真2 天日干しされているアモト 鳥羽市相差漁港の防潮堤下

写真3 天日干しされているアモト 写真2に同じ

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タテアミサバキの高齢夫妻。
夫は75歳(1939年生まれ)、妻は73歳(1941年生まれ)。
さばきながらコンブのような海藻を落とす(写真1・注1)。
コンテナに入れず、コンクリートの上に。
筆者には不思議、“これは何ですか”と聞く。
奥様がさばきながら、次のように返答。
アモト
<アモト、捨てるんですか> いや、畑に敷く、肥し。
<肥し、これが> うん、ナス、キュウリ、トマトの下に、乾かして。
なるほど、身近なアモト、海藻が肥料となる、まさに地域資源。
話を聞き終え歩くと、天日干しアモトを発見(写真2・写真3)。
筆者は聞きながら、歩きながら、三浦半島漁村の「浜浅葉日記」を想起。
天保05年から明治35年に、相州三浦郡大田和村(注2)の浅葉家親子3代が記した。
この日記に海藻・海草を肥料として使う記事がある。
ちなみに、江戸市中の回漕人糞尿を使う記事もある。
以上、海藻・海草肥料の今昔。
注1:筆者は、アモトがコンブやワカメ、ヒジキのような海藻・胞子植物か、
アマモやイトモのような海草・種子植物か判別できない。
ここでは、形状がコンブに似るので海藻と記す。
注2:現横須賀市太田和
引用・参考文献等:弊ブログ2014年04月24日
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年03月29日 撮影地:鳥羽市・相差漁港