アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

クロガネモチ - 篠目公園(愛知・安城)

2018-05-20 17:53:06 | みんなの花図鑑
クロガネモチは 雌雄異株 です。
そしてここは 市の公園です。
公園のクロガネモチは
秋に赤い実をつける 雌株を
植えることが多いのです。
クロガネモチは不思議だ


で、でも、この花は 花粉を付けた雄しべが勢い良く伸びています。
これは 雄花のように見えます。
ということは この木は 雄株です。
定説?に反して、この公園には
雄株の クロガネモチが植えてあるのです。



隣のクロガネモチの花です。
これは 中央の子房が膨らんできている雌花です。
ということは、雌株のクロガネモチ です。



そのまたとなりの クロガネモチの花です。
これは 花粉を付けた雄しべが目立つ、雄花です。
・・・どうやら 雄株と 雌株 を交互に植えているようです(^_-)



雄、雌、雄 と来たから、 こんどは 雌株ですね(´∀`)
子房が膨らんでいます。
花弁が落ちているのもあります。



公園の 雄株(雄花)はめずらしいので、
もういちど 雄花の容姿を確認しておきましょう。

そして、さいごに「まとめ」です。
公園に植栽されるクロガネモチは 雌株が植えられることが多い。
秋に赤い実が楽しめるからだ。
近くに 雄株 がなくては 受粉できないのでは!!
ということなかれ!
クロガネモチは 雌株だけで 果実を造りだしてしまうのだ!



トケイソウ - 愛知県安城市

2018-05-20 15:50:49 | みんなの花図鑑

大好きなトケイソウの花が咲いています。
さるお宅の生け垣に、毎年 咲きます。



ただし、花期については
おととしこの花を撮影したのは
7月2日の記録があるので
今年はかなり早い模様。



もうひとつ、ただし・・・
トケイソウが 皆 果物のパッションフルーツを
生らすのでは ないらしい。
単に 観賞用の トケイソウもあるということ。
じつをいうと、この生垣のトケイソウも
秋以降に 果実が実ってるのをみたことが
ない。


1)雌しべ:濃紫色で3裂しています。
2)雄しべ:5本あり基部で合着します。開花と同時に横~裏向きになります。
3)副花冠:糸状に広がり本種独自の構造といわれます。濃紫色~白~青色に。
4)花 弁:5枚のクリーム色です。(10枚に見えますが、半分は萼です)
5)萼 片:花弁と同色で5枚あります。裏から見ると萼は淡緑色です。
6)苞 葉:萼片の基部に3枚あるようです。


コナスビ - 岡崎平野・田の畦

2018-05-20 07:57:12 | みんなの花図鑑

この前、田んぼの麦畑のイヌタデを撮っていたら、
足元に 写真のような野草を見つけた。
あぜ道は コンクリートの豆板が渡してあって、
そこへ集団でせり出していた。
「野草 黄色い5弁花 匍匐性」などで検索しても
ピッタリのが出てこない(と思った)。
掲示板に 質問してみた。



そこで、複数回答者から 「コナスビ」と
教えてもらったのだが、
実は 質問する前に コナスビ の花の画像をチラ見はしていた。
ところが、その画像は 地を這ってるのではなく、
立ち上がっているような姿だったため、
似て非なり
と放棄していた名前だった。
もうちょっとだったのに・・・ 残念!



「日本全土の道ばたや庭にふつうに見られる。
茎には軟毛があり、地面をはって四方に広がる。
・・・花期は5〜6月。(野に咲く花)
サクラソウ科オカトラノオ属」
(松江の花図鑑 「コナスビ」より)
どこがどう似て オカトラノオ と同じ属なのか(@_@)