アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ホソバヒメミソハギ(改訂版) - 愛知県安城市UC

2018-09-05 18:07:07 | みんなの花図鑑
台風の被害はございませんでしたか?
こちらは 風で 豊田安城自転車道の木が倒れました。
通過して やれやれと思っていたら、
東海市のグループホームに入ってる96歳の義母のケアマネさんから
ホームが停電してしまい エアコンが動かなくなり
熱中症が心配なので 南生協病院に入院したから
手続きに来てくれ!と連絡あり!
テレビのニュースに出るような一日でした(´・ω・)


【訂正前のコメント】
これは ホソバヒメミソハギの つぼみ です。
クズといい、このホソバヒメミソハギといい、
今年は ちょっと 遅れているようです。

【訂正後のコメント】
大事なことを 見落としていました。
これは ホソバヒメミソハギの(つぼみではなく)花後でした。
花の咲くのが 遅れているのではなく、咲いて もう萎んでしまってる状態だったのです。

下は 昨年のほぼ同じ時期に撮った ホソバヒメミソハギ です。
ホソバヒメミソハギ - 愛知県安城市
大事なのは 撮った時間です。
↑のExif情報を見ると 8:37 とか 8:39 となっています。
ところが、今回の撮影は 午後3時の撮影でした。
日付はほぼ同じでも、去年と今年では 撮った時間が ぜんぜん 違ってます。
つまり、ホソバヒメミソハギは 朝の早い時に 開花し、
午後になると 花弁が脱落し、つづいて雄しべも脱落して
1枚目の写真のような雌しべの花柱だけ突き出た状態になるのです。


今朝、同じ場所に行って 確認してきました。 ↓

同じ場所の ホソバヒメミソハギ ですが、見事に 咲いてました。(撮影時刻 10:51)



どうやら、ホソバヒメミソハギは 朝の早い時に開花し、
この写真にあるように、自家受粉を済ませてしまうらしいのです。
上に見えるのは すでに 果実です。



この花は 先ほどの田んぼとは 別の場所で 撮ったものです。
この花のばあいは 雌しべに 花粉がついていません。



↑同じ花を横から見たものです。
蕚の中に 子房があるのですが、受粉前の子房なので
まったくふくらみがありません。



これは 受粉を終え、花弁が脱落し、雄しべも萎んでしまった花です。
蕚の中の子房から ツンと花柱が伸びています。
この状態から 子房が膨らみ 果実に育っていきます。

・・・以上のように、訂正します。
以下を読んでいて 気がつきました。

mizuaoiの植物観察事典
素晴らしい迫力の ホソバヒメミソハギ の花が登場します。




で、今年の トピック です ↑
な、な、なんですかこれは?!

ホソバヒメミソハギの 根っこ です (#^.^#)

【追加】別の田んぼの 根っこも調べてみました ↓

最初の田んぼのような サトイモの親芋みたいなのではありませんでした (T_T)


ヤイトバナ - 豊田安城自転車道

2018-09-05 09:03:26 | みんなの花図鑑
みんなの花図鑑カテゴリーの 第3000 回目の投稿となります(^^)
といっても、特段 変わったことをするわけではなく・・・

いつもどおり、自分の関心の赴くままに、行きます。
最近の関心の一つは ヤイトバナ(ヘクソカズラ)の花が
花のどこが あの大きな果実になるのか、ということです。
上の写真は 前から見た 花です。
赤い筒の中に 腺毛がびっしりです。
腺毛の中に もっと長い紐が2つ、見えます。



実は これが 雌しべの花柱で、管は花の長い筒を縦貫して
筒の根元の 子房に届いているのです。



子房は 長い花冠を支える蕚のすぐ下にあります。
子房は 蕚に包まれているので、外からは見えません。



子房は 受粉して上の花冠が脱落した直後は
ほとんどふくらみはありませんが・・・



ごく短時間に 一気に膨らむようです。
先ほども言ったのですが、子房は蕚の中にあり、
蕚に包まれたまま 膨らむのだということです。
蕚は 果皮のような役割をしているともいえますね )^o^(