アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ネズミモチ - 愛知県安城市

2018-05-19 19:45:37 | みんなの花図鑑

ネズミモチの花です。
トウネズミモチの花と比べて 花の筒部は長さ約5mmと
長いのが特徴です。



それと、今咲いているのは 皆 ネズミモチ と思われます。
トウネズミモチ は この後 咲きます。



ネズミモチと トウネズミモチ の区別は
果実で比べるのが 分かりやすいです。
ネズミモチは 長細い:トウネズミは 丸っこい。
果実がないときは 葉を透かしてみて
葉脈が透けて見えるのが トウネズミ;
あまりはっきりしなければ(主脈の周辺が黒くみえるときは)ネズミモチ。


ネズミモチの つぼみ です。
最近知った 同じモクセイ科の
イボタノキ の つぼみ にそっくりです ^^



マツバウンラン - 岡崎平野

2018-05-19 09:33:58 | みんなの花図鑑

1941年京都伏見で確認された北アメリカからの帰化植物。
在来種のウンランに比べ葉が細いのでこの名が付けられたという。



マツバウンランや オオマツバウンランの特徴として
花冠の背後に「距」とよばれるしっぽがついている。
マツバウンランの距は こんなくらいの大きさだが、
これがオオマツバウンランになると もっと大きく
途中でUターンして 前方に飛び出してきているらしい。
スミレの多くは 距を付けてますね。



で、「距」の機能は何かということですが、
花被の一部が 袋状になった部分ということで、
通常そのなかに 蜜を分泌する器官があります。
密を求めてやってきた虫媒者のうち、
花冠の奥の 距 まで口を伸ばせるような
送粉者を選別することに役立っているとされています。