笑顔でバレー

バレーボールの指導のことについて

監督次第

2009-09-02 21:11:31 | Weblog
 子供たちは、本当にまじめに練習に取り組んでいる。そして、素直に取り組んでいると思う。それはとても評価できるところだと思う。しかし、まじめさゆえに危ういと思うことがある。例えば、サーブレシーブをはじいてしまって、しまったという顔と同時に、次も同じようにミスを続けてしまうことがよくある。まじめさゆえに自分が悪いんだと受け止めてしまい、気持ちが焦り、身体も硬直してしまい、結果的にミスを続けてしまうのだと思う。開き直ることや大丈夫と自分に言い聞かせるなど、気持ちにゆとりがほしいと思う。
 また、そういう子には私からかける言葉も気をつけるようにしている。例えば、「次はできるから大丈夫だ」とか「気にするな」とか、マイナスの言葉や平常心を乱すような言葉は慎みなければならないと思っている。そういう子は、負のスパイラルに入るとなかなか抜け出せずにスランプに陥る可能性があると思われる。どちらかというと、いっしょうけんめいでまじめで素直な子は、そういう傾向にあると思う。そのため、気持ちのコントロールさえできれば、安定したプレーはできると思う。
 反面、いくら言っても左から右へと上手に受け流して、自分をなかなか変えようとしない子は、安定したプレーはそこそこにできるけれども、伸びしろはあまり期待できないかもしれない。チームプレーよりも個人プレーが多いように思う。
 子供たちは、十人十色、それぞれに個性や特性がある。また、その日によって、状態の良い、悪いもある。きょうは、月曜日の練習がよかっただけにどれくらい状態が上乗せできるかと思っていた。しかし、そつなくできるようになってきているものの、思い切りのよさやチームとしての勢いはあまり感じられなかった。それでも最後はいい形で終わることができ、子供たちはハイタッチをかわしていた。

 そんなことを感じながら帰宅した。そして、草野塾頭がブログの中でこんなことを書いていたのを思いだした。
『選手の最高の調子継続は3~4日間が限界だ。だから、最低の調子の時が実力と思ってチームを作るのがセオリー。いつも調子のいいときばかりを夢見ているようでは一生勝てないだろう。自信もすぐ揺らぐ。エレベーターみたいなものでいつでも登ったり下ったりするもの。試合開始の1点~10点で、気持ちは変わるもの。あれれ~と思ってる間に変わるもの。そういうことを熟知しているのが百戦錬磨の監督。試合会場で波に乗るチーム、波に飲まれるチーム!それは監督の腕ひとつだ。とくに中学生、高校生、ましてや小学生は・・・。だからすべてのチームに試合が終るまでは「あきらめるな」「油断するな」と励ましたいのだ。』
 
 私はまだまだ小さいことに一喜一憂し、全てを把握しきれず、気持ちもエレベーターのようになっていると感じる。監督として、どっしりと構え、いいときもあれば悪い時もある、でも最後まであきらめなければ、きっと波は来るぐらいの気持ちで明日からの練習では心がけていきたいと思う。本当に監督の腕次第だとつくづく思う。日々努力。
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