アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

イヌタデ - 愛知県岡崎市

2018-05-13 17:30:28 | みんなの花図鑑

別名の「赤まんま」のほうがなじみのある イヌタデ。
穂が白っぽくなっています。
花が咲いているためです。



白い花弁が5枚、雄しべとめしべを覆っています。
おっと、花弁ではなかったです。
では、萼片と呼ぶのか?
タデ科のばあいは 萼片 とも呼ばないそうです。



それが、花の外側で葉的で保護器官として機能しているときは 「萼片」(萼片の総体を萼)、
それが、花の内側で昆虫の誘因となるためなどに色づくことが多い器官を花弁(花弁の総体を花冠)と呼びます。



タデ科の場合は、「それ」は通常5枚ですが、
5枚の間に大きな形態変化がなく、機能が分化していないので、
萼片とか 花弁とは 呼ばず、「花被」と呼びます。

元は 5枚の花弁と 5枚の萼片のあったものが 花弁のほうが
退化して 萼片だけ残ったのかもしれません。
けれど それが証明されていないので
「花被」と総称しているということらしいです。



スイバ - 愛知県安城市・草むら

2018-05-13 16:57:37 | みんなの花図鑑

よく降りますねぇ (ー_ー)!!
このスイバ、天気のいい日に撮ったものですが、
スイバ なのか ギシギシ なのか 分からなくなったので、
雨の中 確認に行ってきました ∧||∧



葉っぱを確認に行ったのですが、
葉が茎を抱いていたので、
スイバでよかったと 思います。



私たちの地方では 「乞食のサトノキ」と言ってました。
サトノキは サトウキビ のことです。
茎をポキッと折って 皮をむいて じわじわしゃぶる・・・
そんな感じです^^



スイバ は タデ科ギシギシ属。
ギシギシより小さく、
上葉が茎を抱いていて、
果実は赤味を帯びてきます。



カマツカ - 入道が岳(三重・鈴鹿)

2018-05-13 13:49:15 | みんなの花図鑑

これも 登山の途中で 出会った花木です。
なんだか 街で見るトキワサンザシの花に似ているなと
思いました。
鈴鹿山脈の花図鑑(白色系)58種類 より
この名前を得ました。



花の直径は10~13mmで花弁は丸く、かわいらしい。
この花弁が合わさっているつぼみもまん丸である。
(岡山理科大学 植物雑学辞典 より)



カマツカ(鎌柄)の名は
材が硬くて丈夫なため 鎌の柄に使われたことから。


ツキヌキニンドウ(ロニセラ) - レストラン庭園(愛知・安城)

2018-05-13 09:39:06 | みんなの花図鑑

この写真は 昨日の夕方撮ったものです。
日陰になっていて しょぼくれた画像しか無かったので、
今朝(つい先ほど)撮りなおしに 自転車漕いで向ったら、
雨が降ってきて 仕方なく Uターンして帰ってきました (T_T)
というわけで・・・
こんな画像しかありませんが、
いちおう 昨日のをアップしておきますね。



ロニセラ(突抜き忍冬)は
スイカズラ科スイカズラ属(ロニセラ属)のつる性植物。
スイカズラ(Lonicera japonica)が 東北地方以南の山野に
自生しているのに対して、こちらは北米原産で、
日本には、明治時代に入ってきたもの。



私が知ってるツキヌキニンドウの花は
このように ラッパ型で、日本のスイカズラのように
蝶形には 開かないですが、ネット上では
スイカズラ型の紅花を咲かせている
ツキヌキニンドウの写真もあるようです。
果たして 同じ名前で 呼んでいいものか・・・

去年のツキヌキニンドウ(ロニセラ)


(追記)
どうやら スイカズラ型の花を咲かせるツキヌキニンドウは
英名 ハニーサックル のことのようですね。
ツキヌキニンドウの主な品種